AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

全ての道はルミュエール兄弟へと繋がっている。(3)

2016-12-06 19:44:01 | 学問のススメの涙
ルミュエール兄弟が撮影し劇場でかけられた「停車場」は迫ってくる汽車に観客が逃げ出したそうです。それから凡そ120年が経ち、誰しもがCGを口にし、驚きも無くなってしまいました。
凡そ40数年前 初めてCGを観た時の驚きは「なんだったんだろう?」と思います。
それだけ何でも「CGで出来るじゃん!」と言う浅はかな言葉だけは、映像制作に関わるものとして使っては頂きたくないです。ジュージルーカスのILM(Industrial Light &Magic)のプレゼンもデジタルドメインのプレゼンも在職中受けました。





メイキング過程を教えてくれる中で作品「フォレストガンプ」のガンプとケネディ大統領と握手をする処、勿論 ケネディ大統領はモノクロ です。グリーンバックでアクションしているのですが、彼等の言葉「我々は今でも後悔しているカットです。ガンプとケネディ大統領の目線がイマイチあっていなかった。」
要は 単なるCG会社ではない。映画の技法を知り尽くした制作会社と言う事です。





「2001年 宇宙への旅」はまさに光学式映像効果を、CG効果に舵を切った大転換の時でした。
決断したのは、ダグラス・トランブル 特殊効果の達人です。光学の光の焼き付け感度に限界を感じたのでしょう。そしてデジタル化に伴うレイヤーを幾つも重ねても劣化しないと言う事も映像革新に寄与しています。映像作家ではなく、グラフィックのアートディレクター達が台頭していきます。




1人で全てを作り上げていくDTV(Desk Top Video)の新進気鋭のフラビオカンパーの「ラッキーストライクCMなど西海岸西海岸のSOHOで名を馳せていきます。ILM同様に彼等はCGやウエッブクリエーターの前にアナログ時代の映画技術を習得しているのです。


12月5日(月)のつぶやき

2016-12-06 02:48:21 | 百済ない話