ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1019、オバマ大統領3連覇

2010年12月31日 | Weblog
ギャラップ社とUSAトゥデー紙による合同世論調査、「米国民が最も尊敬する人物」が27日に発表され、男性はオバマ大統領、女性はクリントン国務長官が選ばれました。
オバマ大統領は全体の22%で3年連続のトップ、2位はブッシュ前大統領(5%)、3位はクリントン元大統領(4%)でした。
支持率低下、経済の低迷、中間選挙の大敗など、オバマ大統領にとって今年は大変な1年でしたがダントツの1位です。
しかし、大統領就任時の2008年は32%、昨年は30%で、支持率同様下降しています。
ブッシュ前大統領が2位に入っているのは以外で、クリントン元大統領は根強い人気があります。
現職を含む最近の3人の大統領が上位を占めていて、アメリカ大統領の影響力の大きさが分かります。
日本で同じような調査を行ったら誰が1位になるのかな?
現職を含む最近の3人の首相が上位に入ることは無いでしょう。
オバマ大統領は現在ハワイで休暇中です。
1月4日にホワイトハウスに戻る予定ですが2011年も難問山積みです。

元ファーストレディーで、外交の舞台で活躍するクリントン長官は17%で9年連続の1位でした。
2位は08年の大統領選で共和党副大統領候補だったペイリン前アラスカ州知事(12%)、3位はテレビ番組の人気女性司会者オプラ・ウィンフリーさん、ミシェル・オバマ大統領夫人は4位でした。
クリントン長官の9年連続1位は、さすが。

973、思い出の抹茶アイス
961、3ショット
144、ヒラリー、ついに撤退」などを参照

1018、10000便がキャンセル

2010年12月30日 | Weblog
先週末に米北東部を襲ったブリザードでは航空機10000便がキャンセルとなり、航空会社は莫大な損出を被りました。
アナリストによると1~2億ドルの損出と分析しています。
ケネディ空港では到着した国際便が11時間も滑走路で待機させられたり、空港で1日以上足止めされるなど、乗客も疲労困憊でした。
29日になってもまだ混乱は続いています。

先日行われた毎年恒例の、米調査会社による米国内にある30カ所の空港のランキングでニューヨークのラガーディア空港は最下位でした。
飛行機を頻繁に利用する乗客8000人以上から回答を得た結果、混雑がひどく遅延の多いなど、4年連続の最下位で30点満点中6.2点の低評価になっています。
私は何度も利用しましたが、マンハッタンからも家からも近かったので便利でした。
ワシントンDCとボストン間にはシャトル便が出ていて、予約無しで空港でチケットを買って乗れるので、バスや電車に乗る感覚です。
上の写真はラガーディア空港で、2階が出発、1階が到着ロビーです。
屋根付の横断歩道を渡った右側に駐車場があります。
ニューヨークの空港の位置関係は「305、ハドソン川の奇跡」を参照。

1017、スキーで出勤だ!

2010年12月29日 | Weblog
先週末大雪に見舞われたニューヨークは17日(月)には天気も回復し、空港も限定的に再開しましたが、交通網はまだ混乱し、雪の後の道路は凍って車の事故が多発しています。
それならスキーがある、とタイムズ・スクエアを楽しそうに滑り(走る)ながら出勤する人もいます。
このあたりは、何でも楽しんでしまうアメリカ人らしいところです。
17日は職場にたどり着けなかった人も大勢いたようです。

下の写真は凍った道路でコントロールを失った車が、次々と衝突しています。
ここは少し坂になっているので滑ります。
私もニューヨークにいたとき、凍った道で全くコントロールが利かず、車が滑ったことが何度かありました。
さいわい、大きな事故にはなりませんでしたが、1度他の車とコツンと当たったことがあります。
しかしお互い何も言わずに去りました。
ニューヨークでは超高級車も走っていますが、一般の人は少しくらいへこんでも気にしません。
ボディが錆びてぼろぼろの車も走っています。
ニューヨークでは雪の後、道路に塩をまく(凍結を防ぎ雪を溶かす)ので、すぐに洗車しないと錆びてしまいます。
日本でも雪国では塩をまくそうです。

零下10度以下の凍った道では、スタットレス・タイヤも全く役に立ちません。

今回のブリザードは史上5番目の猛吹雪で、空港は丸1日閉鎖されました。
思い出すのは1993年の大雪です。
ケネディ空港を発った16日に空港が閉鎖されていたら、日本に帰るのが遅れたことでしょう。
117、1993年のスーパーストーム」を参照

(写真はCNNニュースより)

