咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

放送が待たれる・・・大地のファンファーレ

2012-02-16 22:23:00 | レビュー
 今、NHKでは地域発のドラマが作られており、当方の地域でも先般放送されていた。各地域初の番組の中で、いま最も期待しているのは、北海道発のドラマ「大地のファンファーレ」である。

 “ばんえい十勝”の公式HPにおいても、同番組の製作段階から全面協力体制らしく、さまざまな形で支援が行われていたらしい・・・。重い物であれば実に1トンからの鉄ソリを引いて、大小二つの障害を乗り越えて懸命にゴールを目指す“競走馬(ばん馬)”、コースの直ぐ近くで騎手と馬の息遣いや掛け声が聞こえ、日本で唯一、世界で唯一の迫力満点の競馬である。

 そのばんえい競馬を支えるスタッフや騎手たち、主人公である競走馬の大きな可愛い目、その体重たるや1トンを超え、通常のサラブレッドの倍以上はあるから、息遣いも迫力満点・・・。どのようなドラマ展開となるのか、大いに楽しみ

 2006年までは、帯広、北見、岩見沢、旭川の各競馬場を巡回して開催されていたが、地方競馬の経営難の波はこの地にもやって来て、今では、帯広競馬場のみで開催されている・・・経営環境は、この不況の時代でもあり極めて厳しいとのこと。

 それでも多くのファンや北海道民の“ばんえい競馬”を愛する心が広がり、ソフトバンクの子会社なども支援をしてインターネット投票を確立することで、厳しい経営状況ながらも引き続き開催されているとのこと。

 以前、この地を旅したときに帯広競馬場を訪問し、レース開催日を控えた前日であったが、模擬レースや調教などが行われていた。熱心なファンの皆さんが、それらを見守っていた。また、スタッフの方や駐車場係の方などにいろいろと親切にされたこと、とても気持ちのいい時間を過ごすことができた。

 そのようなこともあり、今回の北海道発のドラマについては、“ばんえい競馬”を支える裏方さんや騎手の皆さんをそれぞれの役者さんたちが、どのような感じで演じるものかと興味は尽きない。若い新人の騎手を高良健吾さんが演じ、挫折しながらも何とか騎手を続け、ひたむきに頑張って一人前の騎手に成長するストーリーなのだろうか
 それを叱咤激励するベテラン騎手に寺脇康文さん、若手のライバルで優秀な騎手に柄本佑さん。当然、競馬関係者やファン、競馬を支える地域の人たちなどの役回りの多彩な俳優陣も・・・かな。

 一昨日、NHKをはじめ30人の動物専門のカメラマンが、総力を挙げて全国30ヶ所以上で2年半以上にわたり撮影した映画、「日本列島 いきものたちの物語」を観賞したが、動物の息遣いや動き、家族愛などが克明に描かれていた。

 今回のドラマで対象となる動物は競走馬であるが、きっとその馬たちの素晴らしいカットが沢山使われるものと期待している。第2障害では、一息入れないと越せない、さらに坂の中途で懸命に超えようとする馬の姿などが、アップで撮えられているだろう・・・。

 さらにそれ以外の北海道に住む動物たちのカットがそれとなく挿入されていると・・・いいけど。なーんて、そのようなことも想像しながら期待している。
 
 ところで、北海道では先行放送とのことで、来る17日、24日(金)20時00分から前・後篇が放送。当方たちは、25日(土)19時00分からBSプレミアムで前・後篇を観ることとなる。また、総合TVでは、3月13日、20日(火)22時00分から放送とのこと。

 今から、ワクワクである。(夫)


(第2障害あと少し・・・模擬レース)

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今週は「フェブラリーS」・・・今年初のG1

2012-02-15 22:35:00 | スポーツ
 先般、人間ドックで胃カメラを受けた際に念のためにと胃の組織を採られていた。昔から慢性的に胃炎があり、1年半前にピロリ菌を駆除している。

 20数年前以来の不安な時が経過していた。1週間くらいで検査結果が判明するから、緊急を要する場合は、我が家に連絡があるとなっていた。その期間は、先週末で過ぎているが、やはりどうであったのか気がかり・・・。

 今週早々、結果について問い合わせてみたところ・・・昨日、OKとの連絡を得た。次回の人間ドックまで、大丈夫であろうから一安心。暴飲暴食やストレスを溜めないよう、これからも健康管理に心がけたいものである。

 ブログ掲載分の馬券不的中は、ストレスを溜める大きな原因かも・・・いろいろな角度から検討するも、競馬とは本当に難しいものである。

 さて、今週は、昨年末以来のG1レースが組まれており、ここには当方の追っかけ馬「トランセンド」などが出走する。JCダート以来の出走となる同馬、ここでキッチリと結果を出して、早々と招待状が届いたとのドバイWCが春の最大の目標であろう・・・。これまでの調教も極めて順調であり、本日の最終追いでもきっといい調教を消化しているものと思われる。

