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その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

1泊3日の弾丸出張の合間にスタンフォード大キャンパスをジョギング

2016-05-16 22:23:26 | 日記 (2012.8~)
 先週後半、ボスのお供で急きょ米国シリコンバレーに出張しました。今回も凄いスケジュール。金曜日の19:00過ぎの飛行機に乗ると、日付け変更線をまたいで時計の針がぐーっと戻って、現地には同じ金曜日のお昼前に到着します。午後から午後8時までパートナー会社との打ち合わせ、その後夕食会。そして翌日の土曜日は朝8時半から夕刻4時まで打ち合わせ。そのまま空港に向かい、7時過ぎの飛行機に乗って、羽田空港に日曜日の夜の10時半着。この予定だと、日本の職場を留守にするのは金曜日の午後だけで済みます。でも、こんな日程を組んだのは誰だ!?

 この急な出張のため、楽しみにしていた日曜日のチック・コリアと小曽根真が共演するN響定期にも行けず涙。ただ、そんな中で、唯一の息抜きは朝の小一時間を使ってのホテル近くにあったスタンフォード大学キャンパス内のジョギング。これまで、このエリアは冬場しか訪れたことが無かったのですが、今回初めて、初夏の緑が映えるキャンパスを走ることができました。何枚かスマフォで撮ったスナップをご紹介します。


《キャンパスの中心部へ向かうPalm road。朝早くて人がいない》


《立派な大学博物館。入ってみたいがまだ8時前なので入れません》


《博物館横にあるロダンの彫刻》


《キャンパス中心部》


《中国からの観光ツアー客もいました》


《伝統・格式はOxbridgeにはかないませんが、大学って良いですね》


《大学の教会》


《いわゆる大学生協。1時間後には開店するんだけど・・・残念。いろいろ大学グッズをお土産で買いたいのに》


《前回訪れたときはこの辺りは工事中でしたが、随分綺麗になってました》


《カレッジ・フットボールのビルボード》

 大学キャンパスって居るだけで、可能性に満ちたプラスの気が感じられる、不思議なところです。短い時間でしたが、一杯の元気を貰いました。

2015年5月14日 AM6:45~AM7:40

パロアルト 弾丸出張 

2016-01-15 08:49:28 | 日記 (2012.8~)

≪唯一の写真記録が、帰国便搭乗前にサンフランシスコ国際空港で飲んだ地ビール≫

 長い間、サラリーマンやっているとこんな出張にも出くわします。

 仕事を夜9時近くまでこなして、そのまま羽田空港へ。0時5分発のJAL便でサンフランシスコに向け離陸。日付け変更線をまたいで、当日の3時30分頃着陸(飛行時間は8時間ちょっと)。入国やレンタカーなど借りて、目的地のシリコンバレーの一角パロアルトのホテルへ。午後6時到着。荷物(といっても小型のキャスターバック1つ)を降ろして、ホテル近くのレストランで9時過ぎまで夕食を兼ねて、ボスと翌日の作戦会議。部屋に戻ってからも、日本からのメール対応。

 翌日は早々にチェックアウトした後、現地のパートナー会社にて9時から夜の8時半までタフなミーティング(昼食は出前のカレー)。夜9時からの短いディナーの後、空港へ急いでバック。0時45分発の飛行機で羽田へ。羽田には朝5時到着。とりあえず、シャワーを浴びに自宅に戻って、その後、定時にオフィスに出勤して、通常勤務に戻る。

 新年早々、この3日間の労働時間半端なし。なんか、大変な1年になりそうな予感。


御礼、200万PV達成

2015-11-26 00:00:30 | 日記 (2012.8~)
 本日(2015年11月25日)をもって、ブログ開設以来200万ページビューを達成いたしました(2,000,720 PV)。ロンドンに赴任し、しばらくのホテル暮らしの後、住居を決めてネットがつながり、ブログを開設した2008年12月以来、丁度丸7年、日数にして2524日目にしての節目です。

