バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

それでも音楽を

2011-03-26 | ある日の出来事

本日3月26日はライヴは無し、通常営業の土曜日です。なんだかなぁ…な週末をお過ごしの方はぜひバイユーへ。つかの間の音楽とゆるりとした時間をお過ごし頂ければ幸いです。

あの日以来、なんとなく複雑な思いを抱いたまま日常を過ごしているという方がほとんどだと思います。漠然とした恐怖感もあるでしょう。でも、やれることをやる。バイユーでは今夜も音楽を聴いて過ごしたいと思っています。

昨日、友人のミュージシャン(30代、良い音楽を演ってます)に電話で話したのですが

人は実際は、いや本来はじめからひとりで。
だからこそ他人の痛みに敏感であったり、他者を思いやったり。つながって暮らす事に価値があるのだと思うのです。
目の前の彼も彼女も「独り自己と向き合って、自らの人生を全うしようとしている」自分と同じ独りである。
ということは他者への思いやりを持つ為にまず知るべきことではないかと思います。

こんな、個人の無力さを強烈に思い知らされる日々であるからこそ、個々人それぞれが外面的にも内面的にも独力で立ち向かいバランスを取ろうとしていることをおもんばかりたいと思います。
そのうえで、今は普段以上に他者や社会への思いやり。貢献が必要だと強く思います。自分たち以上の苦境にある方々に対し、独りじゃないと勇気づけて助け合うだけではなく。いま被災地で震える人々も命を落とした方々も
自分と同じ、自己の内面では激しく独りな同じ人間なのだと考えたいです。そう、人ごとではないのだと思います。

できることをやりながら自分の日常を、これまでと同じように自らと向き合って他者を思いやって暮らす。そうしていこうと思っています。
人は独りだ。なんて言って冷たいヤツだ!とも思えるかもしれませんが(昔の友だちは、また言ってる、と思うのでしょうね~)友人や彼氏彼女、家族に対してだってそれぞれが独りだという尊重する意識をもってこそ、人生での価値ある関係を築けるのではないかと思うのですがどうでしょう?もっとうまく表現できれば良いのですが…。まぁ誤解や曲解は日々にはつきものです。あんまり気にしてもしょうがないですね。

今、音楽を本気で楽しんでいるか?と訊かれると正直答え辛いです。以前のように聴こえない時があるのも事実です。でも音も言葉も生き物。今、違って聴こえている(楽しい音だってなんだか違って聴こえることもあります)ことも、音楽と暮らしてきた人生の中で貴重な時間であると考えます。
あ~鬱陶しい理屈ばっかりでゴメンナサイ。
ロックンロ~ル!


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