バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

キンチョーのマチケンレコーディングLIVE無事終了!!

2011-06-13 | ライヴ報告

日曜日は町田謙介、マチケンさんの次作のライヴアルバムの為のレコーディングLIVE。4回行われる録音の、バイユーは第2夜。第1夜の荻窪ルースター公演に下見に出かけていた私、現場の空気が伝染して前夜から「非常~に緊張していました」。
お昼過ぎからレコーディング機材のセッティング。

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そして和やかなリハーサル。

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そんな中、粗相があってはいけないとピリリとしている私。
「いやー緊張しますねー」といたってリラックスした様子の従業員・近田(はいからさん)。
既に予約で満席であった為きっちりと座席を用意しお客様を待つ。バイユーでプロモ映像を撮るそうでカメラクルーの方々もやって来た。
そして本番。

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それは当然、気合い十分のマチケンさん。素晴らしかったです!ルースターでは気負いも感じられた瞬間もありましたが、狭いバイユーでは柔らかささえあったように思います。2部から終盤にかけては客席もリラックス。そんな中、私の緊張のみ最後まで解けず。そのわ~けは~♪

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写真の左端、カウンターの内側に向けて差し入れられたレコーディングマイクの存在ゆえでした。洗い物等の音を録るそうです。そりゃぁキンチョーします。
でも、この緊張感があったからこそ、忘れられない夜となりました。そうですねバイユー開店の日、ローリークックのバイユー初登場、吾妻光良トリオの初回、ロッキン・カリプソニアンズ『福田さん』レコーディング時などと並ぶ印象深い出来事となりました。

町田さんの音楽を知ってから25年近く。感慨深く、感激でした。ど~うかライヴアルバムに無事採用されるテイクが録れていますように!

そして、打ち合わせ下見、荻窪、本番と3度もご一緒させていただいた録音スタッフの方々お世話になりました。加えてミュージシャンの方々。何より町田さん、録音場所に選んで頂き、ありがとうございました。

緊張しました~。


楽しかった!吾妻光良ニュートリオ

2011-06-13 | ライヴ報告

土曜日はお馴染みバイユーの看板アクト『吾妻光良トリオ』。
この日の編成はニュートリオ!というのは嘘で正式には?『吾妻光良トリオ(マイナス1)+1』。ちょっとわかりにくい名称ですが僕が付けたわけではないので(笑)。
出演者は吾妻さん、牧さんそして湯川さんの3人。要するに諸事情により、岡地さんのいないトリオ編成だったのですね。まぁニュートリオ、ということで。

そんな若干の編成の違いのある今回でしたが、いつも通り早々と予約で完売となりバイユーは満員の盛況。素晴らしいライヴが繰り広げられたのでした。最近演りはじめたというニューカリプソソング『8handred long』素晴らしい社会派ぶりを堪能いたしました。♪国技館が揺れてるぜ~♪
思えば、この前のカリプソソング『福田さんはかっこいい』は発表時にも客席をさざ波の要に広がる笑い、同意共感のうねりにカリプソの発火点!を体験したものでしたが、この日も「まだ3、4回目」とのことで初めてのお客さんが多くやはり「カリプソの発火点」を味わえたのでした。
…という話以上にこの日のライヴはとにかく楽しかった!!

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いつもとどこが違うのか説明が難しいけれど、とにかく心軽快に楽しく聴けたのでした。演奏の手触りの違いは明らかで。終演後、良くいらっしゃるお客様方からも同様の発言多数。茶木のギターを抱えた吾妻さん、なんだか違う!2時間でした。
当ブログに時折登場するYウジくんとそんな話をしていたら、牧さんいわく。「そうかな?違うことがやってないんだけど。でも(身体が?)軽かったかな。」
吾妻さんがMCでも言ってましたがこの日は午前中集合でレコーディング(木下航志)がありしかもその後、昼酒を嗜み「疲労少々」だったとのこと。
そんなことを思い出したあと「しいて言えば油が抜けていたのかもしれないなあ…」と牧さん。とその時「あ、そうか油といえば岡地が居なかった!」。

岡地さんが油、というわけではないでしょうが、なんともリラックスした気持ちの良い演奏で心から楽しめたのでした。正直、震災後これほどリラックスして音楽を楽しめたことはなかったかも…。
吾妻さん、牧さん、湯川さんに感謝です。