ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1751、十大ニュース2012

2012年12月31日 | Weblog
毎年恒例の十大(重大)ニュースが新聞や調査機関で発表されています。
新聞各社や調査機関によって多少の順位の違いはありますが上位に入るのは同じようなニュースなっています。
下の順位は我家で購読している読売新聞のものです。「1262、早朝3時から並ぶ」を参照
読者からの投票で選ばれます。

海外の10大ニュース
1位、米大統領選でオバマ氏が再選
2位、中国共産党総書記に習近平氏
3位、金正恩氏が朝鮮労働党第1書記に
4位、英エリザベス女王の即位60年で祝賀行事
5位、ミャンマー議会補選でスー・チー氏当選
6位、露大統領にプーチン首相が当選
7位、大型ハリケーン「サンディ」、米で死者100人以上
8位、シリア内戦が泥沼化
9位、NASA無人探査車が火星に着陸
10位、スペインがユーロ圏に金融支援要請、欧州の財政・金融危機続く

今年は各国で指導者が交代しました。(新、再、復帰、世襲)
1位のオバマ大統領は再選。
2位の習近平氏は10年ぶりのトップ交代
3位の金正恩氏は金日成氏、金正日氏に続いての世襲で超長期政権。
6位のプーチン氏は4年ぶりに大統領に就任。
2000年5月7日~2008年5月7日まで2期大統領を務めました。
2008年5月8日にメドヴェージェフ氏に大統領職を譲って首相に退いていましたが、実質的には権力を維持していたので長期政権で、どこまでやるか。
ロシア憲法では大統領の3選は禁じられていましたが憲法を改正して3期目の大統領に就任しました。
任期は4年でしたがこちらも憲法を改正し、6年になりました。
日本でも憲法改正の議論がありますが無理でしょう。
7位の大型ハリケーン「サンディ」はアメリカ東海岸に甚大な被害をもたらしました。

国内の10大ニュース
1位、ノーベル生理学・医学賞に山中教授 
2位、東京スカイツリー開業
3位、ロンドン五輪、史上最多のメダル38個 
4位、政権問う師走の衆院総選挙 
5位、尖閣国有化で日中関係悪化 
6位、金環日食、932年ぶり広範囲観測
7位、中央道トンネルで崩落、9人死亡 
8位、巨人が3年ぶり22度目の日本一 
9位、地下鉄サリン事件で特別手配の菊地容疑者ら逮捕、オウム捜査終結へ
10位、兵庫県尼崎市のドラム缶遺体事件、連続遺体遺棄・行方不明事件に発展
安倍総理誕生(12月26日)のニュースが入っていません。
この投票が行われたころはまだ選挙中だったようです。(4位)
毎年十大ニュースが発表されますが、発表後に大きなニュースが起きたらどうなるんだろう。
十大ニュースの改正は聞いたことがないし、翌年に入れるわけにもいかないので番外か?
去年も十大ニュース発表後に大きなニュースがありました。
1374、ビッグニュース」を参照
読者からの投票で選ぶので、年末に発表するにはその前に締め切らなければなりません。
12月半ばに発表するところもあります。

1750、講習会

2012年12月30日 | Weblog
銃による事件が頻発しているアメリカでは銃の講習会が行われているようです。
ユタ州のソルトレークシティー近郊では市民に銃の扱い方を教える講習会が開かれ、教員約200人が参加しました。
コネティカット州ニュータウンの小学校で起きた銃乱射事件を受け、子供たちと自分の身を守るには銃の撃ち方を覚えておかなければならないからです。
銃を持っていても扱いに精通していないと、とっさのときに役に立ちません。
GUN SHOP」でも撃ち方を教えてくれます。

講習会にもいろいろありますが、日本では考えられません。
競技者や警察官などを対象とした講習会はあると思いますが、一般の市民を対象とした銃の講習会は聞いたことがありません。
銃規制に関する議論が高まる中、銃を購入する人が急増しているようです。
米国人の約7割が、一定の規制下で銃の所持を認めるべきだ、という調査結果が出ています。
1748、悲劇の後も」を参照

銃の話ばかり書いているとアメリカは危険な国のように見えますが、ニューヨーク市の殺人事件は減っています。
ブルームバーグ市長は28日、警察学校の卒業式で、ニューヨーク市内で今年発生した殺人事件は28日現在414件で、統計取り始め1963年以降年間の発生件数が最少にとどまる見通しを示しました。
414件のうち237件は銃によるものです。
1721、珍しい記録」を参照
殺人事件が最も多かったのは1990年の2245件でした。
発砲事件は23日現在1353件で、こちらも統計を開始した1994年以来最も少ない年間件数になるようです。

