ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

805、写真花嫁

2010年05月31日 | Weblog
757、エキストラ」で50人の花嫁には50のドラマが待ち受け、波乱の人生を送ったことが想像される、と書きましたが1912年から1920年にかけてサンフランシスコとシアトルの移民局で記録されているだけでも、7000名の写真花嫁が入国しています。
ドラマの時代設定1920年と一致します。
ロスアンゼルスやその他の地域を含めると何万人もの写真花嫁が海を渡ったようです。

804、シアトルのロミオとジュリエット

2010年05月30日 | Weblog
今、アメリカでベストセラーになっている小説があります。
題は「HOTEL on the CORNER of BITTER and SWEET」で、パナマ・ホテルが舞台になっています。
直訳すると「甘く苦い角のホテル」ですが、「ほろ苦い街角のホテル」とでも訳すのでしょうか。
第二次世界大戦前夜、中国系男性と日系女性の悲恋を描いたものです。
敵国となった2つの「国」の男女が運命に翻弄されるストーリーは、憎みあう2つの「家」でのロミオとジュリエットを連想させます。
対立するグループ(民族)の男女の物語としては映画「ウエストサイド・ストーリー」を思い出します。

この本はパナマ・ホテルのフロントにも置いてあり、作者のJAMIE FORDさんはホテルの部屋(下の写真)で執筆したそうです。
ジャンさんから聞いただけで本を読んでないので詳しい内容は分かりませんが、ニューヨーク・タイムスもベストセラーとして紹介しています。
シアトルにある本屋に行ってみたら、入り口を入った正面の一番目立つところに置いてありました。
798、パナマ・ホテル」でイタリア人観光客が団体で来ていたと書きましたが、この本はイタリア語に訳されていてイタリアで本を読んで見学に来たと言っていました。
日本語版はまだ出版されていませんが、日本語版がでたらパナマ・ホテルを訪れる日本人も増えるでしょう。


801、パナマ・ホテル・ティー&コーヒー

2010年05月27日 | Weblog
ホテルのロビーにはパナマ・ホテル・ティー&コーヒー(Panama Hotel Tea & Coffee)があり、宿泊客や旅行者の憩の場になっています。
ここで30歳くらいの日本人が働いています。(店長?)
彼は中学生の頃アメリカに来た、と言っていました。
日本の生菓子も置いてあり、コーヒーを飲みながら頂きました。

800、ロビー

2010年05月26日 | Weblog
パナマ・ホテルのロビーには当時のテーブルや椅子、ピアノ、日本人形、臼などが保存されていてシアトルに渡った日系人の生活を偲ぶことができます。
壁には写真が飾られていて貴重な資料として残されています。

798、パナマ・ホテル

2010年05月24日 | Weblog
シアトルのダウンタウン、インターナショナル・ディストリクト内に「パナマ・ホテル」があります。
ここはシアトルに移住した日系人の心のよりどころになったホテルです。
シアトルに日本人が多く移民として渡ったことは知っていましたが、その歴史についてはあまり知りませんでした。
757、エキストラ」で移民の物語を知って関心を持つようになりました。
いろいろ調べていくうちにパナマ・ホテルの存在を知り、今回シアトルに着いて真っ先に訪れました。
今は使用できませんが日本式銭湯の跡があり、移民たちが1日の労働を終え疲れた体を休めたことが偲ばれます。(アメリカに唯一残っている銭湯)
館内を見学するツアーがあって、私が行った日にはいイタリア人観光客が団体で来ていました。
100年前の1910年に日本人建築家Saburo Ozasa氏によって造られ、現在もホテルとして営業されています。
詳しくは追々書いていきます。

写真右上に「PANAMA HOTEL」の文字が見え、右下に「Hashidate-Yu」と、あります。
http://www.panamahotelseattle.com/

797、イミグレーション

2010年05月23日 | Weblog
飛行機を降りて最初にすることはイミグレーションで入国審査を受けまることです。
3年半前にシアトルに行ったときも厳しい審査がありましたが、今回は10日ほど前にニューヨークのタイムズ・スクエアでテロ騒ぎがあったばかりで、かなり厳しくなっていました。
10本の指の指紋を採られ、顔写真を撮られました。
私のすぐ前に並んでいた人は何処か別のところに連れて行かれました。
イミグレーションは何回通過しても緊張します。
無事通過すると階段を降りて荷物を取りに行きます。
757、エキストラ」のブースは100年前の時代考証をし、再現したものだと思います。
現在はブースも近代的でカメラや指紋を採るスキャナーなど、ハイテク化されています。

写真①はラゲージクレームからイミグレーションを撮ったものです。
上の方に10、11、12、13の番号が見えますが、ここがイミグレーションのブースで審査官がいます。
この写真を撮るときは緊張しました。
不審な行動をとると怪しまれるからです。
写真②はイミグレーションを通過し、階段を降りて下のラゲージクレームに向かう人達(上方)と荷物を待つ人達です。
帰国時に成田空港で日本の入国審査を受ける外国人の様子を見ていましたが、アメリカに比べそれほど厳しくないようでした。

796、機内

2010年05月22日 | Weblog
成田・シアトルを往復した飛行機について少し書いてみます。
行と帰りの水平飛行に入ってからの飛行状態です。
行:所要時間 8時間15分
高度 10000~11000メートル
速度 1000キロ/毎時
外気温 -50~60℃
帰:所要時間 9時間
高度 10000~11000メートル
速度 900キロ/毎時
外気温 -50~60℃


行と帰りで所要時間が1時間近く違います。
上述のように時速が900メートルと1000メートルと異なるので所要時間も違ってきます。
シアトルから成田に向けて飛ぶときは偏西風に逆らって西に向かって飛ぶのでスピードも遅くなり、必然的に所要時間も長くなります。
これ等の値はそのときの風の強さや方向によって違ってきます。
上の写真はシアトル・タコマ国際空港着陸直前に撮ったもので、真下にハイウエイや住宅が見えます。