1016、ニューヨークで大雪

2010年12月28日 | Weblog
日本は東北や日本海側で大雪が降っていて、福島県の国道49号線では車300台が立ち往生しました。
アメリカ東海岸は25日のクリスマスから週末にかけてブリザードが襲い、大雪に見舞われています。
ニューヨークの主要3空港(ケネディ、ラガーディア、ニューアーク)は日曜日夜閉鎖され、多くの便がキャンセルされました。
ブルームバーグ市長は外出を控えるよう注意を呼びかけています。
マンハッタンの積雪は27日朝までに50センチを超え体感温度は-12℃になっているようです。
ヴァージニア、メリーランド、マサチューセッツなどでは日曜日に非常事態が宣言されました。
鉄道やハイウエイも運行休止や交通規制などが行われ、クリスマス休暇で帰省していた人々が足止めされ、交通網はマヒ状態です。

日曜夜に予定されていたNFL(プロフットボール)のミネソタバイキングスとフィラデルフィアイーグルスの試合は火曜日に延期されました。
バイキングスは2週間前には地元球場「モールオブアメリカフィールド」の屋根が雪の重みで一部崩壊し試合は延期されています。
NFLは雪や雨でも試合が行われ、めったなことでは中止さされることはありません。
70、感謝祭(Thanksgiving Day)」で、フットボールの試合は雪が降ろうが零下20度だろうがへっちゃらです、と書きましたが、寒ければ寒いほど盛り上がります。
下の写真は雪の中でのNFLの試合です。


東海岸は昨冬も何度か大雪に見舞われています。
705、111年ぶり更新」を参照


1015、またも2位

2010年12月27日 | Weblog
フィギュアスケートの全日本選手権が長野市ビッグハットで行われ、織田信成選手は2位でした。
「信成くん」、と呼びたくなる愛嬌があります。
今季GP2戦はともにSPを首位発進しながら、フリーで逆転されて優勝を逃しています。
11月にポーランドで行われた大会では規定で3回しか跳べない連続ジャンプを4回跳ぶ「跳びすぎ違反」で得点が伸びず2位。
飛べない選手は多くいますが、飛びすぎる選手はあまりいません。
バンクーバー五輪ではフリー演技中に靴の紐が切れるハプニングもありましたが、これもあまり見ません。
織田信長から数えて17代目の末裔にあたるといわれていますが、最後の詰めがあまく、実力がありながら天下を取れません。
先祖の信長が99%天下統一を成し遂げながら、最後の詰めを誤って天下を取れなかったことを連想してしまいます。
信長は冷淡な武将という印象がありますが、案外愛嬌のある人物だったのかな、と思ってしまいます。
また、下記のように人望もあったのかもしれません。
上の写真はバンクーバー五輪で7位に終り、がっかりする織田選手と切れた靴紐。

我県に小幡という山間の地があります。
小幡氏・織田氏等が統治した歴史ある城下町です。
元和元年(1615)織田信長の二男信雄に小幡2万石が与えられ、明和4年(1767)に出羽高畠に移封されるまで8代152年にわたり小幡藩を統治しました。
この間、小幡の人々に慕われ、今も愛されています。
小高い丘の上に織田家8代の墓があり、毎年4月の桜の季節に武者行列が行われます。
私の友人の家の前が武者行列の出発点になっていて、何度か見に行きました。


1014、1位は龍馬伝

2010年12月26日 | Weblog
年末になると今年の十大ニュースなど、いろんな年間ランキングが発表されますが、今年のドラマ視聴率1位は24.4%の「龍馬伝」でした。
2位は「ゲゲゲの女房」で、1、2位をNHKが独占。
「大河ドラマ」龍馬伝はフィクションが多すぎましたが、ドラマとしてはそれなりに楽しめました。
香川照之氏が演じた岩崎弥太郎は汚すぎて三菱グループからクレームがでました。
これもドラマを面白くするための演出なので仕方ありませんが、私も三菱グループの一員として働いたことがあったので、違和感がありました。
暮の定番ドラマ「忠臣蔵」も敵役吉良上野介が憎たらしい悪役として描かれていますが、これもドラマを盛り上げるためには仕方ないことですが。
名君という説もあり、本人と吉良の人々にとってはきのどく。
987、龍の魂」を参照

1013、窓もキラキラ

2010年12月25日 | Weblog
日本でも最近は豪華なクリスマスの飾りが増え、年々派手になっています。
しかしそれは名所になっている特定の場所で、一般の家庭ではほとんど見られません。
というより、むしろ減っています。
私の住んでいる地域でも10年ほど前は飾り付けをする家が何軒かありましたが、最近はほとんど見ません。
これも少子化の影響か?
昨日、ケンタッキー・フライドチキンを買いに行ったら予約がないと2時間待ちだと言われ、ケーキ屋も長蛇の列でした。
イブにはチキンとケーキを食べてクリスマスの雰囲気を味わう人が多いようです。

