ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1181、野菜破棄

2011年06月10日 | Weblog
福島第一原発事故は終息のメドガたっていません。
福島県をはじめ近県では出荷停止で、野菜や原乳が破棄されました。
今も出荷制限は続いています。
1102、出荷停止」を参照

欧州では腸管出血性大腸菌「O-104」の感染が拡大していて26人が死亡しています。(8日現在)
キュウリ、トマト、モヤシ、レタスなどの野菜が感染源として疑われていますが、特定できていません。
生野菜を食べないように注意している国が多く、野菜の売り上げは激減し、苦労して作った野菜を破棄しています。
上の写真は赤く熟れたトマトが巨大なゴミ容器に捨てられている様子です。

農家は天候に左右され、価格の暴落など不安定な要素が多くあります。
その上原発や大腸菌に苦しめられ、大変です。

1180、なんで俺がPart2

2011年06月09日 | Weblog
民主党は8日、東日本大震災の関連法案を審議するため参院に新設する東日本大震災復興特別委員会の委員長に柳田稔元法相を充てる人事を内定しました。
柳田氏といえば「法相とはいいですね。答弁は二つ覚えておけばいいんですから。」の国会軽視ともいえる発言で、昨年11月に法相を辞任した経緯があります。
『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と。これはいい文句ですよ。
『法と証拠に基づいて、適切にやっております』。この二つなんですよ。
柳田氏の内定に自民党参院幹部は、「あり得ない。被災地をばかにした話だ。どういう経緯で法相を辞めたのかを考えて、一回顔を洗って出直してこい」と強い不快感を示しています。
今度は「延命は2つだけ、1つめは何も喋らないこと。2つめは何もしないこと。」などと思っているかもしれません。

前回、法相に任命されたとき「この20年の間、法務関係は1回も触れたことはない、触れたことがない私が法相なので多くのみなさんから激励と心配をいただいたが、一番驚いたのは私自身で」、「えーっ何で俺が?」と思ったそうです。
今回も「えーっ何で俺が?」という心境かも知れません。
震災以降、復興の名目で多くの組織ができましたが、何をしているのかよく分かりません。

1179、Wendy’s

2011年06月08日 | Weblog
アメリカのファーストフードと言えば、マクドナルドバーガーキング、ケンタッキー・フライドチキン、ネイサンズ・ホットドッグ、その他いろんな店がありますが「ウェンディーズ」にもよく行きました。
ハンバーガーがメインメニューですが、私が気に入っていたのはベークドポテトです。
ホクホクの丸ごとポテトの上に切り目を入れ、ブロッコリーなどの野菜、とろけるチーズを乗せたものです。
食べ放題のサラダバーは人気でした。
(過去形で書いていますが、私がいた頃の思いい出です。)
最近は日本のファミリーレストランなどでもサラダバーを置く店があります。
現在も全米に展開していて、去年シアトルに行ったときもあちこちで見かけました。
写真左はシアトルのダウンタウン、右は郊外にある「Wendy's」


1980年に日本に上陸し全国で70店以上を展開していましたが、2009年12月に撤退していました。
今秋日本に再上陸するようです。
東京に店を出してから全国展開し、5年以内に70店舗、最終的には700店舗まで増やす計画だそうです。
日本でのメニューにベークドポテトやサラダバーが加わるかは分かりません。

1178、松坂ピンチ

2011年06月07日 | Weblog
ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手(30)が右ひじ靱帯(じんたい)の修復手術を受けることになりました。
地元紙は「松坂の時代は終わりだろう」とコメントし、大きく報道しています。
本人も「野球人生最大のピンチ」と語っています。
大金を払い、大きな期待を持って迎えた松坂が期待に応える活躍ができず、レッドソックスファンや地元紙は失望しています。
甲子園で伝説を作り、同世代の選手をまとめて「松坂世代」と言わしめる松坂大輔。
20年に一人のピッチャーとも言われ、素質的には抜群のものがあります。
西武ライオンズに入団し、1年目から活躍します。
高卒ルーキーのプロデビュー戦(1999年4月7日の日本ハム戦)でいきなり155キロを記録し、8回2失点の好投で初勝利しました。
鮮烈なデビューで、この年16勝を挙げています。
2007年に大リーグボストン・レッドソックスに移籍したときは年齢的にも若く、選手として脂の乗り切った時で、どれくらい活躍するか大きな期待を持たれていました。
大リーグ1年目は15勝、2年目は18勝と順調でした。
3年目4勝、4年目9勝と低迷し、5年目の今年は3勝3敗で終わりです。
1130、地元ファンもビックリ」でも書きましたが、最近のフォームを見ると腕が下がり、不自然な投げ方をしていました。
太って体も重そうで、下半身を使ったダイナミックな投球ができていないようでした。
これでは肘を痛めてしまいます。
復帰には1年以上かかる見込みですが、まだ30歳と若いので怪我を完全に治し、復活してもらいたいものです。