 細々と続けてきた当ブログですが、訪問いただき、目を通していただいた皆様へお礼申し上げます。「ありがとうございました!」。コメント、メッセージ、トラックバック等頂いた方には、特に大感謝申し上げます。皆様からのフィードバックが継続の励みになりました。

 もともと単身赴任だった自分から家族に向けての近況報告として始めたブログでしたので、決して高PVを目指したものではないのですが、目を通していただく人がいるというのは、何とも嬉しいものです。今や自分自身の記録とともに、記憶にも欠かせないものになりました。日進月歩のITの世界では、ブログはすでにオールドメディアとなった感がありますが、自分の体験を自分の中に残し、更にそれを外の人と共有できるという点において、素晴らしいメディアだと思います。

 いつまで続けれられるかはわかりませんが、しばらくは継続していくつもりでありますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

いよいよ明日 第1回さいたま国際マラソン

2015-11-14 10:13:19 | 日記 (2012.8~)


 いよいよ明日に迫ったさいたま国際マラソン。緊張感が高まってきました。

 昨夜は終業後に、さいたま新都心にあるさいたまスーパーアリーナへゼッケンを受け取りに。参加者は5000名に制限されているので、会場のわりには人気も少なく都市型マラソン大会としては、やや寂しい感じ。東京マラソンぐらいの大マラソンEXPOが開催されれば、お祭り気分も盛り上がるのでしょうけど。ボランティアの方々には暖かくお迎えいただきモチベーションアップになりましたが、わざわざ高い電車賃払って大宮まで来たのだから、企画としてはもう少し一捻りあってもいいんじゃないかな。


《受付会場。なんか会社説明会に向かうスーツ軍団のよう》

 今回、いつになく緊張感が高まっているのは、4時間以内という制限時間につきます。過去に4時間以内で走ったことは2度しかないにも関わらず、無謀と言えなくもない今回のチャレンジ。私のスタートエリアだと、スタートラインにたどり着くのに5分はかかるはずなので、実質3時間55分で走りきらなければいけません。

 自己新記録だった今春の東京マラソンではネットタイム3時間48分台でしたが、平坦な道が続く東京マラソンに比べ、今回のコースは難易度が桁違い。小さいながらもアップダウンの連続で、どうみても一定ペースで走り続けるのはなかなか難しそうです(下のコースマップの高低差参照)。完走メダルと完走タオルを持って帰るためには、1秒も無駄にはできません。

 しかし改めて各関門の制限時間や見たりすると、ちょっとしたアクシデントや出来事があるとアウトの可能性大。今回は私になりに練習も重ねてきたし、レースに向けてはペースも含めて結構考えてますが、さて思い通りにいくか。



《レースプラン》
 0~20K:アップダウンがある前半は、ひたすら我慢の走り。小出監督の「タイムためるな、体力ためろ」を実践し、キロ5分25-30秒で淡々と走る。
 20~30k:ハーフを過ぎて平坦な道となるこの部分は多少ピッチを上げて加速する。キロ5分15-20秒で走りたい。
 30~37k:再びアップダウンが続く我慢の7k。ペースが落ちるのは覚悟。キロ5分30秒を維持できればうれしいが35秒も可。
 37~42k:最後は気合で。体力の残り方次第だが、再び平坦な道になるので、できればキロ5分25秒で。

 最終ネットタイムは3時間50分を切るようがんばる。


 こう書いてみると、ほとんどペースには差がないように見えますが、実はこのキロ15秒ぐらいの違いが、私には全然違います。走ってみないとどんなアクシデントが出るか全くわからないのがフルマラソン。そのアクシデントにどう適応できるか、自分が試されます。

 頑張るぞ~。

FC東京 vs 松本山雅FC @味の素スタジアム

2015-09-27 10:37:01 | 日記 (2012.8~)
 今シーズン初のFC東京応援です。以前はホームゲームは毎シーズン少なくとも5試合ぐらいは行っていたのですが、ここ2-3年は2ゲーム程度。一応、15年来FC東京サポーターのつもりでいますが、返上せねばならぬかも。