 「体は気持ち余裕があるかな。ただ、仮にプラス体重になっても乗り込んだ上でのプラスなのでマイナスにはならない。いつも通り、水曜に坂路でサッとやれば仕上がります」と、陣営も万全を強調らしい。前人未到の2連覇へ向けて発進するとの評価。

 当方も余ほどのアクシデントがない限り、同馬に限ってまず相手に影も踏ますこともなく勝利するか、あるいは、エスポの番手追走から、最後の直線では独断場のレースと思っている。

 となると、相手候補は・・・む、む、む。これも追っかけ馬のワンダーアキュートで仕方ないかと思われる。この東京コースも2009年の武蔵野Sで勝利しており、前々走のJCダートの末脚、前走大井・東京大賞典のスマートファルコンにハナ差まで迫った充実ぶりから、相手候補の一番手に推せるものと思われる。

 エスポワールシチーの前走の平安Sは、58キロを背負っていても勝ち上がってもらいたかったところである。最後はシルクシュナイダーにクビ差まで詰め寄られる際どい2着はいただけないが、今回の鞍上には、佐藤哲三騎手負傷のため武豊騎手が騎乗する。

 同騎手は、先日の京都記念でも好騎乗、好プレーと充実一途の今なら、今回テン乗りとなるも侮れないものと思われる・・・要注意

 前走の平安Sで快走のヒラボクキング、さらに動きも良くなっているとのこと。初の東京コースとなるが、軽い馬場のダート戦は得意な舞台のようであり、今の勢いならここでも十分にやれそうと思われる。
 鞍上の藤岡佑介騎手も強い1頭に真っ向勝負で挑んで行くものと・・・。

 先の共同通信杯で長欠明けの内田博幸騎手が早くも重賞奪取、今回はNHKマイルC、朝日杯FSのG1馬のグランプリボスに騎乗。初のダート戦となるが、調教の動きからもダートでも十分太刀打ちできるとの陣営、調子の上がっている鞍上がここでも一発期待できると考えられる。これはちょっと、楽しみな1頭

 そのほか、末脚が確実なシルクフォーチュン、根岸Sの勝ち馬とこのG1との結びつきは少ないとのこと、それでもヒモ受けなら。ちょっと調子落ちのダノンカモン、最近の動きは良くなったとの陣営であり、巻き返しも期待できそうとか、それぞれ伏兵陣多彩な一戦。

 それでも、トランセンドの首位は揺るがないものと大いに期待している楽しみなレースである。(夫)


(2011年JCダートのトランセンド)

 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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日本列島 いきものたちの物語

2012-02-15 19:48:48 | レビュー
 4日(土)、全国一斉に封切られたドキュメンタリー映画「日本列島 いきものたちの物語」、やっと観る時間がとれたので、久々に映画館に出向いた。「一命」以来の映画観賞だったかな・・・。

 NHKTVなどで、この映画について盛んにPRをしていたとのことで、家内は封切を楽しみにしていたらしい。最近では、動物との触れ合いの番組、自然をモチーフにした数々のドキュメンタリー番組などを見ることも多く、ならば大画面とダイナミックな音響の映画の世界でどっぷりと自然界の生き物を観たいと思い・・・。

 平日のこの日は、60歳以上の当方たちばかりでなく、全員が1000円ですべての映画が観賞できるとのこと・・・チケット売り場で初めて分かった。

 午後の部に出向くが、チケット売り場も行列ができており珍しいことである。そして、この映画を観る年配の方、親子連れ、若い女性グループといろいろであったが、館内には結構な人が入っており、ドキュメンタリー映画なのに人気のあるのにちょっと驚いた。

 映画の導入シーン、知床の大地に生きているヒグマがエゾシカを追って、傷ついたエゾシカをいきなり襲うというカットからスタート。ヒグマの息遣いがスピーカーからこちらの耳元に響きわたり、その獲物に食らいつく鈍い音も、いきなりの“ど迫力”に瞠目した。

 そして、どのようにして撮影したのだろうかと、思わず考えさせられた。

 導入部分の最高のカットで、一気にこの映画のなかに取り込まれるから、素敵な編集である。また、それぞれの地域のナレーションを担当している「相葉雅紀、長澤まさみ、黒木瞳、ゴリ」さんたちの心のこもった話ぶりが、心底に響くから、最高の出来栄えである。