上の写真は手術が決り、心境を語る松坂。
下の写真左はプロデビュー戦での松坂で、腕は高く下半身が安定しています。
右は最近の松坂で、腕は下がり棒立ち状態です。


1177、アジア勢初

2011年06月06日 | Weblog
テニスのグランドスラム(四大大会)今季第2戦、全仏オープンの決勝が行われ、第6シードの李娜(中国)が第5シードで前年覇者のフランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)を6-4、7-6で破り優勝しました。
グランドスラムのシングルス優勝は男女を通じてアジア勢初の快挙です。
大会後の世界ランキングでクルム伊達公子が記録したアジア選手最高に並ぶ4位になります。
1月の全豪オープンでも準優勝していて、アジア勢初の世界ランク1位も見えてきました。
上の写真は優勝し、コート上で喜ぶ李娜選手(手前)

私の中では、「アジア勢初」の称号は伊達公子選手が得られたのではないかと思っています。
1996年に25歳という若さで引退したのが残念です。
「グランドスラム優勝」、「世界ランク1位」も夢ではなかったと思います。
現在29歳の李娜選手も25歳を過ぎた頃から強くなってきました。
ツアーの過酷さは想像以上で、絶頂期で引退する選手も多くいます。
137、トッププロの相次ぐ引退」を参照

一方、男子はラファエル・ナダル(スペイン)が第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)を破り2年連続6度目の優勝を果たしまた。
ナダルの全仏6度制覇は、ビョルン・ボルグ(スウェーデン)と並ぶ歴代最多で、グランドスラム10度目の優勝は歴代6位のビル・チルデン(米国)に並びました。
歴代1位はフェデラーの16勝。
474、フェデラー15勝」を参照

1176、年齢制限

2011年06月05日 | Weblog
ブラジル五輪を目指す中国選手たちに年齢詐称疑惑が浮上しています。
サッカー・中国ユース代表の約半数にあたる10人が1993年1月生まれと同じ月に偏っていて疑惑をもたれています。
毎度のことで「またか」という感じです。
オリンピックのメダリストの年齢詐称問題でメダル剥奪騒動になったこともあります。
日本のような明確な戸籍法がなく年齢を特定するのが困難なこともあります。(戸籍法はあるが厳格ではない)
218、出生証明書
719、涙の銀メダル」を参照

以前、四川省の農村部で、1996年生まれの少女が戸籍上、1966年生まれと記載されていたことがありました。
生まれた直後に、“30歳”になって父親よりも10歳年上です。
家族もこのことを知りながら、「小さなことだ。訂正するのも面倒」と放置していたそうです。
小学校の同級生も彼女が戸籍上“1966年生まれ”とされていることを知っていて「おばさん」などとからかわれていたそうです。
周囲の人も知りながらあまり気にしないようです。
また、一人っ子政策で戸籍の無い子供が相当数いるそうです。(人数は推定不可能)
2人目を生むと罰金をかけられるので届けないそうです。

1175、アフター4

2011年06月04日 | Weblog
今夏の節電対策でサマータイムを導入する企業や団体が増えています。
出勤時間を1時間早め、退社時間も1時間早くします。
4時に会社を出ると太陽はまだ高く、趣味や自己啓発などの時間をたっぷり取れます。
消費不況に苦しむ流通・外食業界などは新たなビジネスチャンスと期待しています。
居酒屋やビアガーデンなどは通常より1時間早い4時に開店する店が多くなっています。
夏場は夕方7時過ぎまで明るいのでいろんなことができます。
有効に使いましょう。

