バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

バイユー演芸会!やっぱり楽しい!!熱烈推薦です。

2018-09-09 | ライヴ報告
4日木曜日は奇数月のお楽しみバイユー演芸会でした。

講談師、宝井一凛さんとバイユーの共同企画。回を追うごとに語り芸「講談」の魅力にハマってくる自分を感じています。
まだまだ満員御礼!とまではいかないけれど、病みつきになっている人もチラホラ。

この日は初めてミュージシャンのゲストを呼ばず、落語家さんとの2人会。

三遊亭遊かりさんが記念すべきバイユー初の落語家出演者となってくださいました。
間男話、楽しみました!落語もまたやりたいなぁと思いました。

そして一凛さん。この日は不器用な武士『西村権四郎』の物語。特別ドラマチックな話でもないし、ただストーリーを話せば「へぇ〜」って題材なのにググッと講談世界、一凛ワールドに引き込まれた客席!素晴らしかった。

終演後「なん分くらいやったっけ?」という会話があったようですが「え?…わからない。」「だよね」とう感じだったそうです。僕もそうでした。
時間を忘れるくらいに入り込んでいたんですね〜。

お笑いとも一味違う、必ずしもオチがあるわけではない。
事実を事実より?いや捻じ曲げるわけではなく、より魅力的に再現してくれる語り芸。
この魅力をより多くの方に味わってほしいと強く思います。

私、店主は講談に魅せられただけでなく、すでに一凛さんの語り口のファンにもなっているのだと思いますね。

次回は11月、遂に!!滅多にやらない(場を選ばざるを得ないため)彼女のオリジナル作品
『近鉄バファローズ講談』を予定しています。あの10・19川崎球場を語って頂きます!
野球モノ以外も1席で、計2席を予定。非常〜に楽しみです!!!お楽しみに。


告井さんのギタープレイにはいつもながら驚かされます!

2018-09-09 | ライヴ報告
5日は日本を代表するギタリストのひとりとも評される、元センチメンタルシティロマンスの告井延隆さんのギター1本ソロライブでした。

多彩で繊細なギタープレイにはまだまだ新しい発見があって驚かされます。強調されるわけではないのに絶妙なビート感があるのも凄い。

僕がいうまでもないけど凄いギタリストです。

リクエストを受け気さくに歌うボーカルナンバーも楽しく。
満足気なファンの様子がなんとも良い感じでした。

ゴカメ企画に感謝でいっぱいです!

2018-09-09 | ライヴ報告
1日土曜日はゴトー&カメレオンズpresents『BAYOU MEETING』。
世代の異なる3組がバイユーに集っての音楽愛に満ちた夜。オナカいっぱい味わいました!



急遽出演してくれたパブロックバンドを自任する30代トリオ『The SECONDS』による自作のロックンロールはあまりに気持ちよく痛快で、

時代錯誤なんて言葉を吹き飛ばすような勢いでブルースへの愛情をまきちらす20代!『メンフィスベル』の演奏は感動的ですらありました。

そして一気に世代を飛び越え40代〜60代までを網羅するゴカメことゴトー&カメレオンズの熱演!!

年齢や諸々なんて全く関係ないぜ!を体現する演奏は老若男女の音楽愛好家たちに確信と勇気を与えてくれるように感じたものです。

これまで何度か観たゴカメですが、この夜の佇まいには感銘を受けました。
それは彼らの演奏が良かっただけじゃなく、先に演奏したSECONDSとメンフィスベルの熱演があったから特にそう感じたのかもしれません。
若者の後に当たり前のように同じ空気感でギターをかき鳴らす後藤さんはなんともカッコよかった。

楽しい夜でした。終演後あんなに音楽話がやまないなんて最高だなぁと心から嬉しく思いました。しかもそんな集団が店内の各所に幾つも。
こういうの感じのライブバーがやりたかったんだよなぁと思ったりしたものです。

当初出演予定だったハイドロカルチャーズのお二人が来てくれたことも俺にはとても大きく、大怪我を負ったボーカル高野くんのことは残念で心配ですが、素敵な夜でした。出演の叶わなかった彼らを加えた4バンドの皆様、これから色々面白いことやりましょう。どうかよろしく。