その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ロンドン インベントリーチェック

2009-12-06 00:50:57 | ロンドン日記 (日常)
 先月の引っ越しにまつわるエピソード。

 こちらでアパートを借りる時、出て行く時には、インベントリーチェックというものを行い、備え付けの家具や食器の在庫確認とともに、家の中の傷の付き具合などをチェックし、家主(の管理委託会社)と借主の双方で確認します。

 先日、先月出て行ったアパートの退室時のインベントリーチェックの内容が送られてきました。カーペットの毛羽立っていた、コンロが汚れている、窓の留め金がない、風呂のチェーンが切れてる、冷蔵庫の棚が一つない・・・などとあることないことを散々指摘してあったあげく、修理代として300ポンドの請求書が同封されってありました。唖然・・・

 確かに3割ぐらいは本当ですが、もともと壊れていたり、身に覚えがないものだったり。さすがにこれで300ポンドはないだろうとメラメラと怒りが燃え上がり、管理会社へクレーム。「だいたい入居の時にカーペットの状態なんかチェックしていない。風呂のチェーンは最初から切れていると申告している。止め金も最初からなかった(ハズ)。冷蔵庫は故障して半年前に替えたばかり。入居の時はあんないい加減なチェックしかしなかったのに、出るときだけこんな詳細なレポートが来るなんて、アンフェアだ。そもそも、そっちの都合で無理やり出て行かされて、こっちは大変迷惑したんだ。1年間しか使ってないのに、こんなに修理代がいるわけないだろう。」などなど・・・。管理会社は「もう一度、確認して連絡する」とのこと。

 1週間後、何の連絡のないまま、新たな請求書だけ送ってきました。なんと、修理代 0ポンド。逆にこのいい加減さにも驚きですが、やっぱり、言わないと何も始まらないことが改めて身にしみました。300ポンドをセーブした嬉しさよりも、何か「こんなのありかあ~」という、割り切れない思いや疲労感が残った小事件でした。
コメント
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