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東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

下界の35度、天空の25度

2012年08月07日 22時32分42秒 | グライダー
 土曜日、夜になって日曜日の予定の確認をする。家の用事で手がいるようなことは無さそう。ただ、夕方からの打合せで17時半までに現場へ行けばいいだけ。

 そんなことを考えていると蒼い鳩さんがmixiで「ヴィーナスラインへ行く予定」と上がる。

 ヨメに何かやることがあるか尋ねたところ特に何も無いとの返事。そして「飛んでくる?いいよ、行っておいで。」と許可が出た。そして蒼い鳩さんにフライトに霧ケ峰へ行くことをコメントして就寝した。


 朝、身支度して出発。今日はギリギリになって行くのを決めた関係でおにぎりは無し。途中のコンビニで朝と昼食を確保し、給油して高速へ。
 GTR-34の先導のため思ったより早く伊北を下りて、有賀峠を越えて諏訪市内へ。車山、八ヶ岳に少し雲がかかっていたけどそのうち取れるだろうと楽観してファミリーゲレンデ駐車場へ向かう。

 途中蒼い鳩さんからメールが来る。諏訪インターを下りて蓼科回りのヴィーナスラインで霧の駅(レストハウス)に来るとのこと。事故だけには気をつけて~。
 そして自分は8時半頃に駐車場に到着。


真夏の高原は陽射しが痛い。もうニッコウキスゲは終わっていた。


 今日は親子グライダー教室ということで諏訪のケーブルテレビ局や新聞社等メディアの方々が数人と2家族が待っていた。


諏訪のCATVといえばLCV。諏訪にいる頃はお世話になりました。


 他の会員も集まり出し、人手が足りてきたので単座機をピストへ運ぶ。


ススキがすごくて運搬路のアスファルトが見えない…。


 ピストに到着して色々と準備。索点検も終了していたのでちょっと撮影タイム。


夏だね~。


 ブリーフィングが始まる前に蒼い鳩さんから霧の駅に到着したと連絡が来る。わかりにくいかも、と思いつつ道案内して格納庫まで来てもらうように言う。
 ブリーフィングが終わり、蒼い鳩さんを迎えに行くが、ファミリーゲレンデの駐車場で途方に暮れている蒼い鳩さんをインサイト。直接道案内して再び格納庫に戻る。


鬼百合が綺麗に咲いていた。これが咲くってことはもう高原は秋に入っているんだな。


 しばらくして蒼い鳩さんが駐車場方向からやって来る。オンロードバイクではきついようで、下から歩いて来たようだ。それではピストに向かいましょう。
 以前、飛騨の農道飛行場で飛行機曳航での離陸は見たと言う蒼い鳩さん。ここはウインチによって離陸するため本当に静かなことを思わず念押しする。

 フライトは練習生が二人乗って、それからは体験搭乗で親子が乗っているようだ。上空では2機がちょっと高度が取れないのか、それとも体験者に考慮して飛んでいるのか、ゆるーく飛んでいるように見受けられた。


体験搭乗の男の子、将来有望かな?前席はS教官。


 このときの模様はLCVのニュースで放送された。ネット版はこちらからどうぞ。


 体験搭乗も一通り終わり、訓練フライトに戻る。するといきなり自分からだった。ギリギリGPSデータ所得機のシステムも立ち上がったところ。慌てて機体に乗り込み操縦系統の点検をする。
 後席H教官、よろしくおねがいします。


11時24分離陸 撮影は蒼い鳩さん。  操縦桿引けてないな~。

 離脱してちょっと諏訪湖方面に向かうが上昇帯は無し。教官から右へ行くよう指示されそちらを目指す。すると小さいけど上昇帯があった。そこで教官が間髪入れず旋回して風を捕まえる。

 しばらく教官の操縦が続いたが途中でふっと軽くなる。そこからは自分が操縦する。


教官に操縦をお願いして風景を。高度2100メートル、まだ雲の下には届かない。空気は涼しいけど陽射しに焼かれて熱い!


高度2200メートル。発達中の積雲の下に入ると吸い上げでどんどん上昇していく。あっという間に2350メートルまで上昇。


雲との隙間から出てしまい「いけね、出ちゃった」と紅い豚さんの台詞が思わず出る。雲の縁を飛んでるところ。凉しくて気持ちいい。

 雲のおかげで上昇できて、ここからは教官のしごきが始まる。といっても自分の技量落ちが大きな要因。旋回がうまくできておらず特訓となる。そしてシメはダミーブレイクという索切れを想定した訓練を2回。簡単に言うとゼロG(タマヒュン現象?)からの回復。

 アプローチで第3旋回が終了する間際にもう1機が高度が取れず着陸のコール。ピストからの指示と教官からの指示で普段と少し違う着陸を行う。ピュアグライダーではしばしばある光景だから落ち着いて対処。
 自分は1番目に着陸する指示。後続機のために滑走路を空けておくため普段接地する場所より遠めに接地するよう着陸目標を決め、そこに向かって降下して行く。


普段より高度を取り、エアブレーキも少し抑え気味で最終進入。 蒼い鳩さん撮影。


こうやって見るといつもより7メートルくらい高いところ飛んでるかな。 蒼い鳩さん撮影


 着陸後デブリーフィング。手と足をもっと上手に使うこと、焦らず待つことを教官からしっかりと言われる。練習します。


今回は40分フライト。保存したGPSデータをGoogle Earthで表示したもの。本当なら3Dでわかりやすく見せれるのだけどな~。


 ピストに戻り40分以上放っておいた蒼い鳩さんに平謝り。他の人のを見ていたらこんなに滞空できると思ってなかったので…。

 皆が昼食を摂り始め、蒼い鳩さんはどうするか尋ねるとこれで美ヶ原経由で帰るとのこと。雷の心配もあったのでその方がいいかもと自分も思い、格納庫まで送っていく。何のお構いも出来なくてすみません。また小矢部で会いましょう!

