AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

巡礼の拡散力(1)

2016-12-16 23:36:14 | アイディアのIdentity











先日「この世界の片隅に」と「君の名は」をはしごするつもりでしたが、「この世界の片隅に 」単なるアニメ映画では語れない凄さに圧倒されました。で時間をおいて「君の名は」を観ました。
映画の評論など出来ませんし、同じ土壌で物を作ってないわけですので単なる私感です。
今は亡き私の友人で彼くらい 学生さんに期を超えて慕われていた男はいなかったと思います。彼の名は国重雅彦 ある映像学科で教材探しに小説から漫画 映画と展開された題材を彼に相談したのですが、彼が選んで ラジオドラマも用意してくれました。それが乙一さんの「君にしか聞こえない。」この映画化 監督だったのが、彼の教え子でもあった荻島達也監督でした。
この「君の名は」浮かんだのが「君にしか聞こえない。」そして大林宣彦監督の「転校生」今村昭さんの友人でもあり、尾道シリーズ 撮影は勿論大先輩の阪本善尚さんです。
そこに「時をかける少女」、それに被災地も絡んでいます。そのリアリティは?日本アニメの今までの常識は、背景をヨーロッパの何処かの国の様な背景設定です。要は海外での公開を睨んでいるのです。登場人物の描き方は良くあるキャラクターです。処が背景のリアリズムは今までにないリアリティです。「この世界の片隅に」の戦時中のリアリティを片渕須直監督が、当時を知る方々から聞いて描いた背景のリアリティとは違うものでした。キャラクターの動きと背景のリアリズムが、更なる深度を生むのでしょう。

キュレーションとSEOの裏街道(1)

2016-12-16 13:50:49 | 今そこにあるメディアのリスク






ウエッブサイト創世記のバナー広告は、雑誌の表1表2 表3 表4 4C1Pに新聞の突き出しみたいな奥の階層に入れば入るほど単価が安くなりました。それとクリックの回数で値段が決まったものです。中にはクリック作業を外注でやらせたところもあったでしょう。そして今はウエッブも安くなり、検索エンジンSEO(SearchEngineOptimization サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)はある特定の検索エンジンを対象として検索結果でより上位に現れるようにウェブページを書き換えること。または、その技術のことです。
Web 広告はどんどん料金単価が安くなるのと反比例して、その作業量は増えて言ったと言えましょう。大手広告代理店では費用対効果は良くないと思います。DeNAのキュレーションメディア問題の波紋が大きくなり、WEBだけにとどまらず一般メディアも巻き込んだ議論になっています。
要はクラウドソーシングがライティングという形でライターに考えられない記事を書かせてそれがSEOで上位に上がるようにオリエンテーションしていたわけです。
医療のライティングは素人では書けません。在職中 製薬会社を担当していても相当勉強し、クライアントからも教えて頂いたから書ける様なものでそれなりの知識と努力が必要です。
発注者は単にSEOで上に上がる様に誘導したのでしょう。
津田大介さん曰く「 全てのメディアは全てビジネスと繋がっている。」こう言った検索誘導まとめサイトはこれで精査されれば、こういった「ぶん投げ搾取会社」は消えていくでしょう。