かねてより敬愛するルイジアナ産のロックバンド『THE IGUANAS』が久しぶりの新作をまもなくリリースするようだ(すると信じたい)。ルイジアナ近辺のローカルスターで一般的にはきっぱりマイナーと言い切れる彼らではあるが、バイユーでは相当にメジャーである。アルバムもビデオも全部揃っているし、なおかつ頻繁に流れる(空耳で~まだ飲んでます♪って聞こえると言われるアレです)。
もともと大好きで愛聴しているバンドだったのだが、97年にニューオーリンズで何度かライヴを観て以来、すっかりイカレてしまった。ギター、ベース、サックスをフロントに据えるルーツロックバンドで、スペイン語によるヒスパニックルーツ(テックスメックス味)な楽曲も多い。ブルースやソウルはバンドの基盤として強く持っているようだけれども無理に表に押し出すということはなく、イナタイ歌モノやルイジアナR&Bや彼の地ならではの匂いを持つロックンロールを奏でるバーバンドという佇まいがなんとも堪りません。楽器も盛んに持ち替えます!!アコーディオンも弾きます!!ユルユルな気分になるが手触りはロックンロールバンド。希有な存在です。個人的にはルイジアナのザ・バンドと呼んでもいいのではと…呼ばないか。。。ではルイジアナのロス・ロボスと…いや、ルイジアナのサー・ダグラス・バンド(ダグ・サーム)と。。。というか、あのなんともいえない場末感に素晴しい音楽。居合わせた観客にこよなく愛されるであろう佇まいはイグアナスはイグアナスでしかないという気がする。少ししかお話ししたことはないけれど、素敵なバンドマンたちでした。そうですイグアナスはイグアナス!
近年はレーベルがマイナーとなってしまった上に初期盤CDは廃盤となっている為、誰もが気軽にアルバムを入手できるというバンドではありませんが、機会があれば即購入をお薦めいたします。
そのイグアナス、日本のメディアから情報を得ることは殆ど不可能なため、彼らのオフィシャルHPhttp://www.iguanas.com/をまめにチェックすることでしか動向を伺うことはできないのですが。…昨年、真ん中近くでサックスを吹くデレク・ヒューストンが脱退したというNEWSを、たまたまジャストのタイミングで目にした時は本当にびっくりしました。ルックスが良く、片足をあげて吹いたりするデレク。ステージ上のヴィジュアル的にもかなり印象度の高かった彼の脱退は「え、イグアナスはどうなるの??」と一瞬心配してしまうくらいに衝撃的でした。しかし、その後も(HPを見ると)ドサ周り的なツアー?は順調に消化されているようで一安心。そこに「アルバム製作中」のニュースが!いや、楽しみです。HPで最近のLafayetteでのライヴが観れるのですが(ホームビデオのような音質です)。デレクがいないということ以外は、変わらぬ姿を見せてくれています。最初に言ったように非常にローカルでマイナーな彼らですが、世界に散らばる「イナタイ音好き」の方々の界隈では大メジャーとなる可能性有り!として強くお薦めいたします。
興味を持って頂ければ幸いです。
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