ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

407、目標20%

2009年04月30日 | Weblog
先日、オバマ大統領がオハイオ州での演説で、「2030年までに電力の20%を風力発電で賄う。」というエネルギー政策を発表しました。
2007年当初の風力発電の割合は電力消費量の0.8%にすぎないのに、20年で20%の目標はかなりハードですが実行してもらいたいものです。
意外に思うかもしれませんが、石油大量消費国アメリカは風力発電設備容量(累計、2008年末)で長年首位を走ってきたドイツを抜き1位になりました。
日本は13位でこの分野では遅れをとっていますが、太陽光発電は世界のトップクラスです。

私が初めて風力発電の風車を見たのは30年ほど前です。
ニュージャージー州の大西洋岸(東海岸)をドライブしていたとき、ケープ・メイ(Cape May)という漁港近くの海岸を通りました。
巨大な風車のようなものが何十台も建っていて羽を回していました。
最初は何か分かりませんでしたが、風力発電の装置でした。
14、ちょっとギャンブルでも!」を参照

最近は日本でも見かけるようになり、私の住んでいる近くにもあります。
この辺りは空っ風で有名ですが、風が吹くのは冬から春にかけてで夏はほとんど吹きません。
1年を通して安定した風が吹く海岸線が風力発電に向いているようです。

406、今度は豚

2009年04月29日 | Weblog
世界中が豚インフルエンザで大騒ぎです。
狂牛病、鳥インフルエンザ、豚と続いてきました。
こうも次々と動物の病気が続くと、次は何かと疑ってしまいます。
世界的な大流行を懸念するWHOは6段階の警戒レベルを現在の「フェーズ3」から「フェーズ4」に引き上げました。
これは新型インフルエンザの発生を認定したものです。
メキシコ、アメリカ、カナダ、など7カ国(28日現在)に広がり、お隣韓国でも感染者がでたようです。
米政府は26日、「公衆衛生に関する緊急事態」宣言しました。
被害が最も深刻なのは発生国メキシコで、死者も100人を超えたようです。
テレビでメキシコ・シティの映像を見ると皆マスクをかけていますが「マスクで感染を防げるのか?」と疑ってしまいます。
これだけグローバルな世界になると、あっという間に世界中に広がってしまいます。
1918年(大正7年)に発生したスペイン風邪では世界で5000万人が死亡しました。
医療の進歩でそういうことにはならないと思いますが。

私の住む地域では毎年、昭和の日に「のびゆく子供の集い」を行います。
今年は「トントン汁」を作って振る舞うことになっていますが、よりによってこの時期に豚インフルエンザとは。
メニューを変えたほうが良いか保健所に相談したら「大丈夫でしょう」とのことです。
加熱すれば菌も死滅するようです。
旅行業者も「この時期になぜ」という感じで、大型連休中なのに海外旅行のキャンセルが続出しているようです。

405リバティ・ストリート

2009年04月28日 | Weblog
100ブロードウエイから2ブロック程北に行くとリバティ・ストリートがブロードウエイを横切って東西に走っています。
ウオール・ストリートと並ぶ金融街です。
西のハドソン川沿いからワールド・ファイナンシャル・センター、ワールド・トレード・センター(グランド・ゼロ)、メリル・リンチが並び、ブロードウエイを渡ると北側に連邦準備銀行、南側にJPモルガン・チェース銀行などがあります。
140ブロードウエイとリバティ・ストリートの角に特徴のあるオブジェが有ります。
イサム・ノグチ作のレッド・キューブです。(1968年)
ニューヨークの街角にはあちこちにオブジェや彫刻などがあります。
図の水色の線がリバティ・ストリートです。
①ワールド・ファイナンシャル・センター、②ワールド・トレード・センター(グランド・ゼロ)、③メリル・リンチ、④連邦準備銀行、⑤JPモルガン・チェース、⑥レッド・キューブ

404、100ブロードウエイ

2009年04月27日 | Weblog
398、1ブロードウエイ」で、ボウリング・グリーンの西に1ブロードウエイ、東に2ブロードウエイがあると書きましたが、ウオール・ストリートとパイン・ストリートの間に100ブロードウエイがあります。
マンハッタンのアベニュー(縦に走る南北の通り)は南から北に向かって番号(番地)が大きくなります。
普通、建物や店の場所を覚えるときアベニューとストリートで覚えます。
例えばエンパイアステート・ビルは5番街の34丁目の角と覚えます。
(エンパイアの住所は350 5th Aveです。)
しかし、100ブロードウエイは覚えやすい番地で、ここに「東京銀行」がありました
円をドルに両替したり、ドルを円に両替するときなどに良く行きましたが、その後合併によってその名も変わりました。
現在100ブロードウエイに日系の銀行はないと思います。
私がニューヨークにいた頃から三菱銀行と合併する、という噂は聞いていました。
当時の地図にBANK OF TOKYOが載っています。(赤丸)
番地の100も見えます。(二重丸の小さい赤丸)