 知床のヒグマ親子の1年間の生き様。知床には当方たちも訪れており、海上の観光船からヒグマを見たことを思い出した。

 下北半島では、春から夏、夏から秋、秋から冬、そして春へと季節の移ろうなかで、ニホンザルの親子の生活ぶりが撮らえられていた。ところが、冬のある日、母ザルにはぐれた子ザル(メダカと呼んでいた)が、泣きながら母を探すが見つからない。

 食べ物も少ない厳しい本州最北端の冬、違う家族や群れのなかに入ろうと懸命に努力するもハネつけられる。寒いなかを一匹で暮らさなければならない・・・命を賭した生き様には、思わず涙を誘われる。

 一方、南の島「屋久島」に暮らすニホンザルとシカの交流。台風一過、死んだ子ザルの毛づくろいをいつまでも、いつまでもする母ザル。自然災害で死んだ親子のサルが風化していく厳しい現実。
 ボスの座を巡るし烈な戦い。その戦いで口を割られたサル、背中から骨が見えそうなほど傷ついたサル、とに角この映画を観る者に息を突かせぬ数々の映像美と厳しい現実の世界
 余りにも多くのサルとシカの群れ、屋久島に行った際、住んでいる人間と同じくらいのサルやシカが住んでいるとの話を聞いたことがある・・・。

 釧路湿原に暮らすキタキツネの親子、子離れ、親離れして一人前のキタキツネとして生きる様子。当方たちも北海道を旅した際に、道路脇を歩いているキタキツネに出会ったこともあるが、とても可愛いものであった。

 最も「エキノコックス」病というキタキツネの糞を介した病原菌には、要注意であるけど・・・。

 六甲山に暮らすイノシシの親子、オスのイノシシの獰猛そうな顔、ほのぼのとした兄弟たち。ところが、このウリボウたちも生まれて独り立ちするまでの僅かな間に大半が病死し、そのなかで選ばれし者のみが生き残ることのできる・・・これが現実とのこと。

 知床で凶暴さを丸出しにしたオスの巨大なヒグマ、子供を守ろうとする母グマとの熾烈な戦い・・・一体、どのようにして撮ったのか、とに角凄いのひと言である。勿論、海の生き物たちも余すところなく映し出されており、鳥類たちもそうである。

 北海道の冬の大地に舞うタンチョウヅルの長回しのカット、これは実に美しく、このシーンを観ているだけでもこの映画の素晴らしさを堪能できる。

 あの厳しい冬の下北半島、そこで仲間や母ザルとはぐれた「メダカ」は元気に生きているのだろうか、どうなったのだろうかと・・・この映画の終演後も気がかりであった。

 是非とも、全国のすべての学校でこの映画を上映し、すべての子供たちに観せてもらいたい。日本の自然の奥深い素晴らしさ、新たな発見も数々ある。
 将来を背負って立つ子供たちに豊かな自然の営みを・・・観せてほしいと思った。

 最高の映画である(咲・夫)


[追 記]~作品紹介・抜粋・~
 2年間にわたり、日本全国20都道府県の約30ヶ所に暮らす生き物たちの生態を追ったネイチャー・ドキュメンタリー。大きなテーマとなっているのは、動物の家族愛だ。
 北海道・知床半島のヒグマ、北海道・釧路湿原のキタキツネ、北海道・襟裳岬のアザラシ、青森県・下北半島のニホンザル、兵庫県・六甲山地のイノシシ、鹿児島県・屋久島のサルとシカ…。
 厳しい自然の中でも、母たちが子を慈しみつつ生活の術を教え込んでいる。甘えたり遊んだりする子どもたちは皆可愛らしく、思わず笑顔になってしまうだろう。自然の厳しさ、生と死が循環していく様子もよくわかる。NHKスペシャルなどを手がける出田恵三が監督を務め、相葉雅紀、長澤まさみらがナレーションを担当している。


(出典:日本列島 いきものたちの物語 製作委員会 抜粋「本州最北端のニホンザル」)

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瀬戸内の海賊王”兎丸”・・・登場

2012-02-14 22:50:02 | レビュー
 11日(土)、NHK土曜スタジオパークにゲストで出ていた“加藤浩次”さんが、初の大河ドラマ出演に関する抱負や海上ロケの素晴らしさなどについて語っていた。

 中でもNHKが発注していた手作りの「宋船」も完成し、この船や数隻のわ舟を浮かべての大掛かりな海上ロケ、その規模の大きさとこのドラマを制作するスタッフの意気込みと人員の多さに瞠目したとの裏話・・・これは、生半可な気持ちでは演技ができないと思い懸命にその与えられた役を演じたとのこと。

 なお、“広島・呉で20メートル級の宋船、通称“ジャンク船”を含む劇用の古船8隻を製作して撮影された“らしい。

 このロケの模様については、何度か事前PRもあって目にはしていたが、加藤さんが実際にスケールの大きな「宋船」に乗って演技をし、清盛役の松山ケンイチさんとの格闘シーンの裏話は、聞いていても愉快であった。