 この日の対戦相手は松本山雅FC。今シーズンからJ1入りしたチームだし、下位争い中のようであるので、今日のスタジアムは閑古鳥かと思っていたら、凄い賑わいでびっくり。試合開始45分前には着いたのに、家人と一緒の席を見つけるのも難儀するほどでした。久しぶりの熱気と応援の音声に、お祭り騒ぎを楽しむどころか、ちょっと戸惑う程でした。

 試合は前半戦にFC東京が前田の綺麗なシュートで先制して、そのまま逃げ切ったものの、正直あまりエキサイティングな試合とは言えませんでした。こう言うと嫌われるのは分かっているのですが、プレミアリーグと比較すると、試合展開がスローなんですよね。あと、終盤はもう時間稼ぎ見え見えのプレイが続き、あれではファンとしてもちょっとフラストレーションがたまります。逆に松本山雅のほうが気迫を感じたなあ。特に後半は。

 試合内容はイマイチでしたが、スタジアムの熱気は凄いものでした。松本山雅もアウエー席一杯に揃ってたし、アウエー側2階席も結構、入ってました。入場者数は約36000名とのこと。スタジアムに行くのはこの雰囲気を味わうためのようなところもありますから、行ってよかった。

 年間順位3位のFC東京。さらに高みを目指して、がんばれ。


《松本サイドの応援もたいしたものです》

2015年9月26日

東京マラソンより帰還

2015-02-22 21:01:27 | 日記 (2012.8~)


 東京マラソン完走してきました!詳細は、また別にご報告しますが、雨の天気予報も外れ、気温も思ったほど上がらず、走るには最高のコンディションでした。そして、何よりもロンドンマラソンに勝るとも劣らない沿道の声援が背中を押してくれました。ここで記録が出なかったら、いつ出る?そんな環境です。

 そのおかげもあって、ネットタイムを自己新記録の3時間48分台でゴールすることができました。さらに嬉しいのは、グロスタイム(スタートの号砲が鳴ってからのタイム。私の場合はスタートラインをまたぐのはだいたい7~8分後)である公認記録でも4時間を切ることができ、名実ともにサブ4ランナーの仲間入りです。

 今回は自分としては、相当準備を重ねたつもりだったので、期するところが大いにあったのですが、それが結果として表れて嬉しさいっぱいです。

 詳細は次の機会に・・・。とりあえず、ご報告まで。

東京マラソン 決戦前夜

2015-02-21 20:07:25 | 日記 (2012.8~)


 いよいよ明日に迫った東京マラソン。今日は東京ビッグサイトにゼッケンを取りに行ってきました。



 ゼッケン引き取りと同時開催されるマラソンEXPOがすごい人でびっくり。ロンドン在住時にロンドンマラソン、パリマラソン、アムステルダムマラソンなどのシティマラソンに参加してきましたが、EXPOの規模、派手さでは東京が間違いなく一番です。




《スポンサーの東京METROのポスター 堀北真希さんがさわやか》

 いろんな企画や展示がしてあり、歩いているだけで楽しいです。



 ほんとはじっくり時間をかけて情報収集したり、買い物したいところですが、明日の本番に備えて早めに切り上げました。

 天気予報が雨なのがちょっと心配ですが、3か月のトレーニングの成果を結果で出したいと思います。なんか大学受験生の試験前夜の気分。がんばるぞ~。

東京マラソン 本番一週間前の下見ラン

2015-02-17 01:35:37 | 日記 (2012.8~)
本番一週間前の下見ラン。今回は28k地点の浅草からゴールのビックサイトまでの14kを、ゴールイメージを描きながらゆっくりと走りました。銀座を経由して築地を過ぎると、ぐっと寂しくなりますね。一番つらい35k過ぎからがこの風景だと精神的にこたえそう。佃大橋などのアップダウンもあり、頑張りどころです。豊洲駅近辺は一時的に賑やかになりますが、最後の2kは相当辛くなりそうで、精神的タフさが求められます。


