ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1171、日曜日は忙しい

2011年05月31日 | Weblog
城山三郎さんの『毎日が日曜日』という小説がありました。
高度成長期の商社マンが主人公で、ビジネスマンにとっての“幸福な人生”とは何かを考えさせるものでした。

団塊世代が定年退職を迎え、「毎日が日曜日」の人が増えています。
会社人間として何十年も働いてきた人が突然、やることがなくなってしまいます。
猛烈に働いていた頃は「毎日が日曜日」だといいな、と思っていた人も、実際に「毎日が日曜日」になると退屈の日々です。
それなら、趣味やボランティアなどをすればよいと思いますが、公民館などで行われているサークルはほとんど女性です。

1170、苗が売り切れ」で週末に野菜を出荷している、と書きました。
朝4時に起きて野菜を収穫、選別、袋詰めし直売所に持っていきます。
そのあと午前中はテニス、午後はオペラの練習があります。
夜出かけることもあり、日曜日は大忙しです。

1170、苗が売り切れ

2011年05月30日 | Weblog
夏場の暑さ対策に、緑のカーテンがブームになっています。
植物を繁茂させることで太陽光を遮断して室内の温度が上昇するのを抑え、エアコンの消費電力を少なくしようとするものです。
1162、新3種の神器」を参照

最近3人の友人が「ゴーヤの苗がほしい」と言って、私の家に来ました。
園芸店に行っても売り切れで手に入らないそうです。
4月に種を撒いて5月中旬に定植しましたが、残った苗が10本ほどあったので、2人に5本ずつあげました。
3人目の人は苗が無かったので「食べきれないほど実がなるから取りに来たらいい」と言いました。
その人の目的は緑のカーテンを作ることだったようです。(もちろん、食べることも)
ゴーヤ、ヘチマ、ヒョウタン、キュウリ、アサガオなどのつる性植物の種や苗の売り上げが大幅に伸びています。

*注意:つる性植物を家の壁に直接這わせると壁が汚れたり、傷むことがあります。
    ネットや棚に這わせることをお勧めします。

昨日(日)、朝4時に起きて雨の中畑に行きました。
作物を収穫するためです。
週末の土、日を中心に出荷しています。
直売所の客は週末が多く、売り上げも平日に比べ高くなります。
作物には食べ頃があるので中間の水曜日頃出すこともあります。
朝どりが基本で、雨が降っていても収穫しないと大きくなりすぎてしまいます。
1135、花盛り」を参照

1169、白人が少数派に

2011年05月29日 | Weblog
米国の2010年国勢調査によると、首都ワシントンやニューヨークなどの大都市ではこの10年間にヒスパニック系やアジア系の人口が急増しています。
これはアメリカ全体の傾向で全米366都市のうち、ニューヨーク、ワシントン、サンディエゴ、ラスベガス、メンフィスなど46都市で白人が少数派となりました。
1980年は9都市、1990年は10都市、2000年は32都市と、その数は増加しています。
白人は都市圏を離れて地方に移り住む人が多いのに対し、ヒスパニック系やアジア系の人たちは大都市圏にコミュニティを作って住む傾向があります。
大都市は仕事を得やすいからと見られています。

また、白人は人口の伸び率が低く、ヒスパニック系やアジア系は人口の増加が著しくなっています。
全米で白人の子どもの数は減少していますが、ヒスパニック系やアジア系などは増加しています。
中でもヒスパニック系の増加は著しいものがあります。
1人の女性が生む子供の数は、白人の平均約1.9人に対し、ヒスパニック系は平均3人です。

私はヒスパニック系の友人が何人かいました。
移民一世は英語が話せず、スペイン語で会話していましたが、その子供たちはアメリカの学校を出て英語を話します。
132、ニューヨークのお店
381、スパニッシュ・ハーレム」を参照

米国の人口は3億870万人です。
白人は1億9680万人で全人口に占める割合は69%から64%に縮小しましたが、白人が多く住む地域もたくさんあります。
187、ミネソタ・ファームガール」を参照