 丁度、同じ日には、広島の会場にて松山ケンイチさんなどが参加して、「平清盛」のトークショーが模様されていたらしく、時折、東京のスタジオと結んだ双方向でお二人がロケの話とか今後の抱負などを語っていた。

 船上での二人の格闘シーンは、カメラアングルを代えて何度か撮影するから、3、4度同じ演技をしたので、最後はヘトヘトになったとか・・・。

 また、清盛に兎丸が剣を叩き落されて、倒れるシーンでハプニングがあったとのこと。実は、剣を叩き落されて倒れた際に剣のどこかが鼻の横あたりにあたって、本当に血が流れてしまった。
 ところが、清盛役の松山さんがそのまま演技を懸命に続けるものだから、兎丸役の加藤さんも、「わあー、本当に血が噴き出しているのに、止めてくれないかな・・・」と、思いつつもそのまま演技を続けたとの・・・裏話。

 広島会場とスタジオとで、この話をしていると、「加藤さんの本当の血よりも、自分の“血のり”の方がよりリアルでしたね・・」と、松山さんが言っていた。

 とに角、狭い船内で思いっきり剣を振るっているから、その格闘シーンは迫力満点に仕上がっているとの話であった。
 
 また、兎丸という役は、フィクションであるから自分なりに考えて自由に演技をしたとか、この役回りに人気がでないとサッサと消されてしまうかも知れないので、出ている間は一生懸命に演じたい・・・と。

 そのような、事前の裏話をインプットしながら、第6話「西海の海賊王」を見たが、平氏の和船団が巨大な宋船に近づき、海賊討伐の戦闘を開始する。海賊と平氏の最前線の武者が入り乱れての戦闘シーン・・・物凄い展開になっている。

 その後、平氏も海上から一端引き揚げていたが、捕まった清盛を奪還するため闇にまぎれて宋船に再び向かって、船上での最後の戦闘シーンも思った以上の出来栄えでなかなかに面白いものであった。

 クライマックスである清盛と兎丸の一騎打ち、敗れて剣を落とした兎丸。確かに鼻のあたりから血が流れだしており、血のりかと思ってしまうが、本当に流れてしまったとのメイキングの裏話が蘇り・・・役とはいえ、大変な撮影であったのだろうと思ってしまった。しかし、迫力ある格闘シーンに酔いしれていた。
 どのカットも迫力満点で、画面が汚いなんて話など吹っ飛んでしまうくらいの場面展開である。

 ただ、兎丸が関西弁なまりでしゃべっているところは、架空の人物とはいえ、あの時代に既にそのようなしゃべり方があったものか、どうか、当方にも分からないので何とも言えない。

 しかし、全体的に兎丸の容姿、佇まいに関しては、“加藤浩次”さんがピタリとハマっているように思えるから・・・適役なんだろうなと、大いに感心した。

 「平清盛」の今後のドラマ展開には、さらなる楽しみが膨らみそうである。(夫)


(出典:日本タレント名鑑)

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見ごたえのあった・・・東西メイン

2012-02-13 22:29:00 | スポーツ
 12日(日)、東京競馬場の「共同通信杯」、京都競馬場「京都記念」と二つの重賞レースが行われた。

 「共同通信杯」では、ディープブリランテで間違いないものと思って観戦するも、一斉にスタートが切られると、内から押し出されるようにディープブリランテが先頭に出て行った・・・。鞍上の岩田康誠騎手は、掛かって行きすぎないようにと懸命に手綱を絞っている。しかし、引っかかるような感じで先頭に立っている。それでも3、4コーナーではやっと落ち着いたのだろうか。

 外からコスモオオゾラが追走し、その直後の内から2番人気のゴールドシップがうまく折り合って、ディープブリランテを見ながら追走・・・。

 先頭の岩田騎手は、うまくスローに落として最後の直線に向かった。ラチ一杯に懸命に手綱をしごきラストスパートをかけて逃げ込みに入った。後続も長い直線の坂へと詰めてくる・・・。内から2番手に上がったゴールドシップの鞍上内田博幸騎手も最後の追い出しに掛かって、懸命に先頭のディープブリランテに迫る。

 坂を上がったところで、内田騎手の右ムチが盛んに飛んでその脚いろはディープブリランテよりいい、ゴールドシップがあっという間に内のディープブリランテを交わしてゴールへ一直線、1馬身4分の3差で、復帰後早くも重賞を手にした内田騎手・・・さすがである。 なお、ゴールドシップの勝ちタイムは、1分48秒3であった

