バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

アウトドアー!な夜。

2016-11-21 | ライヴ報告
金曜日は平日ですがツアーで京都からやってきた『私の思い出』の登山正文と『イグノランツ』の上村秀右のソロ対決LIVEでした。

アドベンチャーロックというなんだかよくわからないジャンルを名乗る関西の人気バンドのボーカリストのソロLIVE。迎え撃つのはとにかく爆発することでは定評のあるダイナマイトなグレイトギタリスト。熱いLIVEにはなるんだろうな〜と思いましたが、ある意味では予想通り、ある意味で予想外な展開となりました。

先攻はシュウちゃん。アコースティックとエレキを持ち替えながらのロックショー!ソロLIVEというよりもイグノランツを独りでやるようなバンドテイストの演奏でした。ギター弾かずにはいられない、弾かないと死んでしまう!くらいの切迫感が彼の個性。この日も狂おしいくらいにギターを持ち暴れてくれました。

すぐにシールドさえ抜いて「放し飼い」だぜ!に突入。

最後は廊下に飛び出し、そしてドアを2枚開け外の道路まで出てそこでエンディング。
驚くお客さんを残し、遠くで叫び声と最後のギターの音が聞こえて終了。
誰もがその熱に撃ち抜かれたかのようでした。

後攻は登山正文。この日は安東くんというキーボード奏者とのデュオ。元々ソロ活動では一緒にやることが多いそうで息もぴったり。

アドベンチャーロックだけあって「キャンプしようぜ!」と歌う登山くん。飯ごう炊爨についてなんかが歌われる。ありそうでない歌世界。
ん?ないかそんなもん。

でも熱い想いがこもった歌唱、ロックな演奏はすぐにバイユーの温度を上げたのでした。
「シュウさんがやってたから」とすぐに客席での演奏、ナマ音での演奏に突入。
更には「シュウさんがやるのを見て、俺もやったろうと…」と何度も廊下やトイレ側にエスケープしたあげくにまたもや外へ。
それも本格的に外へ。
ファンの人たちが困ったように廊下に顔を出して外の様子を伺う。…バイユーの前の道で演っている。「…捕まっちゃうよ笑(お客さん)」
帰って来そうもないので「聴きたいなら行ったほうがいいんじゃないですか。彼、たぶん帰ってこないですよ。」と言ったら、遠慮していたお客さんたちは全員外へ。
後から出てゆくと登山正文、2階のインド料理屋の入り口の階段をステージにしてシャウト中。



もうなんだかよくわかりません。アウトドアーアドヴェンチャーには間違いありません。
ただ、登山正文という男、ホンマのアホですね(笑)細かい計画とか一切なくやっているのが素晴らしい!と思いました。

登山を追ってみんな外へ。カラッポになったバイユー。この光景はまるで火事で避難した時のようだ!

曲を終え戻って来て、へんな流れのままシュウちゃんとのセッションに移行。

無事円満にLIVEは終了しましたが…なんとも珍しい流れを体験したのでした!

11年間で、外に移動してLIVEをやった人は初めてでした〜
ふたりともサンキュー!あ、お客様が全員女性だったのも初めてだ!!

とにかくアウトドアーな夜、ベンキョーになりました。

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