《雷門前からスタート》


《銀座通り。まだ10時半前なので人もまばら》


《歌舞伎座です》


《吹きっさらしの橋の上。眺めは良いのですが・・・》


《東京ビッグサイト。ゴール会場です》

この日も入れて2回テストランしてみて分かったのは、風が一番の大敵と言うこと。この日も体ごと飛ばされな風に何度もぶつかりました。レース当日は、上手く壁になってくれるような大男が近くに居れば良いのだけど・・・。

これでほぼ大会前の練習は終了。あとはしっかり体調を整え、3日前からのカーボンローディング(とは言ってもなんちゃってローディングですが・・・)に取り組むぐらい。この1週間は仕事が大変なのが分かっているので、何とか上手く凌ぎたいですが、思ったようにいくか・・・?

 帰りは滅多に乗らないゆりかもめで観光気分を。


《東京の冬の空は本当に綺麗です》


《ベイブリッジ》

アシックス GELFEATHER GLIDE 2 WIDE

2015-02-07 16:44:04 | 日記 (2012.8~)


 あと2週間に迫った東京マラソンのために、この冬買い換えたアシックス社のランニングシューズGELFEATHER GLIDE 2 WIDEです(写真手前)。

 ほぼ1年前に買った旧モデル(写真奥)は、サイズが思いのほか窮屈だったのと、さほど走りこんでいるわけではないと思うのですが、親指の下あたりのソールが擦り切れて第2層が出てきたので、1年で泣く泣くお役御免となりました。耐久性という点では、以前履いていたGEL-NIMBUS、GT-2000NewYorkとかの初級者モデルの方がずっと良いのですが、しっかりできている分どうしても重めになります。それでGELFEATHER GLIDEシリーズに代えてみたのですが、1年で交代とは意外でした。私の走り方が悪いのかな?

 今回はサイズを0.5cm大きいものを購入しました。練習で計100キロぐらい履いてますが、足にしっかりフィットしてます。これで自己新を目指します。

 

 

東京マラソン トライアルラン

2015-02-05 22:27:12 | 日記 (2012.8~)
 2月22日の東京マラソンまでいよいよ3週間を切り、事前準備も調整期に入ろうとしている。今回のレースは、個人的に期すところがあり、過去にないほどトレーニングを積んでいる。真面目なランナーには笑われてしまうような内容であるが、12月、1月は月間総走行距離は160kを超えたし、何よりウーイクデーも1日だが必ず5-8km走っている。おかげで、もともと贅肉はあまりついてないほうだが、この2ヶ月で体重は2kg減り、グランドを走り回っていた高校時代の体重まで落ちた。周りからは、病気ではないかと冗談交じりに言われる始末である。

 結果がどこまで着いてくるかは当日のお楽しみだが、先週の日曜日にコースの試走をした。さすがに42kは練習には長すぎるので、新宿~飯田橋~竹橋~日比谷~品川(折り返し)~銀座~日本橋~浅草(折り返し)~日本橋の約32㎞を3時間かけて走ってみた。天気も良かったので、気分も良い。


《品川を折り返し、田町付近。実は道を間違えてしまった》

いくつかの気づきは・・・
・当日の天気のせいかもしれないが、風が強かった。新宿エリアのビル風、皇居の周辺の吹きっさらしなど、風に戻されるような感覚も。これはある程度覚悟しないといけなさそうだ。
・当日のスタート時間よりも1時間ほど早くスタートしたのだが、新宿エリアはビルの陰になって殆ど日が当たらないので滅法寒い。防寒要。
・新宿~飯田橋は、緩い下り坂が続くので注意要。ここで調子に乗っちゃうと、きっと後半持たなくなりそう。コントロールしないと。
・東京の地理がわかっているだけに、自分の感覚距離と実際の距離感覚が違うのに戸惑う。実際の距離は日比谷~品川往復で10kだが、自分の感覚距離ではもう少し遠い気がしていて、日比谷の10k地点で「これから品川まで往復してもまだハーフかあ~」という感覚は精神的にちょっとダメージ。


