アンビグラム 逆さまにしても読める不思議な文字の世界
パリンドローム(回文)は知っていた。
在職中在職部でHONDAさんもやっていが、CDから打診されても車はやった事もないし、免許も持っていないので断っていた。
一度だけ賞用のラジオCMをTOYOTAさんから依頼され、一度だけプランニングした事があった。「バックソナーが付いて便利になった」そこだけを表現コンセプトにして作った。「A! TOYOTA!」
音の回文である。リバースしても「ATOYOTA!」と聞こえるのである。
しかしながらこの「挑戦」と言うポスターを初めて見てアンビグラムを知った。
アンビグラム(ambigram、またはinversion, flipscript)は、語を与えられた形式だけでなく、異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字のこと。テキストはいくつかの語からなる場合もあり、異なる方向で綴られたテキストは同一のものであることが多いが、違うテキストになることもある。
Analogy as the Core of Cognition
ダグラス・ホフスタッターはアンビグラムを「2つの異なる読み方を同一のひとそろいの曲線に何とかして押し込める筆記体デザイン」と述べている。
( Wikipedia アンビグラム から一部引用させて頂きました。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アンビグラム)
How to Draw an Ambigram - LOVE
ポスターの「挑戦」の文字が、上下ひっくり返すと「勝利」に見える。そんなポスターを唐津市の競艇場「ボートレースからつ」が作り、話題になっている。「ギャンブルだけでなくスポーツやイベントという面もあるボートを、いろんな角度から見てほしいという思いを込めた」のだろう。
文字の神秘と深遠さを教えてもらった。