ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

570、ホランド・トンネル

2009年09月30日 | Weblog
マンハッタンのハドソン川沿いをさらに南下すると、ホランド・トンネル (Holland Tunnel) があります。
位置的にはCanal Stの西の端にあり、ニュージャージー州のジャージーシティにでます。
そこからニュージャージー・ターンパイク(I-95)に繋がっています。
マンハッタンとニュージャージーを結ぶ橋・トンネルのうち最も南に位置していて、ダウンタウンからニュージャージーに行くときに使います。(その逆も)
トレードセンターで働いていた頃はよく利用しました。
104、ニューヨークの灯台」を参照

569、グリニッジ・ヴィレッジ

2009年09月29日 | Weblog
チェルシーの南はグリニッチ・ヴィレッジ (Greenwich Village)です。
東はブロードウェイ、西はウェストサイド・ハイウェイ(ハドソン川)、北は 14thストリート、南はハウストン ストリートで、その中心にワシントン・スクエア・パーク (Washington Square Park) があります。
567、ミート・パッキング・ディストリクト」もグリニッジ・ヴィレッジに含まれます。

ニューヨークで都市計画が始まる前から住宅地が作られていたので、14ストリート以北に見られるような碁盤の目 (グリッド) にはなっていません。
通りは複雑で番号ではなく特徴のある名前が付けられています。(一部番号の通りもある)
レンガ作りの街並が歴史を感じさせ、街路樹が多く緑豊かな地域です。
昔から作家や芸術家が多く住む町で、6番街やBleecker Stには自分の絵を売る人や似顔絵描きがいます。
ニューヨーク大学を始め、幾つもの大学があり若者の街という感じです。
ビレッジ・バンガードやブルー・ノートなど名門ジャズ・クラブ、オフ・ブロードウェイの劇場、お洒落なレストランやカフェも多く活気に溢れています。
写真はBleecker Stの花屋です。
56、ワシントン広場の夜はふけて
290、今年も書くぞ
291、ワシントン広場から5番街の眺め
292、5番街からワシントン広場の眺め」を参照


568、カルメン

2009年09月28日 | Weblog
昨日、カルメン公演に出演しました。
オペラには全く興味の無かった私が初めて出演したのが2003年の「カルメン」でした。
それ以来オペラに目覚め、公演を見に行ったり、合唱で参加したりしています。
オペラの楽しさは「総合芸術」と言われるように音楽、演技、踊り、衣装、舞台装置など多くの要素が総合的に組み合わさって1つの作品を創りあげることです。
昨日の公演もソリスト、合唱、子供合唱、ダンサー、指揮者、オーケストラ、衣装、その他のスタッフなど総勢200人以上が参加しました。
3月に練習が始まり半年かけて創りあげてきた作品を昨日披露しました。


108、ワルキューレ
120、こうもり
154、ドミンゴと鉢合わせ
449、メトロポリタン歌劇場

567、ミート・パッキング・ディストリクト

2009年09月27日 | Weblog
チェルシーの南、グリニッジビレッジの西に「ミート・パッキング・ディストリクト」があります。
その名が示すように精肉工場が100軒以上も並ぶエリアでした。
小売はしませんが、パーティなどで肉を大量に使うときに何度か買いに行ったことがあります。
以前は肉を積んだトラックが行き交い、一般の人はあまり縁の無い地域でした。
石畳の道もあって、車で走っていても独特な雰囲気のエリアでした。
夜になると人影も無く怖い感じでしたが、おしゃれなエリアに生まれ変わり、今では夜も多くの人で賑わっています。
特に、セレブに人気がありレストラン、クラブ、ショップ、ホテルなど高級感あふれ、新しいビルも次々に建設され、日々変化しています。
イースト・リバー沿いの魚市場、フルトン・マーケットはブロンクスに移転しました。
ここハドソン・リバー沿いの精肉工場も他の地域に移転しましたが、まだ何軒か残っているようです。
54、マフィア来たる
492、FRONT ST」を参照

