バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

どうだ!!バイユー・フェスティバル

2010-06-15 | ライヴ報告

…日曜の夜の高円寺JIROKICHI。

どうだ!!最高だったでしょう~まいったか(笑)

と、こんな気分とでもいいましょうか。

第1回『BayouGate Fiesta』が無事に終了いたしました。ご来場頂いた方々に深く大きな感謝を贈るとともに上記の「最高でしたよね?ね?ね?」とあつかましく言わせていただきます。

バイユー選りすぐりのミュージシャンを集めたフェスティバル、これだけ素晴しい出演者がそれぞれたっぷりと演奏してくれてそのうえジャンルも被らず飽きさせない。終演後、自画自賛を承知で「これは最高だ!」と思ったものでした。
「どうだまいったか~」と言いながらもそれもこれもお客様のおかげ。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

開演して間がないというのに客入れアクト『近田崇仁(はいからさん)&遠田和範』がロッキンな佇まいで登場。いきなりソウルマナーなロックデュオがジロキチの温度を上げてくれました。近田、やっぱりいい声してます。遠田さん本当に味のあるビートでした。

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そのまま休憩も挟まず、バイユー従業員でもある近田の紹介で『ROIKI』ブルースショーへ突入。一気にゆるゆると飲むモードに陥る老舗ライヴハウスJIROKICHI。エグイ音色のラップスティールを交えつつ充実のストレインジ・デルタ・ブルース。「有、やっぱひさしぶりのライヴハウスはえいねやぁ~」と言いながらもすっかりムードは飲み屋ライヴなところが流石ロイキにーさん。

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次は若干のセットチェンジを挟んで『ザディコ・キックス』。とにかくバイユーでも毎回仕事を忘れて盛り上がってしまうキックスのライヴ。この日も最高。座って聴いていることなんてできません。
後半はニューオーリンズの香りのするギタリストといえばこの人!のヒロナリ登場。ニューオーリンズで長年培った飛び入りゲスト参加の手練ならではのカッチョイーギター。ますます盛り上がるジロキチ。3曲に及んだ競演に熱くなった客席はイヴェント自体のエンディングを思わせる歓声と雰囲気に包まれて終了。自分が決めた構成ながら「…このうえまだもうひとつ凄いのが観られるなんて!」という興奮を味わったものでした。

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そして最後は高知からやって来た『英くんと有沢くん』。キックスのあまりのギンギンの盛り上がりに「これは…ふたりきり(楽器はひとつ)の英くんと有沢くんはちょっと演りにくいのでは。。。」と思ったのだけれども、そこは高知の夜の街の人気者。登場するやいなやその土佐弁まじりのステージマナーに喋り、そしてそれに呼応するファンキーなピアノでお客さんを徐々に沸かせ、野次や笑い歓声が起き始める。そして1曲目が終った時にはもうキックスに負けない大歓声がジロキチを包んだのでした。「掴んだ!??(笑)」と客席に尋ねる英くん。流石!!!参りました。そこからはもう圧巻の帯屋町、柳町、追手筋マナーのソウルショー。客席は歓声と笑いに包まれました。アウエイのはずなのにえらくウケている!!

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最後はそこになんとまたまたヒロナリが参加。昨年のバイユーでのムチャ振り共演で一緒に演るのが困難な彼らのスタイルを知り尽くしているはずなのに(11/3をご参照下さい)懲りることなくまたもや共演。これがルイジアナ魂なのか(笑)しかし今回は前回の経験を生かしてか?リズムモノでファンキーにキメる3人。既に大いに出来上がっているお客さん達を更に煽るカッチョイー演奏となりました。本当に大歓声。そしてまさかの大きな大きなアンコール。まるで自分達のライヴだったかの如く締めてくれたのでした。

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とはいえ高知でバー『A』を経営するマスターという顔も持つ英くん。締めた後にステージから私に声をかけてくれ、
主催者として「バイユーのイヴェントでした~バイユーもよろしくお願いします」(ウソ。次回もやりますよろしく!でした)と挨拶をすることができました。

と、いうわけでまだいつとは言えませんが次回も演ります!
いいミュージシャンを集めて丁寧に観てもらえば最高のライヴになる、というあたりまえのことを体感し感激の夜でした。出演者の皆さま、ジロキチの皆さま。そしてそしてお客樣方、ありがとうございました。
今回ご来場できなかった方、これからも内容充実で開催予定です。どうかよろしくお願いいたします。次回は是非ギッシリ満員にしたいと思っています。いや、楽しかったです♪