《浅草、雷門。28k地点ぐらいだけど、このあたりからがホントの後半戦》


《浅草からスカイツリーを望む。空の青さが眩しいぐらい》

 32k以降のラスト10kのテストランは来週を予定。終盤である上に、コース的にもアップダウンが重なるので、ここが一番苦しいはず。ここを乗り切れば、4時間切りが現実的なものになりそうだ。健康管理に気を付けて、なんとかして自己ベストをもぎ取りたい。

米国出張 憧れのスタンフォード大学キャンパスをWalking

2015-01-15 21:16:09 | 日記 (2012.8~)
 

 今回、シリコンバレーを訪れたからには是が非でも行きたかったのがスタンフォード大学。グーグルの創立者セルゲイ・ブリン、ラリー・ペイジら数多くの起業家達が学んだ聖地の中の聖地です。

 ただ今回の出張はスケジュールが目茶タイトで、3日間で自由になる時間は殆どなし。それでも無理やりやり繰りして、タクシー飛ばして日の出時間(7時20分頃)に間に合わせてキャンパスを訪問。足の向くままのキャンパスツアーをしました。生憎の曇り空、しかも土曜日の朝とあって学生とも殆ど出くわすことも無かったのですが、その分、自己満足の世界に浸ることが出来ました。

 第一印象はデカイ(Huge!)、そして美しい(Beautiful!)。いかにもアメリカの大学といった緑あふれる広大なキャンパスにすっかり魅了されます。キャンパスを訪れて最初に目立つのは、道路沿いに茂る巨大なヤシの木。スタンフォード大学のシンボルマークに木が描かれているのですが、その理由が分かりました。


《キャンパスのいたるところにあるヤシの木》

 1891年創立と言うことですので120年以上が経っているのですが、継続的にリノベーションされているのか建物はどれもとても綺麗です。統一的に配色された校舎がキャンパスに映えます。天気が良ければ、更に美しいのでしょう。

《フーバータワー》


《なぜか、トーテムポール》

 驚いたのはキャンパスの一番中心部に大きく綺麗な教会があったこと。中には入れませんでしたが、威厳ある建物はまさに大学の魂のようです。


《奥が教会》


《ロダンの彫刻》

 このほかにも、図書館、ユニオン(いわゆる日本の大学の生協)、ビジネススクール、エンジニアリングスクールなどの建物を見学。アカデミックな雰囲気が漂います。

 今回は時間の関係から中心部のみの見学に留まりましたが、とにかく大きいのでそれだけでも1時間半かかります。タクシーを飛ばして急ぎ会議に間に合わせましたが、清閑な中でのおひとり様キャンパスツアーは、何とも贅沢な時間でございました。こんなところで勉強できたらなあと、ムラムラと勉学意欲が湧いてくる不思議なパワースポットです。無理してでも行って良かった!

米国出張 シリコンバレーの香りを嗅ぐ (ウーバーに乗る)

2015-01-13 23:10:17 | 日記 (2012.8~)


 先週、滅多にない海外出張があり、現地3泊で米国のシリコンバレーに行ってきました。米国は前回訪れたのが、2002年のプライベート旅行でしたからなんと13年ぶり。それこそ、英国赴任前はアメリカ大好き小僧だった私には、ひときわ懐かしい再訪となりました。しかも、訪問地は私にとって処女地であるシリコンバレー。ソフトウェア、エレクトロニクス、コンピュータ企業、インターネット関連などなどのハイテク企業の聖地です。

 ただ、実際に行ってみると、シリコンバレーと言ってもそういった地名があるわけではないし、3日間会議室に缶詰でしたので、アップルやグーグル、フェイスブックのオフィスを見たわけでもなく実感には乏しかったのは残念・・・。それでも、いくつか「さすが!」と思ったところがありました。