403、フェデラル・ホール

2009年04月26日 | Weblog
ブロードウエイからウオール・ストリートを東に行くとBroad Stにぶつかり、右側にNY証券取引所、左側にフェデラル・ホール(Federal Hall)があります。
アメリカ合衆国議会の旧議事堂で、第1回米連邦議会が招集され、1789年4月30日、ジョージ・ワシントンがアメリカ初代大統領として就任演説を行った場所です。
就任式で聖書に手を当てて宣誓する儀式とその後の就任演説は初代大統領からの伝統で、オバマ氏の就任式での宣誓と就任演説は記憶に新しいところです。
(ニューヨークはアメリカ合衆国最初の首都で、その後フィラデルフィア→ワシントンDCに移りました。)
現在の建物は1842年に建て直されたもので、ワシントンが就任演説をした1789年のものではありませんが、古代ギリシャ様式の建物は歴史を感じさせます。
現在は記念館(Federal Hall National Memorial)として観光名所になっていて無料で見学できます。
ワシントンが就任式で使用した聖書や建国当時の重要な資料がたくさん展示されています。
ブロード・ストリートに面した正面の入口は階段があり、ワシントンの銅像が建っています。
この前はちょっとした広場になっていて集会などが行われることもあります。

402、ニューヨーク証券取引所

2009年04月25日 | Weblog
ブロードウエイからウォールストリートを東に入ると右側(Broad Stの角)にニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)があります。
通称はNYSE(ナイス)で世界最大の証券取引所です。
ここでの株価がアメリカのみならず、世界経済に影響を与え、100年に1度と言われる最近の世界同時不況もここが発信地です。
以前は内部を見学するツアーがありましたが、9.11以降は中止されているようです。
日本企業では1970年にソニーが初めて上場し、現在は19社が上場しています。
私がトレードセンターで働いていた会社は私が働いていたときに上場しました。
株価指標は「ダウ工業株30種平均」(Dow Jones Industrial Average)と呼ばれ、ダウ・ジョーンズ社によって発表されています。
私は株には興味ありませんでしたが、最近インターネットでデイトレーディングを始めました。
金額はたいしたことなく遊び程度ですが、「ダウ工業株30種平均」は気になり毎日チェックしています。
経済の勉強にもなり、ボケ予防にもなるのではないかと思っています。

401、ウオール・ストリート

2009年04月24日 | Weblog
400、トリニティ・チャーチ」の説明では位置関係がピンと来なかったと思います。
簡単な地図を描いてみました。
ブロードウエイ、トリニティ・チャーチ、ウオール・ストリートの位置が分かると思います。
初期入植者がマンハッタンの最南端にコロニーを作り、集落の北に木の柵を設け教会を建てた当時の生活が想像できます。
バッテリー・パーク、バッテリーパーク・シティ、ワールドファイナンシャル・センターにかけての地域(点線のウエスト・ストリートの西)は埋め立ててできたので、初期のコロニーは現在の地図で見るよりも小さかったようです。
ウオール・ストリート(柵)はイースト・リバーからハドソン・リバーまで作られたようです。

世界の金融地区「ウオール街」として知られていています。
周辺にはニューヨーク証券取引所や連邦準備銀行があり、多くの金融機関が本社機能を置いていましたが、最近はミッドタウンやニュージャージー州に移転する金融機関が多くなっています。
私が働いていた会社もワールドトレード・センターからワールドファイナンシャル・センターに移転し、現在はミッドタウンにあります。

400、トリニティ・チャーチ

2009年04月23日 | Weblog
ボウリング・グリーンからブロードウエイを北へ3ブロックほど行くと西側にトリニティ・チャーチ(Trinity Church)があり、東はウオール・ストリートです。
ニューヨークで最も古い教会で、黒いゴシック様式の建物は厳粛な雰囲気があります。
初期の入植者は入植地の北に柵を作りました、それがウオール・ストリートとして今も名前が残っています。
トリニティ・チャーチはウオール・ストリートがブロードウエイに突き当たった角(と言うよりウオール・ストリートの西の起点)にあり、位置的にも最古の教会だと想像できます。
1697年に最初に建てられ、その後消失などによって何度か建て替えられ、現在の教会は1846年に完成したものです。
高さ86.62mの塔は当時ニューヨークで一番高い建物でした。
写真はウオール・ストリートから西を向き、ブロードウエイの向こうにあるトリニティ・チャーチを写しています。

399、ボウリング・グリーンからの眺め

2009年04月22日 | Weblog
ボウリング・グリーンから北のブロードウエイを見た写真です。
398、1ブロードウエイ」の地図で言うと緑色の丸で囲んだ公園から赤丸で囲んだブロードウエイを見ています。
ブロードウエイを北から南に向かって走ってくるとこの公園で左右に分かれます。
マンハッタンに入植したオランダ人がここでボウリングをし、アメリカの「ボウリング発祥の地」と言われています。
公園の入口に建つ雄牛(bull)のブロンズ像も有名です。

398、1ブロードウエイ

2009年04月21日 | Weblog
5番街の起点は「ワシントン広場」でしたが、ブロードウエイの起点は「ボウリング・グリーン」という公園です。(緑の丸で囲んだ広場)
公園の左が1ブロードウエイ、右が2ブロードウエイです。(赤丸の点線)
ここはマンハッタンの最南端バッテリー・パークのすぐ北で、ここからマンハッタンの最北端まで続いています。
最南端には自由の女神、スタッテンアイランドへのフェリー発着場があります。(赤と茶色の丸で囲んだところ)
172、スタッテンアイランド・フェリー
122、バッテリー・パーク
60、自由の女神
19、ブロードウエイ