 内から、懸命に最後の脚を使ったディープブリランテ、大外からメンバー最速の33秒2の末脚ですっ飛んできたスピルバーグに最後は交わされたかと思われたが、それでもハナ差で2着に踏ん張っていたディープブリランテ・・・。

 今回、ゴールドシップに敗れたディープブリランテであるが、久々とプラス体重で気負っていたのだろうか。次走は、キッチリと勝利をものにしてくれるものと思っている。

 一方、「京都記念」は、大外からスイートマトルーフがスーッと先手を主張し、番手にリッツィースター、離れた3番手にトレイルブレーザー、4番手に1番人気のダークシャドウ、当方イチオシのウインバリアシオンは最後方から追走。少頭数ながら向正面では細長い隊列となっている。

 馬群は3、4コーナーに差しかかり、京都外回りの4コーナーへと下って行くと長い直線が待っているが、早くもトレイルブレーザーは先頭へと進出し、直線に向くと後続を引き離しにかかった。鞍上の武豊騎手の好判断が光る絶好の騎乗ぶりである。

 最後方にいたウインバリアシオンも中団へ押し上げ、直線に向くとラストスパートをかけるものと見ていると、安藤勝己騎手の追い方がちょっとおかしいのである

 何度も、何度も同馬の後肢を見ながら、追い出しを控えるようなしぐさが、TV画面からも見てとれる・・・れ、れ、れ、どうしたのだろうか。

 折角、トレイルブレーザーのアタマが確定かと思われる快走で、ここで大外からウインバリアシオンが末脚を爆発させてやって来るかと思っていたら、あのような事態に何が起きたのか・・・トラブル発生なのかと思った。

 結局、2着には1番人気のダークシャドウが入線。同馬はトレイルブレーザーを捉まえようと懸命に追うも、その差を詰めることはできず、2馬身差でゴールイン。なお、トレイルブレーザーの勝ちタイムは、2分12秒4であった

 また、武豊騎手の26年連続重賞Vも早々に確定したとのこと。今年の同騎手の騎乗ぶりは、本来の姿に徐々に戻ってきており体調も完全復帰のようである。

 東西のメイン競争は、それぞれに見ごたえのあるレースであったが、当方の勝馬投票券に結びつくことはなかったので・・・その点は涙。(夫)


[追 記1]~共同通信杯・レース後コメント~
 1着 ゴールドシップ 内田博幸騎手
 「ビデオで見て、力はあると思っていました。ゲートが難しい馬ですが、今日は11頭でスローになるのはわかっていたので、何とかゲートを出て、本命馬をマークできる位置に行きたかったです。直線モタモタするので早めに仕掛けていきましたが、追えば追うほど伸びる感じで、並べば交わせると思いました。ここで勝って力を見せられましたし、これから成長すれば楽しみです」

 2着 ディープブリランテ 岩田康誠騎手
 「今日はテンションが高かったです。また、スタートして押し出されるような形でハナに立ち、他の標的になる一番まずい競馬になってしまいました。気分よく走らせることにしましたが、ガスが抜けず、馬が舞い上がるように3~4コーナーで加速してしまい、あれがなければ押し切れたと思います。体に余裕はありましたが、折り合い次第では33秒ちょうどの脚を使えると思っていましたが……。お父さんと同じ無敗でクラシックへという夢を壊してしまって、本当に申し訳ないです」

 3着 スピルバーグ 北村宏司騎手
 「過去2戦出遅れていましたが、今日はスタートがよく、それが大きかったです。前を射程圏に入れていましたが、最後は内の馬に張られて、前の馬と内外離されたのが残念でした」

 6着 エネアド 蛯名正義騎手
 「この馬にとってはこの枠がよくなかったですね。内枠なら後ろにつけて落ち着かせながら競馬ができたと思うのですが……。気持ちの面で一所懸命すぎるところがありますからね。それでもこのペースで最後はよく来ています」

[追 記2] ~京都記念・レース後コメント~
 1着 トレイルブレイザー 武豊騎手
 「今日はいいスタートから、思った通りのレースができました。今回2度目でしたが、前回乗ったときよりも強いと感じました。今日は完勝です」

 2着 ダークシャドウ 福永祐一騎手
 「いいスタートを切ってくれましたし、上手にレースをしてくれました。ただ、休み明けの分か、少し反応が鈍かったですね。それからこの距離でも問題ありませんでした。使われての上積みが期待できます」

 3着 ヒルノダムール 藤田伸二騎手
 「体はよかったですね。ただ、昨年も今年も外枠で、内に潜り込むことができませんでした。最後も伸びあぐねていましたし、やはり内枠が欲しかったです。次はもっとよくなってくると思います」

