AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

全ての道はルミュエール兄弟へと繋がっている。(2)

2016-12-05 17:01:35 | 学問のススメの涙










ジョージ ルーカスのILMも、タイタニックのデジタル ドメインも「ロード オブ ザ リング」もオーストラリア、ニュージーランドでまとめあげたアニマル ロジックも全ての映像集団は理解していること。それは自分達の立ち位置を理解し、歴史家エドガー・カーが言った「歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります。」この言葉はそのまま映像の世界にも繋がる言葉でもあります。







「最先端の映像イノベーションは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります。」「凄いもの」「新しいもの」それが何処から伝わってきたかのタイムラインを知らない。
映像で言えばその道は「ルミュエール兄弟」を原点としていると言えるでしょう。
最近 高等教育で教鞭にたつ友人から悩みを聞きます。「マッチカットすら知らない。」
今は亡き名優 高倉健はいくつかの名匠なる脚本家のドラマに出演しています。
彼のオーダーは1カメです。3カメ 4カメで撮影されたら、演技がぶれる。この事も解らず、テレビ番組では、小型ハンディカメラでファインダーも覗かずアシスタントディレクター達が回す。そこには最低限の掟すら教わっていない。ミュージックビデオにしてもその質の差は歴然と言えます。彼等には、ルミュエールの道も繋がっていないのでしょう。