ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1050、雪の6番街

2011年01月31日 | Weblog
車の屋根に雪を乗せたタクシーが6番街を走っています。
6番街と42ストリートの角にブライアント・パークがあります。
151、ブライアント・パーク」で公園の位置を説明しましたが、言葉ではピンとこないと思います。
地図にして見るとブライアント・パークがオフィス街の真ん中にあることがよく分かります。
上の写真は6番街の42ストリート(下の地図赤丸)から南東方向(赤矢印)を撮ったもので、矢印の先5番街と34ストリートの角にエンパイアステート・ビルがあります。

「151、ブライアント・パーク」は夏の公園、上の写真は冬の公園で、ほぼ同じアングルです。
ブライアント・パークとエンパイアステート・ビルの位置関係は「329、5Ave 23~42Stの略図」を参照

1047、タイガーから鳥へ

2011年01月28日 | Weblog
昨年末から今年にかけて善意の贈り物が全国47都道府県に広がり、「タイガーマスク現象」と呼ばれました。
今度は鳥インフルエンザが全国に広がろうとしています。
27日現在13道府県で陽性反応の鳥が見つかっています。
大量の鶏が殺処分されたり、鶏や卵の移動や出荷が制限されるなど、養鶏農家は大打撃を受けています。
野生の鳥がウイルスを運んでくると思われていますが、野鳥の行動半径は広いので牛や豚の口蹄疫よりも被害が広範囲に広がると予想されます。
鳥に罪はありませんが、こちらは全国に拡大してもらいたくないものです。

スーパーや飲食店などでは鳥肉や卵の売り上げが減るのではないかと懸念されています。
今日28日はケンタッキー・フライドチキンの日だそうで、割引やおまけがつきます。
28→ニワ→ニワトリ、のゴロ合わせのようです。
私も毎月28日にはフライドチキンを買ってきて食べます。

167、「ネイサンズ」ホットドッグを参照

1046、両チーム揃う

2011年01月27日 | Weblog
昨年の9月から熾烈な戦いを続けてきたNFL(プロフットボール)もいよいよ大詰めを迎え、23日にナショナルとアメリカン、両カンファレンスのチャンピョンシップが行われ2チームに絞られました。

ナショナル・カンファレンスはシカゴ・ベアーズ対グリーンベイ・パッカーズの戦いとなりパッカーズが21-14で勝利しました。
パッカーズは、1997年以来で通算5度目のチャンピオンで、NFCでは初となる第6シードからのスーパーボウル進出です。
1032、下克上」で書いたときは、シアトル・シーホークスの負け越しからのプレーオフ進出を書きましたが、第6シード(プレーオフ出場は6チーム)からの勝利もある意味、下克上と言えます。
パッカーズは第1回と第2回のスーパーボウルを制した強豪チームで、1970年を含めスーパーボウルを3回制覇しています。
同チームはアメリカで唯一、一般市民が100%保有するプロスポーツチームで、市民の間で絶大な人気があります。

アメリカン・カンファレンスはニューヨーク・ジェッツ対ピッツバーグ・スティーラーズが戦い、スティーラーズが24-19で勝利しました。
スティーラーズは2008年シーズン以来で、リーグ歴代最多タイとなる8度目のスーパーボウル進出です。
ここ6年間で3度目のスーパーボウル出場で、スティーラーズの「鋼鉄のカーテン」は健在です。
ジェッツは2年連続でカンファレンス・チャンピョンシップに敗れ、スーパーボウル出場はなりませんでした。

両ゲームとも30%近い高視聴率で、2月6日(日本時間7日)に行われるスーパーボウルへ向けて、全米のボルテージは高まっています。

*スーパーボウル (Super Bowl) :NFC優勝チームとAFC優勝チームの間で争われ、NFLの頂点を決めるボウルゲームで、アメリカ最大のスポーツイベントです。
スーパーボウル優勝チームには、ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー(ティファニー社製)が与えられますがロンバルディはグリーンベイ・パッカーズの名コーチとして知られ、第1回と第2回のスーパーボウルを連覇しています。
優勝チームのメンバーにはスーパーボウル・リングが与えられ、この指輪を持つことはNFL選手にとって最高の名誉です。
野球(MLB)のワールドシリーズでもチャンピョンリングが与えられ、日本人選手も何人か持っています。
NFLのヒット(選手の激突)は強烈で想像を絶する激しいものがあり、体力的に劣る日本人がスーパーボウル・リングを手にする日が来るのか?
写真はカンファレンス・チャンピョンシップで激突する4チームの選手。

1045、負の連鎖

2011年01月26日 | Weblog
1044、留学」でアメリカの名門、ハーバード大学の日本人留学生は大幅に減っている、と書きました。
日本の若者は、最近の言葉でいうところの「草食系」が多くなり、海外に出て一旗あげようとする人は少なくなっているようです。
若者の内むき化→社会の活力低下→経済の停滞→雇用の悪化→結婚・出産に消極的→少子化→人口減少→社会の活力低下→→→、と負の連鎖が続きます。
この状態はジャパンシンドローム(日本症候群)と呼ばれています。
留学する若者が減少している一因に、日本の就職形態があるようです。
企業は大学の新卒を優先して採用し、外国帰りや転職する人材を敬遠する傾向があります。
3年の秋には就職活動を始め、それに追われてしまいます。
この傾向は年々早くなっているので海外留学すると就職活動に出遅れてしまいます。
大学の4年間は勉強だけでなく部活や社会勉強などを通し、人脈を作ったりいろんな経験を積むことも大事です。
現在の就活開始は早すぎ、4年間の大学生活を満喫できていないように思われます。
私の場合、部活や社会勉強ばかりでしたが。
写真はマサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学。

