ニューヨークの想い出

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308、ついに誕生

2009年01月21日 | Weblog
米国史上初の黒人大統領が、ついに誕生しました。
20日正午(日本時間21日午前2時)キャピタルヒル(連邦議会議事堂)で就任式が行われ、聖書に左手を置き、右手を上げ「職務を誠実に遂行し、合衆国憲法を順守します」と宣誓したオバマ氏が、アメリカ合衆国第44代大統領に就任しました。
この聖書はオバマ氏が敬愛するリンカーン大統領が、1861年の宣誓式で使用した聖書です。
リンカーン大統領の生誕200年に当たる2009年に黒人の大統領が誕生したことは、奴隷解放を宣言したリンカーン大統領との因縁を感じます。
宣誓式後の演説で「アメリカの再生」をテーマに「人種や党派を超えた結束、国家と世界に対する責任」を求める演説をしました。
リンカーン大統領は1期目の就任演説で、奴隷解放に反対し連邦を離脱しようとしていた南部諸州に対して、「われわれは敵ではなく、友人同士だ」と呼びかけました。
困難な局面で就任した両大統領が共に「国民の団結」を訴えています。
二人ともイリノイ州出身という共通点もあります。
就任式が行われた連邦議事堂は、かつて黒人奴隷の労役によって建てられたものです。

就任式が行われたキャピタルヒルからワシントン・モニュメント、リンカーン・メモリアル迄の「ナショナル・モール」には歴史的な就任式を見ようと200万人が集まり、新大統領の誕生を祝いました。
過去最多だった1965年のジョンソン元大統領就任時の120万人を大きく上回る、史上最大の就任式でした。
スピーチの後、キャピタルヒルからペンシルベニア・アベニューを通過しホワイトハウスまで就任パレードが行われ、新大統領はホワイトハウスの住人になりました。
予定では40分のパレードでしたが、途中2回ほど車を降りて歩きながら沿道の人々の歓声に手を振って答え、1時間ほどかかりました。


28、独立記念日」でトロンボーンを吹く位置は大統領就任式が行われたキャピタルヒルの横で、後ろにワシントン・モニュメントが見えます。
右の白い壁はキャピタルヒルで、階段を上ったバルコニーで就任式が行われました。
就任式の写真でも群集の後ろにワシントン・モニュメントが見え、ほぼ同じアングルです。
この写真を撮った後、私が所属したマーチング・バンドもペンシルヴァニア・アベニューをパレードしました。
オバマ新大統領がパレードしたのと同じコースです。

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