AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

デジタルメディアの徴流⑸

2018-01-14 14:33:01 | メディアの一向一揆





WPP CEO on Google, Facebook Spends

 調査会社「ピボタル・リサーチ」のアナリストの分析によると、グーグルとフェイスブックの2社で、米国のネット広告費730億ドル(8兆2000億円)の77%を占めるという。トランプ大統領のFake Newsのお陰とはいえ、新聞メディアの課金に拍車をかけているとは言え課金を選ぶ方々(寛容)と白人無知識階級と言われるラストベルト(不寛容)では分断が更にひどくなる。

以前、サイバー広告のデジタルフォーマットは国内でも既に出来上がっており、デジタルサイネージ広告もタイムラインでの検索されているkey wordと連動して表示できる様になっている。テレビ媒体はそうなっていない。そうなる様に電通はじめ大手メガエージェンシーも、電波媒体のデジタル化を研究開発している。

米国でSimulmediaなる会社があり、Oracle Cloud を活用した広告費全体のROIを向上させることができると述べている。ROIとはreturn on investmentの略で、投資した資本に対して得られた利益のことを指す。(コトバンクから一部引用させて頂きました。https://kotobank.jp/word/ROI-22517)

 

Simulmedia Salon with CBS and Pivotal Research Group: TV Advertising in 2018

 

Simulmediaの創設者兼CEOであるDave Morganは、次のように述べている。「Oracle Data Cloudの購入ベースの視聴者を全国的なテレビに移行させることは、テレビをデータ駆動型の視聴者向けビジネスに変える際の決定的な事だ

 

Simulmedia's VAMOS Platform

 

「SimulmediaのVAMOSプラットフォームを使用して、全国のテレビでOracleオーディエンスを正確に評価することで、ブランドはテレビとデジタルの両方でオーディエンス戦略を調整し、広告費全体のROIを向上させることができる。

テレビメディアの「iTV化のスタンダード」をApple が創り上げると期待したが、市場としてのリスクを考えたのか、Google同様に自動運転のOSにハンドルを切ったのは残念でならないし、4K、8Kと騒ぐ前に国内でやるべき事は、如何にスマートテレビの加入パーセンテージを、欧米は凡そ90%、国内は凡そ20%である。でないとインタラクティブ性はどんどん遅れていく。