バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

本日のメニュー。

2017-04-24 | メニュー
本日4月24日(月)の日替わりメニューは『お手製香味焼きソーセージ』550円『マカロニサラダ』400円『焼き穴子煎餅』300円などなど。
『ガンボ』や『チリビーンズ』の定番も勿論あります!
お待ちしております。

井岡一翔選手に思う。

2017-04-24 | ボクシング
ボクシング話です。長いので「ああ、またアレね」の方はどうかスルーでお願いします。

朝刊で知った井岡一翔選手の防衛成功。「具志堅用高の世界戦最多勝利記録に並ぶ」とのことだそうな…。

ふーんと思う。さっきも書いたけど彼に非はないんだろうけど「それで?」と思ってしまうのがなんとも申し訳ない。
彼のボクサーとしての才能は素晴らしいと思う。そして実績もなかなかスゴイものがある。視聴率も結構取るらしい。
なので尚更思う。
彼の実力に見あった評価を得られていない現状の不幸を。

残念ながら彼はボクシングファンに愛されてはいない。ここでいうボクシングファンというのはボクシング雑誌やインターネットで日々ボクシングニュースを追い、日本タイトルや海外の選手にも興味を持ち、時には会場に足を運ぶというファンのことを指します。
彼らの中に井岡選手を特別に「嫌い」という人はそれほど多くはないと思うが(少なからずいるが)、「思い入れがない」という人が間違いなく多数派だ。

そしてなにより、井岡選手は同業者、日本のプロボクサーからの「世界戦最多勝利記録」「3階級制覇」に相応しい尊敬を集めているとはいえない。

(現役ボクサーアンケート等によると)ボクサーたちの尊敬を集めているのは現役では山中慎介、内山高志、三浦隆司選手あたりで、引退したばかりの長谷川穂積選手を含めその戦歴や人格で同業者の支持が厚い。そして才能という面で井上尚弥選手が別格の支持を受けている。

「ボクシングオタクなんかに好かれなくてもいいじゃん!」という声にはそうかもねとも思うけど、
命がけの競技で屈指の実績を残しながら同業のボクサーたちからの尊敬が薄いのは悲しい。

井岡選手は2012年に八重樫選手との統一戦を終えたあたりまではボクシングファンからもボクサーからも支持されていた。
そこから急速に支持を失っていったのだ。

近年、日本のプロボクサーが尊敬の念を隠さない、ボクシングファンが熱烈に支持し、冷静ではいられないというほどに愛した選手といえば辰吉丈一郎、高橋ナオト、坂本博之、長谷川穂積、西岡利晃選手…などが思い浮かぶ。
世界タイトルを獲ったかどうか、何勝したかではなくどのような闘いを見せたかが彼らに熱烈な支持を集めた。

(個人的には石田順裕や高山勝成、亀海善寛(現役)選手のように海外で果敢に戦う選手に思い入れが出来てきます。)

井岡選手はジム、テレビ局の戦略により不可解に作られた王座決定戦や階級変更を重ね。強豪選手を(世界のボクシングの情報に触れているファンにとっては)あからさまに避け世界戦での勝利を重ねて行ったことにより、
「素晴らしいボクサーだけど…」の注釈付きで、同じテレビ局がバックアップする3兄弟とイメージを重ねられることとなってしまった。

今回の世界戦最多勝利タイ記録もボクシングファンの反応は「30回でも40回でも好きなだけ勝って下さい」や「具志堅の名前を出さないで欲しい」との声があがり、著名ボクサーたちからも手放しでの賞賛の声は聞こえてこない。それどころか苦言を呈する関係者も少なくない有り様だ。

才能あるボクサーだけに悲しい。
彼がリング上で「僕がこのクラス最強だということを証明できたと思います」と語ったりすることで
本当の状況を知る人々の失笑を買っていったが
「本気で戦った」彼が試合直後に興奮してそう語るのはある程度は仕方ないと思う。

やっぱり問題は対戦相手、マッチメイク。

昨夜だって、対戦相手がフランシスコ・エストラーダ選手とかドニー・ニエテス選手だったら自分はなにをおいても見たと思う。

彼は好青年で、良いボクサーだと感じています。
ずっと評価の高まらなかった海外でのフライ級でのランキングもようやく1位まであがってきました。
今からでも遅くはない。
日本ボクシング界屈指の実績に相応しい評価を受けるボクサーになって欲しい。
それには真っ当なマッチメイクしかないと思います。

ゾウ・ジミン選手を標的にするのはよいのですが
「名前のある選手の中でこいつならいけそう」というセコイ計算があるようで(そんなに甘い相手ではないが)少しひっかかるかな。是非、著名なハードパンチャーとやって最高のアウトボクシングでKOして、俺も含めたうるさいボクシングファンをねじ伏せて欲しい。頼むぜ!

