ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

781、ハーレムツアー

2010年04月30日 | Weblog
「773、新緑のセントラルパーク」から「778、その他いろいろ」にかけてセントラルパーク内を見てきましたが、その北にハーレムがあります。
かつては危険地帯として「旅行者は絶対行くな。」と言われていた地域ですが、最近は外国人観光客に人気のスポットになっているようです。
特に日曜の朝、黒人教会のミサに参加すするのが人気のようです。
ハーレムには黒人の教会がたくさんあり、選抜された合唱隊が本場のゴスペルを歌っています。
ゴスペルを聞きながら黒人の精神文化を体感するというものです。

私はニューヨークに行ってすぐの頃何度か連れて行ってもらったことがあります。
それまで教会と言うと、敬虔なクリスチャンが静かに賛美会を歌い、祈りをささげるというイメージがありました。
しかし、黒人教会で歌うゴスペルは「魂の叫び」とでも言うのか、熱狂するものがあり圧倒されました。
You Tube「Oh Happy Day
51、A列車で行こう
114、I WILL FOLLOW HIM」を参照

ちなみに、1950年頃のハーレムは黒人の割合は98%でしたが、2008年には62%で、白人やアジア系が増えているようです。

780、くちゃくちゃ、ぺっ!

2010年04月29日 | Weblog
メジャーリーグの試合を見ていると選手が「かみタバコ」を噛み、つばを吐いている姿を見ます。
これを見て、グランドを神聖な場と考える日本の評論家の中には批判する人もいます。
この「くちゃくちゃ、ぺっ!」が無くなるかもしれません。
米下院の健康問題小委員会で、かみタバコを含む「無煙タバコ」に関する公聴会が開かれました。
大リーガーの約36%が無煙タバコを使っていて、青少年への影響が大きいとされる大リーグでの禁止の是非についても議論されました。
健康被害については良く分かりませんが、紙巻タバコと同じタバコの葉を原料にしているのでニコチンなどの影響もあるでしょう?
癌などにかかる危険性も高くなるという報告もあります。
元大リーガーは「私も選手時代使っていたが、多くの友人が早死にした」と訴えています。
無煙タバコは細かくしたタバコの葉をガムのように固めた「かみタバコ」と、葉タバコの粉を唇と歯茎の間に挟んで口腔(こうこう)や鼻腔で香りを楽しむ「かぎタバコ」に分類され、その他幾つかあるそうです。
公共の建物や乗り物などは全面禁煙のところが多くなり、喫煙者にとって肩身の狭い時代になりました。(家でも吸えない人が多い)
そこで、煙を出さない「無煙タバコ」が広がりつつあるようです。
アメリカに20年住んでいましたが私の知り合いで「無煙タバコ」を使う人はいませんでした。
「紙巻タバコ」を吸う人は何人もいて、「葉巻」を吸う人もいましたが。

779、松井1000本安打

2010年04月28日 | Weblog
大リーグ、エンゼルスの松井秀喜外野手がアナハイムでのインディアンス戦に「4番・DH」で先発出場し、五回裏の第3打席に右前打を放ち、メジャー通算1000安打を達成しました。
メジャー8年目の快挙で1000本安打達成はマリナーズのイチロー選手に次いで日本人2人目です。
この間怪我で苦しみましたが、松井の実力から見て記録達成は当然のことです。
松井自身「正直特別な感想はない。毎日試合に出してもらって8年目。ある意味、当然と言えば当然。逆にいつかは来なくちゃいけない記録。これから少しずつでも増やしていきたい」と語っています。

松井を見ていて感じるのは、人柄の良さです。
1000本安打を達成した瞬間観客は総立ちで祝福し、松井も帽子を掲げてこれに応え、記念ボールはすぐにエンゼルスベンチに戻されました。
今季はヤンキースからエンゼルスに移籍し環境も変わりました。
最初はあまり似合わなかったユニホームも最近は似合うようになって赤ゴジラ誕生です。
移籍後初となったヤンキー・スタジアムでのヤンキース戦では古巣ヤンキースのナインに温かく迎えられ、スタンドの観客からは大声援が送られました。
ここでも松井の人柄がアメリカ人に愛されていることが分かります。
記録はさらに伸びるでしょうが、記録以上に記憶に残る選手になると思います。
写真は1000本安打を放った瞬間。(CNNニュースより)

778、その他いろいろ

2010年04月27日 | Weblog
セントラルパークの新緑トンネルスタチューなどを見てきましたが、セントラルパークには美術館、テニスコート、スケート場、噴水、動物園などいろんな施設があります。
13、セントラルパークの主な施設」を参照
また露店が出たり、馬車が走ります。
もちろん人も走り、歩きます
コンサートやいろんなイベントが行われ、セントラルパークはニューヨーカーにとって憩いの場です。

左上:セントラルパーク中央にある噴水
左下:メリーゴーランド
右上:動物園前で子供連れが多い
右下:露店

773、新緑のセントラルパーク

2010年04月22日 | Weblog
736、コロンバス・サークル」~「769、59丁目・5Aveから北を見る」にかけて、セントラルパーク・サウス(59丁目)を西から東へ進んで5番街まで来ました。
この辺でちょっとセントラルパークの中に入ってみます。
4月から5月にかけてセントラルパークの木々が一斉に芽吹きます。
この時季は公園内を散歩する人、ジョギングする人、芝生でねころぶ人、ベンチでのんびりする人など、人々はニューヨークの春を体感します。

772、重力を感じる

2010年04月21日 | Weblog
5日に出発し、2週間の飛行を終えたスペースシャトル「ディスカバリー」が20日午後10時過ぎ(日本時間)ケネディ宇宙センター(フロリダ州)に帰還しました。
この間、日本初の「ママさん飛行士」山崎直子さんはロボットアームを操作して国際宇宙ステーション(ISS)に物資補給コンテナを取り付け、食料や実験装置などの搬送作業を指揮したりと、大活躍でした。
滞在中は薄桃色の着物姿で手巻きずしを握ってクルーに振舞ったり、扇子を手に“無重力の舞い”を演じ、琴で「さくらさくら」を演奏したりと、日本文化を積極的に発信しました。
「宇宙から見る地球があまりにも美しかったので一句作ってみました」と言って、「瑠璃(るり)色の 地球も花も 宇宙の子」という俳句も詠みました。
また娘の希望だった色付きシャボン玉の実験もしました。
地上では、重力の影響でシャボン玉の下のしずく部分にしか色は付かないそうです。
日本実験棟「きぼう」で山崎さんが野口聡一さんを持ち上げる格好をして無重力の世界を表現しました。
帰還した山崎さんは「地球に戻って、重力の強さを非常に感じています。ありがとうございました」と語っています。

シャトルは今年9月に退役が決まっていて打ち上げはあと3回で、1992年の毛利衛さんの初飛行以来、13回を重ねた日本人のシャトル搭乗は今回で終了しました。
97、チャレンジャー爆発事故」で書いたスペースシャトルの発射台も取り壊されるでしょう。
これでアメリカは9月に完成するISSへの輸送手段が無くなってしまいます。
今後日本人飛行士はロシアのソユーズ宇宙船で行くことになります。
写真はケネディ宇宙センターに帰還する「ディスカバリー」(CNNニュースより)