 一つは、良く言われることですが、投資家や起業家たちの人的ネットワーク。今回、おつきあいのある米系企業の幹部を訪ねたのですが、夕食のお誘いを受けたレストランでは、近くのテーブルに、彼と知り合いの某有名投資銀行のインベストメントバンカーが食事中。お互いが声を掛け合った後は、すぐに我々も「日本からのお客さん」ということで紹介され、「誰々を知っているか?」とか「あの(新しい)企業は面白い。紹介するぞ。」などのビジネスの話がはじまります。映画では見たことあるけど、なんかこのスピード感が凄い・・・(感心している場合ではないのですが)。

 また、最近は日本でも展開していると聞きますが、タクシーの配車システム「ウーバー(Uber)」というサービスを始めて体験しました。これは、スマートフォンからタクシーを呼ぶサービスで、迎えにきてほしい場所を地図上でタップすれば、近くにいるドライバーがすぐに返答してくれるサービスです。まさにシリコンバレー発のサービス。

 最終日、訪問先でパートナーさんがスマートフォンを操作すると、地図上に利用可能(待機中)の車が何台か現れ、到着まで●分とかまでわかります。さらには、ドライバーや車の属性までが表示されます。一番近くにいたのは、主婦のアルバイトドライバーだったらしく「3分で来れるらしいけど、この車は貴方にはお勧めしない」と言って、次の候補を探しにまたタップ。すると今度は黒い車のハイヤーばりの車。「これなら大丈夫だ」と言って予約。値段もタクシーより3割安くて、サービスもずっといいとか。

 ただどうも話を聞いていると免許を持ったタクシーとは別のよう。「それって、大丈夫?日本なら白タクってイリーガルですよ」と言うと、「裁判にはなってるところもあるらしいけど、心配するな。タクシーよりずっとプロフェッショナルなサービスが受けられる。主婦やサラリーマンが空き時間に車を運転者になるから供給側もこずかい稼ぎになる。こんな良いサービスないだろ~」

 お約束通り5分待って登場したのは確かに黒塗の立派な車。英語はとってもスパニッシュ訛りがあったけど紳士然としたドライバーがさっそうと登場して、私のためにドアを開けて、スーツケースも運んでくれました。運転の方も乱暴なタクシー運転手よりはずっと良くて、サンフランシスコ国際空港まで1時間弱を安心・安全に運んでくれました。
 
 短い滞在期間でのちょっとした経験だったのですが、メディアを通じてしか知らなかったシリコンバレーを初めて肌感覚として感じたのは、私にとっても非常に勉強になる出張でした。もちろん、研修ではないので、これから仕事の成果を出さねばならないのですが・・・

《おススメ》 彼岸花の群生 @野川公園

2014-09-23 14:22:28 | 日記 (2012.8~)
 彼岸花(Lycoris(リコリス)、曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれるらしい)って、不思議に毎年きちっとお彼岸の頃に咲いてますね。週末の東京近郊ウォーキングで、三鷹市と調布市の境にある野川公園を通った際に、目の覚めるような彼岸花の群生を見かけました。


《歩いていたら林の奥に真っ赤な絨毯が・・・》


《少しズームで撮ってみました》


《更にズーム》

 陽の光を受けて真紅に輝く花と林の陰となった花が作るコントラストも美しく、しばらく見とれていました。

 いつごろまで咲いているのかはわかりませんが、お近くの方は訪れる価値が十分あると思います。


 2014年9月21日

台北観光(最終回): あれこれ雑記

2014-08-23 08:50:42 | 日記 (2012.8~)
 2年連続の訪台だったのですが、それでもいくつか変化を感じました。

 まずは、市内のMRT(地下鉄)がますます便利になってました。中山駅近くに宿を取ったのですが、昨年は台北のランドマークである超高層ビル台北101(2007年までは世界一高い完成建築物)に行くには、地下鉄を乗り継いでその上15分ぐらい歩く必要があったのですが、信義線というのが延長開通していて、乗り換えなしでビルの地下まで行くことができるようになっていました。また、市内にある超便利な松山空港までもMRTが伸びていて、タクシーを使わずに市内のどこからでもアクセス可能になってます。松山空港は、東京言えば羽田どころか品川に空港があるようなものですから、タクシーでも東京のワンメーター値段で市内中心部に出られるのですが、更に便利になった感じです。