 4着 トーセンラー C.デムーロ騎手
 「ダークシャドウの後ろから行きましたが、ゴーサインを出してからの動きが重かったです。休み明けのせいでしょうか」

 5着 ロードオブザリング 池添謙一騎手
 「ペースが遅く感じたので、押し上げていきました。このメンバー相手によくがんばっていると思います」

 6着 ウインバリアシオン 安藤勝己騎手
 「スピードが乗った4コーナー手前で何かに脚をとられるような感じで、手前も替えず、リズムが悪くなってしまいました。ですから、心配でまともに追うこともできませんでした。何もなければいいのですが……」

 7着 スイートマトルーフ 浜中俊騎手
 「無理なく進められましたし、力は出し切っていると思います」



 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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第105回京都記念・・・この一頭

2012-02-12 14:50:50 | スポーツ
 NHK大河ドラマファンの一人、いよいよ今夜は海賊との壮絶な戦いを繰り広げる「平清盛」、瀬戸内の海賊王“兎丸”・・・加藤浩次さんが、「スッキリ!!」とは違った役者バカを見せてくれるとか。

 これは、楽しみである。それには、東西メインレースをキッチリ的中して・・・スッキリ!!といきたい。

 ところで、昨日の京都メイン、穴候補のエアマックールが、中団後方の内から折り合って追走し4コーナーから直線へ。その直前にいた1番人気のシルクシュナイダーが外から追い出すと、その内から兵庫・園田の田中学騎手のムチに応えて、エアマックールがグイグイと伸びる。同馬を捉えようと懸命にC.デムーロ騎手が追いだすも、差が詰まらず離されてしまった・・・あ、あ、あ ~ と、当方も悲鳴が。

 残念、無念、裏目に泣いた一戦であった

 “ディープインパクト産駒”旋風が、吹き荒れている・・・特に重賞レースで。現役時代も凄い馬であったが、種牡馬としてもその勢いは止まりそうもない。本日も東西の重賞で・・・要注意

 さて、本日の「京都記念」、クラシックで三冠馬オルフェーヴルの後塵を拝していたが、末脚では負けていない⑦ウインバリアシオン。JC以来2ヶ月半ぶりのレースであるが、最大の目標は春の天皇賞とか、ここでも連を外すわけにはいかないであろう。

 前走のJCでも先団に早めに進出しながらも、渋太く5着に踏ん張るなど古馬を相手に引けはとらなかった・・・さすがである。毛づや、張りともに良く、気合乗りも良好との評価

 「最大の目標は春の天皇賞なので、少し緩めの感じはするけど、入厩時よりだいぶ体が絞れて、いい状態にある。力を出せるできなので、はずかしい競馬はしないと思う」と、コメントの中山助手。

 相手筆頭は、圧巻のきさらぎ賞、菊花賞でもオルフェーヴル、ウインバリアシオンに次ぐ3着の実績の④トーセンラー。前述するように重賞レースにおけるディープ産駒の活躍には、ただ、ただ、唖然とするばかりなので、同馬にも注意すべきかと・・・。
 強いメンバーの中であるが、決して引けを取らないものと思っている同馬、鞍上も昨日の京都記念で超1番人気を背負って下手をうったので、ここはキッチリ回って最後の直線で末脚を爆発するものと・・・期待。

 「体重は休養前と同じぐらいだけど、背丈が伸びて体がしっかりとしてきた。坂の下りで勢いをつけていける京都の外回りは合っている。久々でも力を出せるはずだ」とは、田代助手のコメント。

 JCでは、3、4番手の好位から追走し、最後の直線では内から先頭を伺うかのような動きであった③トレイルブレーザー、最後は力尽きるも0秒4差の4着と踏ん張って・・・ウインバリアシオンを抑えていた。

 3頭併せの併走馬にそれぞれ先着する力強い動きであったとか、鞍上は今年13勝と体調もバッチリと思われる武豊騎手。今年に入って、随所に本来の武豊騎手らしい騎乗ぶりで、調子も上がってきており先手必勝の態勢にあるものと期待したい。

 「放牧を挟んでいるけど、ダメージはなく元気。ただ、少し馬体に余裕がある感じだし、使いつつよくなっていきそう」と、コメントの池江泰寿師。

 そのほか、いつも堅実な走りをする⑥ゲシュタルト、人気も手頃なのでちょっとヒモ受けで狙っても面白そう。

 なお、人気の2頭の①ダークシャドウは、右回りより左回り、距離がちょっとどうか。⑨ヒルノダムールは最終追い切りがイマイチなので、今回見送ってみた・・・。

[追記]
共同通信杯では、ディープブリランテをじっくりと観たい。同馬から、外の4頭にでも買ってみるかな・・・。



予想レース


 京都 11 R ⑦ ⇔ ③④   ⑦ ⇒ ⑥   ウマタン5点。
     

 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)