1168、1000万戸

2011年05月28日 | Weblog
菅首相が、「1000万戸の屋根に太陽光パネルを設置することを目指す」と、国際舞台で表明しました。
設置可能な家の屋根にすべて太陽光パネルを設置する、というものです。
日本にある約3000万の戸建て住宅のうち耐震構造など、構造上の理由で設置できない建物を除いた全戸数です。
海外では広い土地に巨大パネルを敷き詰めるメガソーラが主流ですが、日本でも休耕田などを利用した大規模な太陽光発電を行う構想もあります。
自然エネルギーへの関心が高まっていますがこの熱が冷めないで、ぜひとも実現してほしいと思います。
1166、今なら実現可能」を参照

私はよく電車に乗ります。
車窓から眺める景色が好きですが、1000万戸の住宅にソーラーパネルが設置されたら電車の窓から見る景色も変わるでしょう。

1000万戸を実現するには、一般住宅の設置費用約200万円を如何に引き下げていくかが課題です。
小学生のころレンズを使って太陽光で火をおこす実験をしましたが、もっと効率的に発電する画期的なシステムを開発してもらいたいものです。
ノーベル賞は間違いないでしょう。

1167、早くも決り

2011年05月27日 | Weblog
2012年の米大統領選は「早くも決り」、の感があります。

来年11月の米大統領選に向けた共和党の候補者レースで台風の目となっていた富豪のドナルド・トランプ氏は16日、予備選に出馬しない意向を表明しました。
同氏は一時、党内の支持率でトップに躍り出ましたが、ビジネスのための売名行為と見る人もいました。
オバマ大統領の出生地問題を執拗に攻撃していましたが4月下旬に大統領がハワイ州発行の出生証明書を公表して以降、トランプ氏の支持率は急降下していました。
勝目のない戦いから、さっさと撤退したようです。
1144、舌戦開始」を参照
また、最有力候補と見られていたハッカビー前アーカンソー州知事も不出馬の意向を表明しています。
2008年の大統領選で副大統領候補だったペイリン前アラスカ州知事の支持率も後退気味で、不出馬の観測が高まっています。
同党の候補者指名争いはますます混迷してきました。
共和党には現職のオバマ大統領に対抗する有力な候補者は見当らず、かつてのレーガン氏のようなカリスマ的候補は期待できません。
1104、空母と被災住民」を参照

一方、民主党は現職のオバマ大統領で決りです。
ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害で、オバマ大統領の支持率は上昇していますが、これは一次的なもので全体としては低迷しています。
しかし、共和党から誰が出てきても現職の大統領には対抗できないでしょう。

2008年の大統領選でオバマ大統領、クリントン国務長官と民主党の指名争いを演じたジョン・エドワーズ元上院議員(57)は選挙資金を私的に流用したとして、近く訴追されるようです。
不倫問題なども大きく報道され、政治生命は完全に断たれました。
2004年の大統領選ではケリー上院議員と組んで副大統領候補になり、将来の大統領候補として期待されていましたが。
下の写真は2008年の予備選でオバマ氏、クリントン氏とテレビで討論するエドワーズ氏

1166、今なら実現可能

2011年05月26日 | Weblog
菅首相は26日にフランスで開幕するドービル・サミット(主要国首脳会議)で、太陽光発電の普及などに向け技術開発を進める「サンライズ計画」を表明する予定です。
福島第一原子力発電所の事故により、日本の原子力発電開発は困難になりました。
原発への依存度を減らし、太陽光や風力などの自然エネルギーの分野で世界をリードしようとするものです。
2020年までにパネル設置にかかるコストを現在の3分の1に、30年までに6分の1に引き下げるため、大胆な技術開発を推し進めるとのことです。
現在の太陽光発電のコストは1キロワット当たり43~49円で、火力発電(液化天然ガス)の5~8円、原子力発電の5~6円を大きく上回っています。
今後20年かけて火力発電並みに引き下げることにより普及拡大を目指します。
太陽光発電に期待する私としては大歓迎で、この計画に期待しますが、実現は?
1129、風、熱、or太陽」を参照
震災前なら、この構想も「?」でしたが、エネルギー不足が深刻な今なら実現可能です。
今こそ政府、産業界、国民が一体となって真剣に取り組むべきだと思います。

