バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

今度の日曜日は高円寺で会いましょう!

2010-06-08 | イヴェント案内

バイユー新企画。
三鷹を飛び出しての出張LIVEシリーズを始めることとなりました。
その出張先は高円寺、高円寺JIROKICHIです。
開催は6月13日、今度の日曜日です。以下に詳細を…

★ バイユーがジロキチまで出張して開催するスペシャルLIVE!第1回は「高知の夜の街の人気者」「二人ソウルレ ヴュー」として名高いソウルデュオ『英くんと有沢くん』のジロキチ初登場を目玉に、ザディコキックス(ゲスト:ヒロナリ・g)!そして土佐の高知のデルタ ブルース・ROIKI先輩、と『バイユーゲイト・フィエスタ』の看板に偽りなしの組合わせです。オープニングには客入れアクトとしてバイユー従業員・近田 崇仁(はいからさん)がバイユー近辺ではお馴染みのドラマー・遠田和範とのデュオで出演します(18:45頃を予定)!…なんといっても成功せねば第1回 もなにもあったもんじゃありません。バイユー出張LIVE!どうかよろしくお願いいたします。

『BayouGateFiesta』
2010年6月13日(日)高円寺JIROKICHI
開場 18:30 開演 19:00 料金 2500円
出演:英くんと有沢くん(from高知)/ ザディコキックス (
guestヒロナリ)/ ROIKI(ロイキ)
客入れアクト:近田崇仁(はいからさん) &遠田和範

遠近コンビを聴く為に是非。6時半集合でお願いしまッス。


武蔵野ミニーバンド、ル・オードムーゲ、ヒデマロさん連夜のフルハウス!

2010-06-07 | ライヴ報告

土日は連日のライヴ営業。日中も暑かったがバイユーの夜も熱かった。もちろん暑くもありました。

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土曜日は1年ぶりの『武蔵野ミニー&N'sブルースパッケージ』。昨年はあの青山ロックンロールショーの日の出演でゲストにKOTEZ(ハープ)でした。今回はサックスのフクムラサトシさんがゲストとしてフル参加しました。あれから1年精力的にライヴをこなして来たミニーさんは快調に飛ばしました。定期的に集まっているN'sブルースパッケージも好サポート、武蔵野ミニーの戦前ブルーススタイルのバンド化に磨きがかかっていました。そして満員のお客さんの熱気が後押し!充実の一夜となりました。後半にはゲストとしてオーストラリア在住のイギリス人サッックスプレイヤー、アーサー・ロビンソンさんが登場。ニューオーリンズジャズ・スタイルのプレイを素敵な音色で聴かせてくれました。しかしコレが素晴しく歌うサックスでした。フクムラさんのサックスを促すように煽り火花散るというよりは互いに歌い競おうよ、というような風情でそんな2本の管楽器にのせられてバンドもスウィング、なんとも楽しい瞬間が現れたのでした。しかしこのアーサーさん、あとで聞くと御歳74歳!!なんと50年代の録音もあるという御大も御大なのでした。しかしどーみても50代中盤過ぎくらいにしか見えませんでした。うーん自分らもまだまだ頑張らんと…。

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そして翌日はバイユーゲイトのバーカウンターバンド『ル・オードムーゲ』と憂歌団の元マネージャー~事務所社長にして現在はシンガーソングライターの『ヒデマロ』さんの競演。

ル・オードムーゲの音頭取りである玉井さんも憂歌団を長きに渡って支えた元マネージャーさんで、この夜のバイユーは憂歌団裏方競演というなかなかに味わい深い組合わせでした。
この日も盛況。前日以上の満員御礼の中、先攻はオードムーゲ。玉井さんの「今日は前座やから(笑)」との申し出で店内を暗くせずにピンスポだけを点けてさらりと始めたのですが、これが新曲(初公開)を中心に適度な緊張感と、音楽を楽しむ自信に溢れたカッコイイ演奏。正直、オードムーゲって絵的にこんなにかっこよかったっけ??と驚かされるような佇まいでした。ギターの矢島くんの歌う新曲もバッチリ。初めて見るお客さんにもしっかりウケていました。

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そして第二部はヒデマロさん。バイユーの忘年会隠し芸大会ではお馴染みの三宅太聞(ハーモニカ)とふたりで登場。「昔から名前は知ってはいてもこの日が初対面」で緊張気味の太聞の生ハープを従えてゆるりと快調に歌ってゆきました。最近初めて発表したCDに収録されたオリジナルを中心に歌うヒデマロさん。曲も良い、のですがその歌いまわしというか語り口。今、ギターを持ち歌う必然性に満ちていてなんとも心地良かったです。緊張気味だった太聞も、少しづつ共演を楽しんでいる様子となり最後はお客さんの反応も大きく~ヒデマロさんが「ホンマ嬉しい」と言ったほどのアンコールの拍手となりました。憂歌団ナンバーを自分のアレンジで歌うヒデマロさんに、それにバックを付ける憂歌団を好きな太聞。そして飛び入りでアコーディオンを弾く玉井さん。なんといか音楽を楽しんでいるというリアリティがいっぱいでした。太く柔らかな手触りの熱い!夜でした。

フルハウス、連日の満員だったバイユー。御来場いただきました皆さまには混雑ゆえ御不便おかけして申し訳ありませんでした。今夜はいつものご近所バーとしてゆったりと営業しております。どうかよろしくお願いいたします。