参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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アルデバランS・・・この一頭

2012-02-11 10:12:30 | スポーツ
 10日(金)、夕方になって近くのコンビニで、いつもの「競馬エイト」を購入したら、懐かしい人に出会った。20数年前まで住んでいた地域で、夜になると卓球の練習に出向いていた頃、よく教えてもらっていたベテランさん・・・。

 「お久しぶりですね。どうしておられますか」と、聞くと。

 「おー、毎日が日曜日だよ・・・」と・・・。

 それにしても、現役を離れられたためか、ちょっと老け込まれたように見えた。

 連日、雪国では高齢で一人暮らしのお宅の大変な積雪量がTV画面に映し出されているが、屋根の雪下ろしのボランティアもあるらしいが、とても間に合いそうにないとか。

 災害救助に見立てた国の施策で、何とか救いの手が伸べられないものだろうかと・・・気にしながら見ているが、痛々しい限りである。

 さて、恐縮しながらも競馬の話。京都メインに追っかけ馬が揃って出走する「アルデバランS」、前走の“平安S”で極上の末脚を駆使して、最後はエスポワールシチーにクビ差まで迫った⑤シルクシュナイダー、最内から大外に出してラストスパートをかけた⑥インバルコの2頭が今回も主役の座で活躍するものと思っている。

 1000万下、1600万下を連勝し重賞レースで3着と充実一途のシルクシュナイダーをイチオシで狙ってみたい。トップハンデのインバルコとは、2.5キロの斤量差が魅力である。

 さらに鞍上もM.デムーロ騎手の実弟C.デムーロ騎手なら、主戦の岩田康誠騎手の代替騎乗をキッチリと・・・やってくれるだろう。

 「重賞でも見せ場を作った。あの上がりの脚が使えたのは成長の証だろう。中間、短期放牧に出たが、変わりなく順調だし、攻め気配もいい。好レースを期待している」と、コメントの須貝尚介師。

 相手筆頭は、トップハンデで人気も手頃なインバルコを狙いたい。テン乗りとなる浜中俊騎手なら、最後の直線で懸命に追いだしてくれるものと思っている。今年も既に13勝を上げており、順調な滑り出しの同騎手、ここはインバルコの実力を如何なく引き出してもらいたい。

 「前走は前有利の馬場だったし、内枠もこたえた。それでもスタートを決めてスムーズな競馬をしたからね。少し外目の枠に入って、うまく流れに乗れるようなら楽しみ」と、コメントの池江泰寿師。

 先手の主張できる絶好枠に入った①シンメイフジ、ポーンと好スタートを決めてマイペースで最短距離を回って、渋太く粘ってくれるのではないかと期待している。有力どころが、すべて中団から後方の競馬なら大いにチャンスありの同馬、鞍上も積極的な競馬が得意の川田将雅騎手・・・これはいいね。

 そのほか、各馬の対戦ランクでは、2番手に位置している⑪タマモクリエイトも侮れない1頭であろう。ジョッキーが同馬の特徴をつかんでおり、最近は崩れず走っているので・・・と、陣営も期待しているとのこと。

 穴候補の2頭、能力的にもヒケはとらないとの③エアマックール、最終追いもいい動きであったとのこと。大外に入った⑯ツクバホクトオー、当方お気に入りの鞍上・和田竜二騎手が早めからの競馬をすると思われるので応援してみたい。



(KEIBAコンシェルジュ)

予想レース


 京都 11 R ⑤ ⇔ ⑥①   ⑤ ⇒ ⑪③⑯    ウマタン7点。
     

 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)


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今週の追っかけ馬(2月11日・12日)

2012-02-10 22:30:03 | スポーツ
 朝起きるといつものように腰痛体操を行っているが、寒い毎日が続いているためか体も固く、腰のあたりもシャキッとしない。小さなホカロンを当てていると、徐々に温まって楽になってくる。その後、足腰を動かすようにとペタルを漕ぐことが日課となっているが、これが結構腰痛予防にいいみたい。

 先日、孫の写真が送られてきた。スーパーで買い物籠に手を触れながら、陳列されている小物を選別している姿が・・・面白い。



[土曜日の追っかけ馬]
京都11R インバルコ、シルクシュナイダーの2頭が出走予定。
 前走の平安Sでは、最内枠からスタートし終始中団から追走し、最後の直線では大外に出して一気に追い込んだものの、0秒7差5着に敗退したインバルコ。今回は、トップハンデの58.5キロは見込まれたものと思われるが、このコースの持ちタイム上位、59キロの斤量で2着の実績もあるので、オープンのここなら何とかやってくれないだろうか。

