バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

田中vs田口戦。ワンサイドでした…。

2019-03-18 | ボクシング
楽しみにしていた田中恒成vs田口良一戦をリハーサル開始前のバイユーでテレビ観戦。
出だしから緊張感あふれる熱い試合でした。結果は田中恒成選手が判定で明白な勝利。

自分の応援していた田口選手が序盤から攻勢を仕掛けたのには驚いたけど(丁寧に試合に入るタイプだと思っていた)ああせざるを得ない展開になったのかもしれない。
出ないとやられる距離や圧力。
良いパンチを当てる瞬間はあったものの、田口選手がじわじわと距離や当て勘を修正して定めてゆく展開にはならず。
逆にラウンドが進むごとに田中選手が試合中の呼吸までも支配していっているように思えた。
スピードと位置取りで接近戦を制する姿は天賦の才を感じさせる素晴らしさ。
やがてポイント的にワンサイドに。

決定的なダメージは負わないまでもかなり打たれる田口選手を見て心配になったものですが、雄々しく立ち向かっているのでレフェリーも止められない。最後の最後まで、立っていられなくなるまで戦った田口良一。感動したという声も聞こえるけど、俺は大きな怪我なくて良かった、としみじみ思いました。
序盤の入り方によっては違う展開があったようにも思うし、どちらにしても田中選手の攻防一体の素晴らしいボクシングの前には通じなかったようにも思える。

田中恒成選手、熱心なボクシングファンに好かれるであろう言動。素敵なボクサーだと思う。
攻防一体型のグレイトファイトだったけど…。
彼が目指すであろうメジャー、トップレベルにはクリーンヒットでなくとも相手を倒せるようなパンチを持つボクサーがいるので、もう少し打たれない攻防一体型を目指して欲しいと思います。

田口選手、ソウルフルなボクサーです。やっぱり好きですね。


コメントを投稿