566、チェルシー・ピア

2009年09月26日 | Weblog
564、チェルシー」でも書きましたが、チェルシーのハドソン川沿いは以前は空き倉庫が多く日中でも人の少ない地域でした。
チェルシー・ピアも客船や貨物船が発着して賑わっていました。
私がよく通っていた頃は寂れていましたが、90年代に入ってチェルシー地区の発展と共にピアの再開発も行われ、現在、Pier59~62にかけての複数の桟橋に多目的スポーツ・センターができ連日多くの人で賑わっています。
周辺のピアも開発が進んでいます。
ボーリング、フィットネス、ゴルフ練習場、バスケットバール、アイススケート、ロッククライミング、その他のスポーツ施設と共にレストラン、パブなどがあり、各種イベントが行わる総合的なエンターテイメント/スポーツ施設です。
イースト・リバー沿いのPier17は観光客が多いスポットですが、チェルシー・ピア(Chelsea Piers)は主にニューヨーカーが利用する場所です。
桟橋からはクルーズも出発します。
Chelsea Piersのホームページを覗いてみてください。
雰囲気が分かると思います。
http://www.chelseapiers.com/


565、チェルシー・パーク

2009年09月25日 | Weblog
チェルシー・ディストリクトのほぼ中央にチェルシー・パークがあります。
周りは静かな住宅街で、近所の人たちの憩いの公園です。
長女が生れた頃はウエストサイドに住んでいたので時々連れて行きました。
1歳の頃この公園で遊んでいたら年配のアメリカ人婦人が「Enjoy this time.」と微笑みながら、「今が一番良いときだから、このときを楽しみなさい」と言っていましたが、そのときはあまり気にも留めずにいました。
長女が2歳の頃ロングアイランドの一軒家に引っ越し、婦人のことはすっかり忘れていました。
それから10年後くらいに読んだ本、確か安部譲二・著の「塀の中の懲りない面々」だったと思います。
その中で若い囚人が「自分はこんなことになってしまい、親不孝者だ」と嘆くと、年老いた囚人が「若いの、嘆くことはない、人間は5歳までの愛らしさで一生分の親孝行は済んでいる。」と言う場面がありました。
言葉は正確には覚えていませんが、上のような内容でした。
これを読んだ時、チェルシー・パークで会った婦人が言っていたのは、こういう意味だったんだ、と納得しました。
ニューヨークにはセントラル・パークを始め、大小さまざまな公園が沢山ありますが「チェルシー・パーク」も思い出深い公園です。

564、チェルシー

2009年09月24日 | Weblog
34~20丁目辺りのハドソン川沿いから6番街にかけての地域をチェルシー・ディストリクトと言います。
1800年代に住宅地として開発され、19世紀後半には商業地区として栄えました。
この地区は3つの違った顔があります。
東の8~6番街はビジネス街で、北部には中央郵便局、ペンステーションマディソン・スクエア・ガーデンなどの大きな建物があります。
中央の10~8番街は古い町並みが今も残っている静かな住宅街です。
20丁目あたりはチェルシー・ヒストリック・ディストリクト(Chelsea Historic District)で、高級住宅街だった当時を偲ばせています。
西のハドソン川沿いには倉庫が並んでいます。
私がニューヨークにいた70~80年代は空き倉庫が多く日中でも人の少ない地域でしたが、90年代に入って生れ変わりました。
ソーホーから多くのギャラリーがこれらの倉庫に移ってきて特徴ある、個性あふれるギャラリーが次々とでき、若い人たちの才能を開花させる地域になっています。
おしゃれなレストランやショップが並ぶ、今ニューヨークで最もホットな地域です。

563、高い目標

2009年09月23日 | Weblog
21日にニューヨーク入りしていた鳩山由紀夫首相は22日、国連本部で行われた国連気候変動サミットで演説し、20年までに1990年比25%の温室効果ガス削減の中期目標を「国際公約」として表明しました。
140カ国以上が参加し、100カ国前後の首脳が出席する気候変動を巡る首脳級会合では過去最大規模のものです。