私は1993年まで20年間ニューヨークに住んでいましたが、発砲事件を見たことはありませんでした。

1749、バットを置く

2012年12月29日 | Weblog
松井秀喜選手がバットを置きました。
日本で10年、大リーグで10年、日米通算20年間活躍してきましたが27日(日本時間28日朝)、ニューヨーク市内のホテルで記者会見し、現役引退を表明しました。(上の写真)
38歳でまだやれそうですが「チャンスをもらいながら、結果が出せなくなった」と、引退を決意したようです。
10年目の今季は所属先が決まらないまま開幕を迎えました。
シーズン途中でレイズとマイナー契約を結び、メジャー昇格を果たしましたが、試合に出たのは34試合で、打率・147、本塁打2、打点7に終わり、7月25日に戦力外通告を受けていました。

1992年のドラフトで4球団が1位指名する中、巨人の長嶋監督が当りくじを引き当て、巨人に入団しました。
1993年、東京ドームでライトスタンドに放った初ホームランの弾丸ライナーは今も鮮明に覚えています。
巨人の4番として活躍していました。
2002年オフにFA宣言し、2003年にヤンキースに移籍しました。
デビュー戦でいきなり満塁本塁打を放ち、ヤンキースでも4番を打ちました。
2009年のワールドシリーズではMVPを獲得しました。
その後はエンゼルス(2010年)、アスレチックス(2011年)でプレーしましたが膝の故障などもあって思うような活躍はできませんでした。
超高校級選手として甲子園で5打席連続敬遠の伝説を作り、巨人の4番として本塁打王、打点王各3回、首位打者1回、シーズンMVP3回受賞など輝かしい記録を残しています。。
日米通算507ホームラン、通算安打数2643など記録も素晴らしいものがありますが、記憶(心)に残る選手でした。
特筆すべきはその人柄で、多くの人に慕われました。
つわもの揃いのヤンキースでもチームメートから愛されました。
引退の報に元チームメートのジーター選手は「ヤンキースの多くのチームメートの中で、ヒデキはお気に入りの選手の一人で、彼を大いに尊敬している。彼の存在は2009年にワールドチャンピオンになれた大きな理由なんだ。」と功績を讃えました。
それを象徴するのが下の写真です。

2010年エンゼルスに移籍した松井がヤンキースタジアムに来たとき、敵となった松井をかつてのチームメートが迎えています。(右で抱き合っているのがアレックス・ロドリゲス、左で肩に手を置いているのがデレク・ジーター)

巨人時代の監督、長嶋茂雄終身名誉監督は「現代で最高のホームランバッターであった。」と称賛しました。

来季に向け日本の数球団からオファーがあったようですが「10年前の松井秀喜を見せられなくなった。」と語っています。
ファンもゴジラのままの雄姿を記憶に残しておきたいと思います。
大リーグに行くときの記者会見で「裏切り者と言われるかもしれない。」と語っていたのが印象的です。
でも、そう思った人は誰もいないと思います。
さらに、「命を懸けて頑張りたい。」とその決意を語っていました。
このとき日本で再びプレーすることはないと心に決めていたようです。
日米での経験を生かし、今後は指導者として活躍することを願っています。

*このブログに一番多く登場したのは松井選手かも知れません。
全く関係ありませんが、私がアメリカから帰国したのが1993年3月で、松井が巨人でデビューしたのはそのすぐ後です。
その10年後松井はニューヨークに行きます。
ヤンキースタジアムは松井にとって特別で、忘れられない球場になったと思います。
松井は新旧二つのヤンキースタジアムでプレーしました。
ヤンキースタジアムは私にとっても思い出深い球場です。
ヤンキースタジアムの位置は「6、大リーグが開幕」を参照

1748、悲劇の後も

2012年12月28日 | Weblog
24日、ニューヨーク州ウェブスター(Webster)で62歳の男が火災現場に着いた消防隊に発砲しました。
2人が殺害され2人が負傷しました。
火をつけ、消防隊を待ち伏せて発砲したようです。(容疑者は自殺)
「近所をどれだけ燃やせるか見たい。人を殺したい」といった意味の遺書を書いていました。
ウェブスターはニューヨーク州北部のカナダ国境に近いオンタリオ湖(五大湖の一つ)岸に位置していて、すぐ西にはナイアガラの滝があります。
ナイアガラの滝に車で行ったときこの辺りを通りましたが静かなところです。(ウェブスター近くのモーテルに泊まった)
このときはボストンからナイアガラに行き、ニューヨーク市まで帰ってきました。


ニューヨーク州周辺の地図(中央部のオーバニーはニューヨーク州の州都)

一方、西海岸のワシントン州シアトル郊外のベルビュー(Bellevue)にあるバーで24日未明(日本時間同日夜)、発砲事件があり、男性1人が死亡し男性1人が負傷しました。
事件があったバーは長女夫婦が以前住んでいたアパートのすぐ近くのモールにあり、このモールには何回か行きました。
83、デパートも稼ぎどき」と「988、年末商戦」の写真は同じモール

ニュータウン(Newtown)の悲劇の後も銃による事件は続いています。
銃規制強化が叫ばれていますが、銃を購入する人は増えています。
「自分の身は自分で守れ」と、子供に銃を持たせる親もいるようです。
西部ユタ州ソルトレークシティーの小学校で17日、拳銃を持って登校した6年生の男児(11)が当局に身柄を拘束されました。
今回連続している銃による事件は、治安の悪い地域ではなく、ニュータウン、ウェブスター、ベルビューなど静かな住宅街で起きています。