 ピストに戻りお昼ご飯を食べているとフライトサービスの周波数にコンタクトしてくる航空機が。
 JA120D(EC135P2+ 中日本航空)が麦草峠で発生した交通事故のためフライトエリア東側を通過します、と連絡してきた。そしてちょうど機体もインサイト。こちらに考慮してなのか高度もそれほど上げず現場に向かうドクターヘリ。いつもお疲れ様です。

 信大に張り付きの機体がなぜ麦草の事故に…。佐久からのほうが近いはずなんだけどな~。なんて思っていると諏訪湖方面から軽いエンジン音を響かせてやってくるヘリが…。


JA007A R44 (株)ドリームプロバイド コパイ席の方、しっかりこっち見てるじゃん!

 う~ん、フライトエリアの真ん中突っ切って来るとは。せめてフライトサービスにコンタクトして来て欲しいです。
 上空他機にヘリの事を連絡。自分は地上勤務しながら麦草方面を監視。その後、ドクターヘリから再度連絡があり諏訪日赤へ向かうけど東の外れの方の低い高度を飛んで行くとのこと。気をつけて~。


さっきまでいい積雲があったけどたまにブルーホールという沈下帯になることも。離陸して4分後には着陸なんてこともしばしば。


今回のベストショット。向こうに見える雲は御嶽付近で発達中の積乱雲。こちらには大きな影響はなし。大きい写真はこちら


一瞬八ヶ岳の赤岳がクリアに見える。来年はあそこまで行けるかな。


JA23KMは雲の下で涼んでいる様子。S原さん、気持ちいいだろうな~。


 すると車山方面からまたエンジン音。今度もフライトサービスにノーコンタクト。


さっきよりは東にコースをとって通過。


 ここで自分は時間いっぱい。慌てて片付けてお礼を言ってピストを後にする。何か忘れているような…。
 高原の店で挨拶がてらソフトクリームを買って体の中から火照りを冷やす。顔も手も首も真っ赤。


駐車場に戻ると車のラジオアンテナに赤とんぼが羽を休めていた。これが里に下りるときはここはもう初冬だ。


 岡谷から高速に乗るもののすでに混雑が始まっており60キロ前後でのノロノロ運転。伊那で下りて権兵衛トンネルを抜けて19号で家路を急ぐ。しかし、19号に入ってから結局遅い車に進路を阻まれる。


さらに雷雲が行く手を阻む。


 約束の時間には間に合わないと判断。両親に電話して代わりに打ち合わせに出てもらうようお願いする。もうちょっと早く出なければいけなかったか。
 そして家まであと約10キロというところで盛大なスコールに遭う。車はいいけど、蒼い鳩さん、大丈夫だったかな~と心配した。(後ほど雨は大丈夫で無事に帰宅した旨の連絡がありホッとしました)


 そして忘れていたことに気が付く。フライト料金払うの忘れた!

 すみません、後日送金しておきますです。
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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (蒼い鳩)
2012-08-07 23:32:04
フレームのとり方は相変わらずセンスいいですねぇ。ベストショットの写真を見るとすべてをフレームに入れるだけが良い写真じゃないと実感します。

ノーコンタクトのロビンソンは困ったもんですね~。万が一のためにコミュニケーション取らないとまずいだろうに。規則みたいなものはないんですかね?

あの悪路を突破するにはKLXでもないと自分には無理です!
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Unknown (めだか)
2012-08-08 06:23:10
ベストショットの写真は、ラピュタに向かって飛んでいくパズーですね♪
 農道でのプロペラ機の飛び立ちしか見た事がなかったので、グライダーがどうやって飛び立つのか、初めて分かりました。
 初乗りは、何歳のときですか?
 小学生のとき、ヘリコプター遊覧飛行の機会があったのに、怖いとしり込みして拒否。以来「見てるだけの側」の人です(*^_^*)
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Unknown (batils)
2012-08-08 12:01:29
>蒼い鳩さん
切り取りはうまくいったけど露出が自分で思ったよりオーバー気味でした。
グライダーふれあい館に飾ってもらおうかな。

有視界飛行向けの航空地図にはフライトエリア、フライトサービスの周波数が記載されていたはず。
必ずコールするという決まりはなかったはずですがこれは安全飛行の意識かと。

それでは次のバイクはスーパーシェルパで決まりですね。


>めだかさん
原理は一緒ですね。向こうの雲は龍の巣?

グライダー初乗りは今から7年前なのでそれほどキャリアは無いです。
飛行機自体乗ったのが18のときでした。
しかもこれだけヘリを見に行ってるにもかかわらず、乗ったことはまだ一度も無いのです。
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