4年前の今頃、最近日本でサマータイム導入についての議論が行われていますが、実施されることはまず無いでしょうと書きました。「23、サマータイム
今年も同じ言葉を書きます。
1138、やっぱりだめか!」を参照

1174、技量審査内閣

2011年06月03日 | Weblog
菅内閣に対する不信任決議案は2日午後、衆院本会議で採決され、賛成152、反対293(投票総数445、過半数223)で否決されました。
首相は衆院本会議の採決を前に開かれた党代議士会で、民主党からの大量造反で党が分裂する事態を回避するため、震災対応に一定のめどがついた段階で、自発的に退陣する考えを表明していました。
「『(震災の復旧・復興に)一定のめどがついた段階で辞める、ということですが、復旧・復興のめどはそう簡単にはつきそうにありません。
あやふやな退陣表明は政権の延命策か?
「復興」の錦の御旗の下、菅首相続投です。
不祥事で揺れる大相撲の技量審査場所で、負け越した幕下力士が次場所の十両昇進を決めた感じです。
そういえば菅首相は以前、「今までは準備段階」と言ったことがありましたが、準備のまま終わりそうです。

1173、最後の帰還

2011年06月02日 | Weblog
スペースシャトル「エンデバー」が米東部時間1日午前2時35分(日本時間同日午後3時35分)、最後の飛行から米フロリダ州のケネディ宇宙センターに帰還しました。
マーク・ケリー船長ら6人の飛行士を乗せたエンデバーは、未明の滑走路に着陸し、エンジンを停めました。
管制センターは「お帰りなさい、エンデバー」と呼び掛け、マーク・ケリー船長は「最後の着陸となるのは悲しいが、エンデバーは実に偉大な歴史を残した」と述べました。

エンデバーは1992年の初飛行以来、通算25回の飛行を行いました。
機体は整備した後、ロサンゼルス市内の科学館に展示されます。
ご苦労様。
上の写真は最後のミッションを終え、地球に着陸したエンデバー(CNNニュースより)
エンデバーは日本人宇宙飛行士の搭乗率が高く、毛利衛さん、若田光一さん、土井隆雄さんが搭乗しています。

シャトル計画の最後を飾る「アトランティス」は、7月8日に打ち上げられる予定です。

1172、お蚕様

2011年06月01日 | Weblog
1161、火鉢」で、私の家は大きかったので村の寄合い(会合)などを行いました、と書きましたが、それは人間のためではなく蚕のためです。
群馬県は昔から養蚕が盛んで全国一の生産量を誇っていました。
春から秋にかけて4回ほど蚕を飼います。
広い家のほとんどはお蚕様が占領します。
蔵の中にその道具が幾つか残っていました。
籠:桑の葉を摘んできて蚕に与えます。(私も桑摘みを手伝った)
大小10個ほどありました。(大きいのは口の広さ、高さとも100cmくらいあります)
棚用籠?:名前を忘れてしまいましたが、この上で蚕を飼育し桑の葉を与えます。
100枚ほどありました。(縦・162cm、横・121cm)
専用の棚に10段ほど積み重ねます。
この棚が30くらいあったので300枚のかごがあり、それに蚕がびっしり乗っていました。
棚から1枚ずつ取り出し桑を与え、棚に戻すので1回の作業にかなり時間がかかります。
(この作業も手伝ったことがあります)
寝室の隣の部屋まで蚕が占領するので、何万匹(数は推定できない)の蚕が桑を喰う「ザワザワ」とした音は夜も続きます。

先日、皇居・紅葉山御養蚕所で蚕に桑の葉を与える「給桑」がおこなわれました。
皇居の養蚕は、養蚕業を奨励しようと明治天皇の皇后、昭憲皇太后が始めたもので、歴代皇后が継承し、平成以降、皇后さまが引き継がれています。
写真は宮内庁のホームページより。
左右に棚が見えますが、私の家の棚も同じような感じでした。
(この写真を個人のブログに掲載してよいか分かりませんが、もしだめでしたらすぐに削除します。)


私の家の周りには桑畑が広がっていましたが今は団地や住宅地になっています。
現在、桑の木はほとんど見ません。
裏の畑に1本だけ残っています。(下の写真)