バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

W.C.カラス、いまだ有頂天でした!夜のストレンジャーズ、ロッキンにブギーしてくれました。

2015-02-12 | ライヴ報告
土曜日はバイユーLIVE強行再開第2弾。
『W.C.カラス』『夜のストレンジャーズ』が暖房がなく寒いはずの現在のバイユーゲイトを熱くしてくれました!

人間の持つ熱気って素晴らしい。大入り満員が電気ストーブの熱を上回りました。

先攻は初登場『夜のストレンジャーズ』!
ブルージーにロッキン!そしてブギーで決めてくれるのが気持ちよい。盛り上がる客席。かなり前からナマで観たいなと思っていた夜スト、楽しかったです。



そして後半。この日は夜ストの皆から「WC先輩」と呼ばれていたカラス清アニキ。今回のツアーはエレキで登場。

いわゆる「電気化」というヤツ。
これがなかなか良くって驚いた。いや、かなり良い。声と呼応するギターの音色が刺激的で心地よい。
「one kind favor」…「See That My Grave Is Kept Clean」は素晴らしい出来。間奏での音世界には痺れました。
そして遠藤ミチロウさん~僕にとっては町田謙介さんのバージョンが強烈な「Just Like a Boy」の表現は感動的でした。

清さんの歌声は、過激に迫ってくるわけでもないし聴く者の感情をあからさまに掻きむしるというわけでもないのだけどこちらの胸にスゥッと入り込み迫って来る。
ふっと発する歌声の音程の確かさ。そうした追いかけやすくはないメロディラインが絶妙の音程によってするっと音楽になって胸に届く。
そう、W.C.カラス、かなり歌が上手いのだ。
その歌声は素朴というよりも、(男なら覚えのある)ちょっと気持ちが入って気取ってもいる。なのにクサイを越えたやるせなさとカッコつけない優しさが有り、なんとも親近感を感じさせる。
奇跡的なブレンド具合、改めて魅力的だと思いました。
何、歌っても「いい感じ」。ボビーブランド、やるせなさにとろけるくらいでした。

最後は夜のストレンジャーズとジョイントでブギー全開の「軍手の煮浸し」。ヒット曲だなぁ~!
そしてギターパンダ直伝(オリジナルはカンサスシティバンド)「新しい町」!!

お客さんの熱気も素晴らしく。
正直バイユーはまだまだ先の見えない厳しい状況だけど、またこんな素晴らしい演奏をいつも聴けるように踏ん張って行こう、と強く思わされるひと時でした。

ありがとうございました。まだまだやります!!