1747、カヌー転覆

2012年12月27日 | Weblog
昨日(26日)午前10時半ごろ千葉県の黒部川(利根川の支流)でカヌー転覆事故がありました。
複数の高校の生徒約50人が練習中に約10艇のボートが転覆し、生徒35人が川に投げ出され、一時、約15人の行方が分からなくなりました。
全員が無事に救助され「ほっと」しました。
現場付近では時折、風速10メートルを超える突風が吹いていて、波が立っていたようです。
風と波で漁師も漁を控えていたのに。
関係者は「このような天候でボートの練習を行ったのか分からない」と話しています。
昨日は群馬県も名物の空っ風が強く、畑に行くのはやめていました。
群馬の高校からも合同練習に参加していた生徒がいたようです。

8月にバーベキューをやったとき、高校生のボート部が練習していました。
このときの川も利根川の支流です。
監督に聞いたら群馬県でボート部がある高校は4~5校で、合同で練習することが多いと言っていました。
この日は穏やかで家族づれも楽しんでいました。

1746、40年

2012年12月26日 | Weblog
今年もアメリカからクリスマスカードが届きました。
その中に「シカゴのおじさん」からのカードもあり、「来年3月、日本に帰ります」と書かれていました。(上の写真中央)
40年近くアメリカに住んでいたので、感慨深いものがあると思います。
20代から60代まで、働き盛りをアメリカで過ごしました。
ご夫妻(奥さんも日本人)で、彼の故郷長崎に帰るそうです。


1744、初来日延期

2012年12月24日 | Weblog
シアトルの長女一家が昨日(23日)、日本に来る予定でしたが飛行機に乗れなかったようです。
リアム君の初来日は延期になりました。
成田まで迎えに行こうと思っていたらメールと電話がありました。
「フライト乗れなかった。赤ちゃんは出生証明書でいいと言われたのに空港でパスポートが必要だと言われた。フライト予約したときに2歳からパスポートだといわれたのに・・・。」
長女の夫が日本の正月を体験したい、ということでこの時期にしたようです。
日本は寒波襲来でインフルエンザも流行の兆しを見せています。(ノロウイルスも)
シアトルは冬でもそれほど寒くならず湿度もあり、リアム君は家の中を裸で走り回っているようです。
日本の寒さと乾燥(前橋はからっ風が名物で冬は乾燥)に慣れないリアム君にとっては良かったかもしれません。
長女には暖かくなってから来るように伝えました。
1730、部屋が寒い
上毛かるたで「ら」は「雷と空っ風 義理人情」と、群馬の風土を詠んでいます。


この人誰?
リアム君の最新の写真で、近くの図書館に行ったらサンタさんがいたそうです。

1743、ツリーも悲しそう

2012年12月23日 | Weblog
今日は12月23日。
アメリカはクリスマス休暇で最も華やぐ時期ですが、今年は全米が悲しみに包まれています。
ニュータウンの小学校で起きた悲劇は1週間過ぎても、悲しみは深まるばかりです。

クリスマスツリーも悲しそうです。

銃による事件が起きるたびに、銃規制が叫ばれますがなかなか改善されません。
全米に400万人の会員を擁し、ワシントンDCでのロビー活動も活発な全米ライフル協会(NRA)は銃規制に断固として反対してきました。
事件後、全米ライフル協会に対する非難が高まり、協会は「衝撃を受けており、悲しみに暮れ、心を痛めている。意味ある貢献をする用意がある」と述べていました。
しかし、「すべての学校に、武装した警察官を配置すべきだ。銃犯罪を防ぐために銃規制は逆効果」と開き直った発言もしています。
この事件を契機にアメリカは本気で銃規制に向かうと思われましたが、難しそうです。
銃規制を強化する動きがあることから、自衛のために銃を購入する人が増えていて、事件で犯人が使用したのと同型の自動小銃の販売が急増しているようです。

1742、今年の人

2012年12月22日 | Weblog
恒例の米誌タイム(TIME)の「今年の人(Person of the Year)」にアメリカのオバマ大統領が選ばれました。
去年は「抗議者(PROTESTER)」でした。「1396、$5.99」
オバマ大統領は2008年に続き2度目で、この年はチェンジでオバマ旋風を起こし大統領選で勝利しました。
今年は2008年程の盛り上がりはありませんでしたが、見事に再選を果たしました。
依然続く高失業率、財政の崖など問題山済みで頭の痛い状態が続きます。

1038、苦労が絶えない

タイムはオバマ大統領が「今年の人」に選ばれた理由として、大統領選に勝利して再選されたことや、「オバマ大統領は文化や人口構造が変化する中で、新しいアメリカの象徴であり、設計者だ」などとしています。
白人中心の国だったアメリカは増々多様化しています。
1169、白人が少数派に

北朝鮮の金正恩第1書記は残念。
ミサイル発射で世界に話題を提供しましたが。
1733、金