ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

191、DOWNTOWN

2008年09月16日 | Weblog
直訳すると下町です。
日本で下町というと庶民的な町という感じですが、英語の“DOWNTOWN”は少し意味が違います。
アメリカの地方の都市に行くと“DOWNTOWN”と呼ばれる繁華街があります。
そこには市庁舎、裁判所、デパート、さまざまな店、しゃれたレストラン、映画館などがあり、町の中心で人々はそこへ行くのが楽しみです。
昔(1964年)イギリスの女性歌手ペトゥラ・クラークが歌った「恋のダウンタウン」という歌がありました。(原題は“DOWNTOWN”)
「あなたが一人で、寂しくなったら ダウンタウンに行ってみよう!
そこには音楽が溢れ、ネオンが煌き、嫌なこともみんな忘れてしまうよ、だからダウンタウンに行こう!」
ダウンタウンには楽しいことがたくさんあり、夢と希望に満ちていて、そこに行けば悩みも忘れてしまうという歌詞で、軽快なリズムで歌います。
最近は日本もアメリカも郊外型の店が増えてきましたが、昔は娯楽もショッピングも“DOWNTOWN”が中心でした。

マンハッタンの“DOWNTOWN”はローワーマンハッタンにあるウオール・ストリートを中心とした金融街を指します。
これは地理的な関係を言って、南(下)をダウンタウン、北(上)をアップタウンと言います。
マンハッタンは南から発展していったので、初期の頃はこの辺りが繁華街で名実共に“DOWNTOWN”でした。
事実、この地域にはニューヨーク市庁舎、裁判所、ウールワース・ビルディングなどがあり、ワールド・トレードセンターもこの地域にありました。
(ウールワースは全米に展開する小売業の老舗の大手で、58階建の本社ビルはクライスラービルが完成する1930年までは世界1の高さを誇っていました。)
世界経済の中心、ニューヨーク証券取引所もあります。

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