ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1750、講習会

2012年12月30日 | Weblog
銃による事件が頻発しているアメリカでは銃の講習会が行われているようです。
ユタ州のソルトレークシティー近郊では市民に銃の扱い方を教える講習会が開かれ、教員約200人が参加しました。
コネティカット州ニュータウンの小学校で起きた銃乱射事件を受け、子供たちと自分の身を守るには銃の撃ち方を覚えておかなければならないからです。
銃を持っていても扱いに精通していないと、とっさのときに役に立ちません。
GUN SHOP」でも撃ち方を教えてくれます。

講習会にもいろいろありますが、日本では考えられません。
競技者や警察官などを対象とした講習会はあると思いますが、一般の市民を対象とした銃の講習会は聞いたことがありません。
銃規制に関する議論が高まる中、銃を購入する人が急増しているようです。
米国人の約7割が、一定の規制下で銃の所持を認めるべきだ、という調査結果が出ています。
1748、悲劇の後も」を参照

銃の話ばかり書いているとアメリカは危険な国のように見えますが、ニューヨーク市の殺人事件は減っています。
ブルームバーグ市長は28日、警察学校の卒業式で、ニューヨーク市内で今年発生した殺人事件は28日現在414件で、統計取り始め1963年以降年間の発生件数が最少にとどまる見通しを示しました。
414件のうち237件は銃によるものです。
1721、珍しい記録」を参照
殺人事件が最も多かったのは1990年の2245件でした。
発砲事件は23日現在1353件で、こちらも統計を開始した1994年以来最も少ない年間件数になるようです。

私は1993年まで20年間ニューヨークに住んでいましたが、発砲事件を見たことはありませんでした。