 あと、ロンドンやパリで見かけた無料(2時間)の公共自転車に多くの人が乗っているのを目にしました。車、オートバイがあふれる台北の街に自転車は少々危険ではないかと思ったのですが、主要道路には自転車専用道路が側道にしっかり用意されていて、安全かつシステマティックに利用できるようになっています。昔、台北で育った友人が「私は自転車に乗ったことがない。台北は危なくて自転車になんか乗れないから・・・」と語っていたのがウソのようです。台北はコンパクトにまとまった都会なので、自転車を駆使すれば、相当機動力のある観光ができるはずです(ただ、今回のような真夏に自転車を乗り回すのは相当根性がいりますが)。

 地下鉄の整備や自転車の普及のせいもあるのでしょうか、10年前に初めて訪れた時、台北と言えば交差点に3重、4重になって信号待ちするオートバイとその爆音が印象的だったのですが、そのオートバイがずいぶん減った気がします。確かに交差点前にオートバイは並んでいますが、昔のような重なりあってという感じではありませんでした。街中のエンジン音が小さくなって、少し落ち着いてきた印象です。


≪アジア的な通りの風情は変わってませんが、オートバイは減った気が≫

 一方で、変わらないものと言えば夜市。今回は、定番の士林夜市ではなく寧夏夜市という中山駅近くのB級グルメが売りの夜市に足を運びました。規模は士林夜市に比べると小さいですが、賑わいはこちらも負けていません。夜9時前後でもムンムンする夏の夜の蒸し暑さと市場の熱気に、観光客といえどもそれなりの覚悟がないと、負けてしまいます。事前リサーチが十分でなかったので、特に目当てもなく、お店に入りましたが、美味しい牛肉麺を頂きました。やっぱり、夜市は台北一の観光資源ですね。


≪食べ物の露店がひたすら並びます≫

 身近で、都市化への変化を遂げつつ、なお昭和的な雰囲気を残す台湾はお奨めです。


≪今回の一押し「薬膳スープ」≫


≪小龍包は欠かせませんね≫
 

台北観光(4): 国立故宮博物院

2014-08-19 21:34:53 | 日記 (2012.8~)
 上野の国立博物館で大規模な故宮博物院展が開催されているところですが、やっぱり台北に来たら足を運びたくなる故宮博物院。2年連続での訪問です。



 定期的に展示物が変わるので、2年連続でも全く飽きません。今回も、博物館主催の英語のガイドツアー(無料です!)に参加しました。2時間近く案内していただきましたが、紹介される品々も前回と殆ど被ってなかったのも印象的でした。オーディオガイドもありますが、いろんな国からの観光客の興味や関心が質問で分かるのも、面白いところがあります。今回は、小学4年生ぐらいのインド系アメリカ人の男の子が質問魔で、それもかなり鋭い質問を連発してくれたので、私の理解も深まりました。

 今回は土曜日に訪問したせいでしょうか?昨年以上の混雑ぶりに驚きました。既に日本から帰還している「翠玉白菜」には数十メートルの行列が出来ています。8割がたは中国本土からの観光客とお見受けしますが、本土から運ばれた至宝の品々を観て、どんな会話をしているのか興味深いものがあります。


≪朝9時半で既にこのロビーの混みよう≫


≪12:00ごろにはオーディオガイドも売り切れ≫

 行き方はガイドブックにはバスでの行き方とかもありますが、私は時間とコストのバランスを考えればタクシーをお勧めします。台北市中心部(中山駅近辺)からでも250台湾ドル(900円ぐらい)です。金曜日とかは夜間開館もしているようなので、訪問時間は選んだ方が良いかもしれません。