おめでとう&ありがとう♪そして週末は~

2010-06-03 | ある日の出来事

昨夜はこの度めでたく結婚が決まり8月にはお相手の住む沖縄に引っ越して行ってしまうTちゃんがご来店。
彼女とはお仕事でバイユーに来たのをきっかけに仲良くなり、遂には助っ人スタッフにまで引きづりこんでしまいました。何度もライヴ営業も手伝ってもらったし、カツオ宴!でも働いてもらった。不定期なうえそんなに頻繁ではなかったので会ったことない~という人もいるかもしれませんが、大変にお世話になったありがた~い女性です。そうだ!昨年の『高知しばてん魂レヴュー』at新宿でKサハラと一緒に会場でビールを売ってくれたのがTちゃんです。
とにかくこれから慌ただしい日々を過ごし、8月には沖縄にお引っ越しの彼女。幸せそうで良かったです。
そんな多忙なTちゃんと一緒に来てくれたのはライターで情報誌の編集者Tハシさん。もう10年近く仕事や諸々をご一緒させて貰っている頼りになる女性。遠くから垣間見る多忙さからして相当~に疲労していてもおかしくはないのに、傍目にはそれを感じさせないパワー有る人!これからもどうかよろしくお願いいたします。おかーさんからのお土産をお裾分けしてもらって嬉しくも恐縮。おかーさんにもどうかよろしく♪
そして彼女と、お互いを知っていながら会うのは初めてで一緒に盛り上がった、これまた音楽関係の仕事でいつもお世話になっているSキさん。出会いの場となった夜でした。

Tちゃん、いままでありがとう、お幸せに。沖縄でも遊びましょう~。

さて今度の土日は連続ライヴ。土曜日は女性ブルースシンガー、武蔵野ミニーさん。バンドでのライヴです。日曜日はバイユーのカウンターバンド、ル・オードムーゲと憂歌団の初代マネージャーにして現在はソロシンガーでもあるヒデマロさんの対バンライヴ。憂歌団のマネージャー対決でもありますね。大阪からやって来るヒデマロさんにはサポートとして、バイユーのカウンターではお馴染みMヤケTモンさんがハーモニカで参加します。
私信:Tモツさん!昨夜はTモンを呼び出して下さってありがとうございました。

というわけで今夜もどうかよろしくお願いいたします。暑いですねー。


バイユーの宝石!? Leroy Thomasのユルい気分で楽しき音盤。

2010-06-02 | 音楽

Leroythomasjewelof_2 ザディコ新着盤です。『JEWEL OF THE BAYOU / LEROY THOMAS』。…タイトルが凄いです。ジャケも微妙にナルシストな気分なのでしょうか?なんともいえません。
1曲目をスタートするとあっという間にユル~い気分になってしまいます。演奏が特別にヘタなわけでもないですしドラムもタイトです。ただ、校則がユルいというかキメが曖昧というか…とにかく良い意味で管理されていない野放しのルイジアナ臭が漂って来るのです。大事なところで、「大丈夫かぁ?」という空気が立ちこめながらも、ギリギリのところでノリ1発だけは維持しているという安定感?。そう、コレでOK!というルイジアナマナー溢れた音盤です。
サム・クックナンバーのベタでヒネリのないカバーは2010年の今、驚異的ですらあります。歌い出しの気負わなさ加減やコーラスの社会性のなさはあまりに素晴しい。これがOKテイクとなりアルバムに収録されるファンキーさにクラクラします。

で、コレって誉めてるのケナシてるの??ってことですが…。。。
誉めています。
土の香りのするザディコ、オールドスクールと言えば良いのでしょうか?僕を、そしてバイユーゲイトを楽しい気分にさせてくれるなかなかにイイ奴です。勿論、キレのある快調な演奏もあります。しかしやっぱり校則はユルそうです。でもよく考えれば、それっていいことですけどね。

ニューヨークでライヴをした時、かのニューヨークタイムスに "The Jewel of the Bayou"と評されたそうで濃ゆーいアルバムタイトルはそこから。更には昨年、ジョージ・ブッシュ・シニア(父・ブッシュ元大統領)がヒューストン!で催したマルディグラ・プライヴェート・パーティに呼ばれて演奏した!!!そうで。俺たちゃこれからどんな凄いことになるかわからんぜ!というノリなのです。「でもそれってハコバンじゃ…」とバンドマンのMさん。いやいやこんなに誇らしげにブックレットに記しているというのにそんな無粋なことを言ってはいけません。確かにブッシュ父は「ちょうどマルディグラだからパーティにルイジアナっぽいバンドを呼んで(ザディコ、ですらないかも)あやかろうぜ!」と空いているバンドをエージェントに探させたのかもしれません。いや、ブッシュ父が「ヘイ!マルディ・グラだぜ、リロイ・トーマスを呼んでザディコパーティといこうじゃないか!!」と言った可能性も捨て切れませんが…まぁかなり低いでしょう。
終宴後「いやぁザデイコくん楽しかったよ」とか声をかけられて「おい!大統領が(元だけど)ミスター・ザデイコって言ったぜ!Yeah~」という美しい光景もあったやもしれません。そんな音盤です。今の季節にピッタリですね♪

YouTubeで観られるライヴ映像、なんともカッチョイーです。ベタな選曲のモノは更にカッチョイー!やっぱりザディコはライヴで騒ぎたいものです。