タパレスvs大森戦に思う。

2017-04-24 | ボクシング
昨夜は自宅で晩酌しつつプロボクシング。お目当てはタパレスvs大森戦。
真っ当に準備した選手が計量失敗ボクサーに敗れる姿は見ていてつらいものがある。生観戦したフレディ・ノーウッドvs松本好二戦を思いだした。なんともいえない不快感があるものです。

世界王座に挑むチャンスが増えたからか選手の気質の問題か、最近の計量失敗ボクサーには悲壮感がない。
無理するより失格になって重い体重で(試合キャンセルはできないだろうから)試合して勝ったほうが得策、といった雰囲気。悲惨なのは苦労してコンディションを作った相手選手の方だったりする。体重差は危険でもある。
計量失敗にはもっと重いペナルティ、とても受け入れ難いようなペナルティ(3年間の選手資格剥奪とか、世界王座挑戦禁止など)を課すべきではないかと思います。

町田謙介×近藤哲平☆素晴らしかった!

2017-04-24 | ライヴ報告
昨夜は楽しみにしてた町田謙介×近藤哲平ライブでした。
前半は哲平くんの「本業」ゴールデンワックスオーケストラのギタリストとしてインストルメンタルソウルナンバーを弾く町田謙介。
クラリネットに対するバッキングということでマチケンファンの俺としては興味津々でした。

この試み、これまでも何人かの個性的なミュージシャンで実現してきましたが、町田さんはバッキング、という意味では一番ハマっていたように感じました。
後ろで単純にコードを弾いている時の右手ニュアンスのバリエーションが豊かで、特に音と切れの厚みの幅には驚かされました。もちろんこれがソリッドのエレキギターだったらまた違ったのでしょうが、とにかくクラリネットとの押し引きが素晴らしかった。もちろん、もっと激しく絡んだり鋭いツッコミを見せたり、スリル満点にプレイする人とのデュオも最高なのですが、この夜はマチケンさんのバッキングプレイと哲平くんのクラリネットによる歌声の共鳴を楽しみました。

後半はマチケンワールドwith近藤哲平。さっきよりは自由度高めに演奏する2人。

町田さんの歌声にクラリネットあうんですね〜。彼らの相性がとても良いことに気づかされた夜でした。素晴らしい!『まだくたばりたくない』を聴けて嬉しかった。
お客さん皆満足!バイユーも満足でした!!

でも、もう少したくさんのお客さんに聴かせたかったなーというのが正直なところです。
聴きのがした方、残念でした! また!!

あつみ〜鶴岡への旅。

2017-04-24 | イベント報告
4月15日土曜日は、バイユーゲイトを近田とクロちゃんにお願いして自分の所属するバンド『Berry』で山形遠征してきました。

昨年2月からの約束を果たすことが出来て感無量です。

自分たちなりに気持ちの入った良いライブが出来たと思います。楽しかったです。
本当に、ここに来て良かったと思いました。またバンド始めて良かったです。

全てのセッティングをしてくれたカッキー&ザ・シルエッツの方々(ニューシルエッツの船出に立ち会えて良かった)、機材面で大変にお世話になったイナプラネチャーニンの皆様、カッチョイイDJで気分を高揚させてくれた大造さん、あたたかく楽しんで下さったお客様方、ありがとうございました。
そしてアコースティックライブ!なのに快くロックンロールさせてくれた鶴岡トラッシュ。
ギリギリの音量だったと思います。マスターが困った顔じゃなく、楽しんでくれているのが見えて俺たち最高に気持ちよく演奏できました!ありがとうございました。

山形弁に囲まれての打ち上げも楽しくて飲み過ぎてしまった!
鶴岡TRASH、場所もロックしてるマスターもバッチリ!
熱くお薦めします。

去年の2月にカッキーたちと交わした約束は、これで終わりではなくって始まりです。

山形、庄内の音楽シーンを東京に紹介したい。

「有さん、東京と、三鷹と交流をやれるのは俺なんですよ。俺が橋渡しになるんですよ」
俺も何回も聞いたけど、山形でもしょっちゅう言ってたんだってな(笑)

確かに三鷹に仲間を連れて来てくれたよな。あの時は残念だったし、悪かった。

幸いにも演奏できる、交流できる場所があるのでこれから細く長く続けて行きたいと思っています。

お世話になった皆さん、気にしていただいていたのに今回残念ながらお会い出来なかった皆さん、どうかこれからもよろしくお願いいたします。

ステージ上からはどうにも…迷った末、名前すら出せなかったけど。
偉そう、というか。
小っ恥ずかしくって言えなかったけど
「エンタ、ありがとう!」


遠田家を再訪し、お墓参りを果たすこともできた今回の旅でした。
あつみ温泉では今回も多大なお世話になった『瀧の屋』今野健さんにも心より感謝いたします。これからも どうかよろしく。
この先あつみを訪れる方は是非、遠田和範くんの幼なじみがやってる素敵な宿『瀧の屋』へ!