先日行われた総選挙で掲げた「マニフェスト」では、ほんとに実現できるのか、と思われるものも多くありましたがこれは国内での公約でした。
しかし、国連での公約は世界に向けて行われた公約なので、「できなかった」と言うわけにはいきません。
日本の威信がかかっています。
鳩山首相の並々ならぬ決意(?)が伺われます。
各国首脳と精力的に会談し、大リーグでの始球式、ピッツバーグで行われる金融サミットなどに参加する予定でハードなスケジュールです。
530、日本もチェンジ?」を参照

562、ジャイアンツ・スタジアム

2009年09月22日 | Weblog
20日(日)に行われたNFLのダラス・カウボーイズ対ニューヨーク・ジャイアンツ戦は残り4秒で、ジャイアンツのキッカー、ローレンス・タインズが37ヤードのFG(フィールド・ゴール)を決め33対31で逆転勝利しました
ジャイアンツは開幕2連勝で好スタートを切りました。
一方、カウボーイズは新本拠地カウボーイズ・スタジアムに10万5,000人を超える人が集まり最多観客記録を作りましたが、新本拠地での初戦を勝利で飾ることはできませんでした。

リンカーントンネルを走ってニュージャージーに入ると、1-95周辺に広大な土地が広がっています。
川が何本もあり湿地帯のようなところで、あまり開発されていません。
ここイースト・ラザフォードに8万人以上収容のジャイアンツ・スタジアムがあります。
NFLのジャイアンツとジェッツの本拠地です。
その他、プロサッカーの試合やコンサートなどが行われます。
50、フットボール未亡人」でも書きましたが、NFL(プロ・フットボール)の試合は主に日曜日に行われます。
この日は試合の何時間も前に人々が集まり、駐車場のあちこちでバーベキューをしたりして楽しみ、1日中お祭り気分です。

561、リンカーン・トンネル(Lincoln Tunnel)

2009年09月21日 | Weblog
マンハッタンとニュージャージーを結ぶトンネルです。(点線部分)
位置的には38~39丁目にあたり、30、34、39丁目などにトンネルの入口(出口)があります。
マンハッタン島からトンネルを抜けるとアメリカ大陸で、西海岸の太平洋まで続いています。
ミッドタウンからニュージャージーに行くときはほとんどこのトンネルを利用しますが、イーストサイドから行くときにはFDR→ハーレムリバー・ドライブを通ってジョージ・ワシントン・ブリッジを渡ることもあります。
525、ハーレム・リバー・ドライブ

おもしろいことに、マンハッタンからニュージャージーに行くときは無料で、ニュージャージーからマンハッタンに入るときは有料です。
イーストリバーの有料の橋やトンネル(無料の橋もある)は、入るときもでるときも料金を払います。
例えば、イーストリバーのミッドタウン・トンネルが2ドルとすると、往復で4ドルです。リンカーン・トンネルはマンハッタンに入るとき4ドルで、結局同じです。
2008年3月から8ドルですが、ミッドタウン・トンネルの料金が2009年7月12日から$5.50に値上がりしたのでリンカーン・トンネルも値上がりしていると思います。
(私の頭の中には20年前の2ドルというのが今もあります。)
503、クイーンズ・ミッドタウン・トンネル

8~9 Ave&40~42 Streetにポート・オーソリティ・バス・ターミナルがあり、ここからアメリカ大陸のバス旅行によく出発(到着)しました。
バス乗り場は地下にあり、そのままリンカーン・トンネルに入ります。
14、ちょっとギャンブルでも!
104、ニューヨークの灯台

地図の中に赤い四角で囲まれたところ(12~11Ave&34~39 Street)があり、「PROPOSED CONVENTION CENTER」と書いてありますが、ここにジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンターができました。
この地図が作られたとき、ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンターはまだ無く、予定地として載っています。
「PROPOSE」という言葉は結婚を申し込むときに使われますが、提議する、提案する、企てるなどの意味もあります。
131、ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンター
387、NY自動車ショー