1165、電子版が紙版を抜く

2011年05月25日 | Weblog
米国 Amazon.com は5月19日、通販サイトでの電子書籍の販売部数が、紙版書籍の販売部数を超えたと発表しました。
アマゾンは1995年7月に紙版書籍の販売を手がけました。
2007年11月に電子書籍の販売を開始しましたが、取り扱い開始から4年足らずで紙版書籍を超えたことになります。
1027、アマゾン」で、私もときどき利用します。と書きましたが、私の場合紙版書籍です。
本は紙でないと。(古い)

1164、身長差48cm

2011年05月24日 | Weblog
元モーニング娘でタレントの矢口真里(28)さんと俳優の中村昌也(25)さんが22日、都内ホテルで結婚会見を行いました。
矢口の身長は144.5cm、中村は192cmで、身長差48cmのカップル誕生です。

このニュースを聞いて、長女夫婦を思い出しました。
2人の身長差は長女夫婦より10cmも大きく、びっくり。(お幸せに)
576、すべてがビッグ」を参照
596、軽井沢」の写真も参照

1163、とんでも風評

2011年05月23日 | Weblog
福島第一原子力発電所の事故は、依然として終息のメドが立ちません。
数日前に、ニューヨークに住む友人から電話がありました。
その中で「「日本では鼻血を出す人が多いそうだが、本当か?」と聞いてきたのには驚きました。
放射能による影響で日本人の体に異常が出ているかのような、とんでもない風評です。
「そんな話は聞いたことがない。」と答えておきました。
昔、伝言ゲーム(?)というのをやってことがあります。
10人くらいが1列に並び次々に伝言を伝達するものですが、最後の人に伝わるときは先頭の人が話したのとは全く違ったものになってしまいます。
風評というのは真実とはかけ離れ、とんでもない方向に行くようです。

4月に来日した外国人旅行者は29万5800人(推計)で、前年同月より62.5%減少しました。
地震と津波、原発事故による「日本離れ」が続いています。
30万人を割ったのは新型肝炎(SARS)が流行した2003年5月以来です。
この時はすぐに回復しましたが、今回はいつまで続くか先が見えません。
写真は福島第一原子力発電所(Googleより)

1162、新3種の神器

2011年05月22日 | Weblog
まだ5月だというのに一昨日、昨日とわが町は真夏日になりました。
今日も30度を超す予報で、今年の猛暑が予想されます。
電力不足が懸念される今夏は「クールビス」が合言葉になっています。
政府首脳の服装を見ていると「ノーネクタイ」がクールビスのようです。
「涼しい」という意味のクール(cool)と、ビジネス(business)を合わせた造語です。
仕事もノーネクタイで涼しくという発想です。
半袖の背広が販売されたこともありましたが、定着しませんでした。
私はこの10年、冠婚葬祭以外でネクタイをしたことは、ほとんどありません。
万年クールビスです。

こうなったら、アロハ・シャツで涼しく夏場を乗り越えましょう。
気分も明るく、ハワイに行った雰囲気を味わうことができます。
でも、無理かな。
日本でアロハ・シャツで仕事をしていたら、不謹慎だと思われてしまいます。
まず、菅総理に見本を示してもらいたいと思います。
Aloha (アロハ)とは好意、愛情、慈悲、優しい気持ち、思いやり、挨拶などの意味があります。
アロハ・シャツの起源については諸説ありますが、明治初頭にハワイに渡った日系移民委によって開発されたようです。
980、大政奉還成る。」を参照
日本から持参した着物をヨーロッパの船員たちが着ていた上着(バラカ)を参考に、作業着や子供服などに仕立て直したものと言われています。
擦り切れるまで着た着物を再利用した、日本人の「もったいない」という心から生れたそうです。
着物の美しい柄が現地の人に好まれ、カラフルなアロハ・シャツが広まったようです。
アロハ・シャツは今ではオフィスやレストランなどでも着用され、式典や冠婚葬祭でも着られる「男性の正装」として認知されるようになっています。
写真はアロハ・シャツを着たエルビス(映画「ブルー・ハワイ」より)


今夏の猛暑は「アロハ・シャツ」、「グリーン・カーテン」、「うちわ」で乗り切りましょう。
新3種の神器です。