1044、留学

2011年01月25日 | Weblog
1030、124万人」でアメリカに留学する若者は減っている、と書きました。
アメリカの名門、ハーバード大学の日本人留学生は大幅に減り、中国人や韓国人が多くなっています。
これでは世界の中での日本の位置が低下するばかりです。
明治維新以来多くの日本人が海外に留学し、日本が世界に肩を並べていきました。
2009年から2011の3年間に渡ってNHKのドラマ「坂の上の雲」が放送されました。
これは「竜馬がゆく」と共に私が愛読した作家司馬遼太郎の代表作をドラマ化したものです。
松山出身の秋山好古、秋山真之の兄弟と、正岡子規の3人を中心に、変革期の日本を描いています。
日本の運命を左右する日露戦争を中心に描かれていますが、ここに登場し日本の運命を左右した若者たちの多くは海外で学び、人脈を築いていきます。
日本海海戦で勝利をおさめ、戦勝ムードの日本でしたが戦費は底を突き、一刻も早く停戦に持ち込む必要がありました。
この時活躍したのが金子賢太郎です。
金子は日露戦争当時アメリカの大統領だったセオドア・ルーズベルトとハーバード大学の同窓で、旧知の間柄でした。
金子はルーズベルト大統領に停戦の依頼をします。
ルーズベルト大統領の仲介で停戦が実現しますが、このとき停戦協定に持ち込めなかったら両国の国力から見て日本は苦しくなっていたでしょう。

上の写真はロングアイランドにあるルーズベルト大統領の別荘で、現在は博物館になっています。
我家から車で30分ぐらいのところにあったので何度か行きました。
258、テディベア」を参照

1043、ちょっと一息

2011年01月24日 | Weblog
コーヒー豆の国際価格が高騰していて、前年比50%以上値上がりしています。
今のところ小売価格には反映していませんが、一部のコーヒーメーカーは値上げを検討しているようです。

アメリカで「一息」するときの飲み物といえばコーヒーが圧倒的に多く、朝の一杯もコーヒーです。
それも特大のマグカップで飲みます。
大きいのになると、どんぶりくらいの大きさのカップもあります。
日本でもちょっと一息、というときはコーヒーを飲む人が多いようです。
ビジネスパーソンを対象とした調査で、仕事の合間に疲れを癒したり、眠気を覚ましたりしてくれる飲み物の1位はコーヒーで28%、2位は日本茶の21%です。
私も毎日5~6杯は飲みます。

コーヒーの需要は世界的に増えていて、お茶のイメージがあるインドでもコーヒーを飲む人が増えているそうです。
現在インドの人口は約11億人で中国に次いで2位ですが、2026年には15億人近くなり、中国を抜いて世界一になると予想されています。
この巨大マーケットを見込んでスターバックス・コーヒーもインドに進出するそうです。
写真はシアトルのスターバックス1号店で買ったマグカップで、500ml入ります。(ロゴが他の店と違う。)
820、コーヒー」を参照


1042、勝つテニス

2011年01月23日 | Weblog
テニス四大大会の今季初戦、全豪オープンがオーストラリアのメルボルン・パークで行われています。
男子シングルスで錦織圭選手は1回戦、2回戦を勝ち、日本男子としては1965年の石黒修選手以来となる46年ぶりの3回戦進出を果たしました。
ベスト16をかけた3回戦は第9シードのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に2-6、4-6、3-6で敗れ、2008年全米以来のベスト16進出はなりませんでした。
善戦するが勝てない選手が多い日本人選手の中で錦織圭選手は勝てる選手で今後の活躍が楽しみです。

今後の期待が膨らむ要因に、今年からブラッド・ギルバートがトラベリング・コーチに就任したことが挙げられます。
今年は15のトーナメントに同行します。
ギルバートは私がアメリカでUSオープンを見に行っていた頃活躍していた選手ですが、選手としてはグランドスラムの優勝もなく、世界ランクも4位が最高でした。
しかし、コーチとしてその才能を発揮します。
実力がありながら低迷していたアガシを世界1位、「生涯グランドスラマー」にしました。
447、史上6人目」を参照
その他、アンリー・ロディックを世界NO,1にするなど、多くの選手を育て「名コーチ」と言われています。
ギルバート・コーチの教えは「ウィニング・アグリー(格好悪く勝つ)」で、完璧なプレイで勝つのではなく、相手の弱点を突き、相手の嫌がることをして自滅させる戦法です。
ギルバート・コーチも錦織圭選の才能を認めていています。
エアKに加え、勝つテニスを覚えたら錦織選手のテニスの幅も広がるでしょう。
905、エアK」を参照

現役時代のギルバートは華麗とは言えない泥臭いテニスで、ATPツアーシングルス20勝、ダブルス3勝を挙げています。
写真は1988年のUSオープン会場で買った、オフィシャルプログラムに載っていた選手紹介のギルバート選手で、当時世界ランキング9位です。

1041、去年の10倍

2011年01月22日 | Weblog
寒い日が続き、春が待ち遠しい今日この頃です。
しかし、春とともにやってくるのが花粉です。
猛暑となった昨夏にスギなどの花芽が大きく育ったため、今年の花粉飛散量は地域によっては昨年の10倍に増えるそうです。
東京の飛散開始は2月中旬の予測ですが、すでに症状がでている人もいるようで、花粉症の人は早めの対策が必要のようです。
上の写真を見ただけで症状の出る人がいるかもしれません。
335、ヘイ・フィーバー」を参照