ニューヨークではロックフェラーセンターのツリーを始め、多くの名所がありますが、一般の家庭でも飾り付けをします。
郊外の住宅街を車で走っていると、大小さまざまなクリスマスツリーを見ます。
アパートの窓も電飾がキラキラ輝き、町全体がクリスマスムードです。
私の家でも小さなツリーを建て、窓を豆電球で飾りました。
80、近所のクリスマス
253、もみの木
279、ツリーの前で」を参照
上の写真は5番街のビルの窓。

1012、ショーウインドウの飾り

2010年12月24日 | Weblog
今日は12月24日、クリスマスイブです。
この時期ニューヨークは町じゅうがイルミネーションで輝き、メーシーズやロード・アンド・テイラーなどのデパートのショーウインドウは綺麗に飾り付けられます。
動く人形が多く、精巧に作られています。
ショーウインドウの前には多くの人が群がり、ウインドウ・ショッピングならぬ、ウインドウ・ウオッチングを楽しみます。
上の写真はメーシーズのクリスマスツリーです。


去年のイブはクリスマスソングを紹介しました。


1011、年末商戦好調

2010年12月23日 | Weblog
クリスマスも間近ですが、今年の年末商戦は好調のようです。
2008年のリーマン・ショック以来、消費を控えてきたアメリカの人たちは節約に疲れ、財布のひもが緩んだようです。
11月のブラックフライデーから始まる年末商戦は、1ヶ月あまりの期間に年間の3分の1を売り上げると言われていますが、今年は本来の活気を取り戻したようです。
さらに、年末に期限切れとなる予定だった「ブッシュ減税」の2年延長を柱とする総額8580億ドルの減税法が17日に成立し、年明けからの大増税の危機が回避され、消費者のムードは明るくなっているようです。
全米小売業協会(NRF)はクリスマス商戦の売上高を当初、前年比2.3%増と予測していましたがから3.3%増に上方修正しました。
ネットショッピングの売り上げも前年比12%増と好調で、国際貨物大手フェデックスは大忙しのようです。
上の写真は荷物をデリバリーするフェデックスのトラックで、5月にシアトルに行ったとき撮ったものです。
クリスマス商戦の好調を受けてニューヨークのダウ平均株価も上昇しています。
下の写真はニューヨーク証券取引所前に立つクリスマスツリーで、ロックフェラーセンターなどのクリスマスツリーと共に、この時期のニューヨークの名物になっています。

1010、ムーンリバー

2010年12月22日 | Weblog
「ティファニーで朝食を」、「酒とバラの日々」、「ピンク・パンサー」などで知られる映画監督のブレイク・エドワーズ氏がカリフォルニア州のサンタモニカの病院で死去しました。(88歳)
妻は「サウンド・オブ・ミュージック」などで知られるジュリー・アンドリュースで、夫人にみとられての最後でした。
多くの映画がありますが、何と言っても「ティファニーで朝食を」です。
この中で歌われた「ムーンリバー」はアンディ・ウイリアムスの歌が有名ですが、映画の中でのオードリーの歌は魅力的で、この映画の中で最高のシーンといわれています。

687、Sing、Sing、Sing」で英語の歌を歌うグループを作って歌っている、と書きました。
レパートリーも増えて10曲ほどになりましたが、今歌っているのは「ムーンリバー」です。
歌詞は難解で「ムーンリバー」は現実には存在しない幻想の川、その向こう側には願いがかなう場所がある、と思っていました。(題名のMoon Riverもよく分からない)
しかし、ムーンリバーは実在します。
作詞者のジョニー・マーサー(Johnny Mercer)の故郷ジョージア州の自宅裏にある「Back River」がモデルになっているそうです。(作曲はヘンリー・マンシーニ)

Moon River, wider than a mile.
I'm crossing you in style some day.
Old, dream maker, you heart breaker.
Wherever you're going I'm going your way.

Two drifters off to see the world.
There's such a lot of world to see.
We're after the same rainbow's end.
Waiting 'round the bend.
My huckleberry friend.
Moon River and me.

「ムーンリバー、1マイルよりもっと広い河」で始まりますが、写真を見ると確かに1マイル(1.6キロ)より広そうです。
最もこれは1マイルという距離ではなく「広い河」をイメージしていると思います。
最後のフレーズ、「my huckleberry friend, Moon River and me.(ハックルベリー仲間、ムーンリバーと私)」は、作者の少年時代を思い浮かべながら書いたように思われます。
Huckleberryはブルーベリー、クランベリー、ラズベリーなどのベリー類で、「こけもも」のことですが、意味不明。
気のおけない友、冒険仲間、などと訳されています。
作者の裏庭にあった河辺の自然かもしれません?
上の写真は「Back River」、下は作者ジョニー・マーサーの家