 ただ、最終追いラスト1F(ハロン)12秒9で、3歳の併走馬に後れを取ったらしいのが・・・ちょっと気がかり。

 前走の平安Sにおける最後の脚にビックリのシルクシュナイダー、不良馬場で上がり35秒4の末脚で内のスタッドジェルラン、外のインバルコを交わしエスポワールシチーにクビまで迫る好レースの同馬。この動きにすっかり魅了されて、追っかけ馬として応援したくなった・・・1頭。

 今回は、若きイタリアンジョッキーのC.デムーロ騎手が騎乗する。来日以来、6-11-11-32と実力の片鱗を見せているここは期待できそうである。


[日曜日の追っかけ馬]
東京11R ディープブリランテが出走予定。
 名前のごとく、「深く、輝いて」もらいたいと思っている同馬、当方もクラシック候補1番手と思いこれからも懸命に応援していきたい有力な1頭。
 
 「馬場が悪かったとはいえ、ラスト1F(ハロン)の14秒0(4Fはエラー)は少しかかりすぎた感じだけどね。でも、折り合いは問題なかったし、フォームは崩れていなかったから特に不安はないよ」と、強気な姿勢の矢作芳人師のコメントとのこと。

 一方、騎乗した岩田康誠騎手も「こんな馬場でも動きのバランスはよかった。先週もあれだけ動いている。(CWコースで6F81秒7 = 4馬身先着)し、大丈夫です」とのコメント。

 また、スポーツ紙の見出しも「極悪坂路で古馬置き去り」「ディープブリランテ 進化走」と、大きく出ていた

 さらに矢作調教師は、「負けてはいけない馬」と・・・。

 いずれにしても、今回もブリランテの快走に期待である。(夫)

[今週の大橋厩舎]
   土曜日:京都4R テイケイフロックス
       小倉3R ニホンピロシトリン、9R コイスキャーレ
   日曜日:京都12R スピルオーバー
       小倉2R タイガーシード、 7R マヤリッシュ

   今週は、ニホンピロシトリン、スピルオーバーあたりが、そろそろか。

 参考資料:サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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短編「獅子の眠り」・・・

2012-02-10 18:02:18 | レビュー
 「そちも恐いのか? わが亡き後に、やってくるものが・・・」

 「・・・・・・」

 「よし。大いに恐れを噛みしめよ。恐れなき勇気はない。恐れなき愛もないのじゃ。勇気をふるいおこせ、正左衛門。わしは今まで、真田の家の土には懸命に水をあたえ、肥料もまいてきておる。これが後になって物を言うてくれねば、それまでのことではないか。な、そうであろう」

 「は・・・・」

 と、真田の家を守るために隠居の信之が最後の大仕事を成し遂げ、後を託す重臣・大熊正左衛門に話した一節である。かの重臣は、急死した藩主真田信政の遺子・右衛門佐(うえもんのすけ)2歳の後見人となる人物である。

 またしても、池波正太郎小説(当方は文学と思っている)の一遍、「獅子の眠り」を読み終えた。新潮文庫「黒幕」に収められている11編のなかの1編である。真田信之が隠居している頃、信州松代藩主・真田信政の急死による跡目相続に幕府から策略を張り巡らされたことに、命を賭して対抗し真田家の跡継ぎを決定づける展開へと・・・・。

 一件落着と共に“獅子は眠り”についた・・・享年93歳

 信州松代藩真田家の2代藩主信政の急死による跡目相続を題材にした池波小説の得意とするところの真田物である。今回の小説「黒幕」には、11編中に真田を題材にしたものが4編収納されている。
 その中でも、この信之を主人公にした「獅子の眠り」は、家督を譲り隠居の身で家名も安泰と思っていたが、老骨にムチ打って再び表に出なければならなくなった名将真田信之最後の大仕事である。

 時の老中酒井雅楽頭忠清(さかい うたのかみただきよ)が、妹婿の真田信利(真田の分家・沼田城主)を第3代松代藩主に据えようと画策し、そうなった暁には、真田の30万両といわれる財力を利用し、信利の力添えで老中の地位をさらに巨大なものに・・・と、考えていた。

 勿論、分家・沼田城の家来たちも信利が3代藩主になれば、本家となることから信利を応援し、幕府からのお墨付きをもらうよういろいろと画策する。

 ところが、初代松代藩主で隠居の身である信之が、かくしゃくとして表舞台に現れ、同じ孫である信利は虚飾享楽に溺れやすいと見抜いて、本家にいる当年2歳の孫・右衛門佐を跡継ぎにしたいと願っていた。

 分家と本家、そこに幕府が暗躍するなどの暗闘が繰り広げられる。読者を虜にする池波文学の独特の筆致、思わぬ展開、公儀隠密の上をいく痛快な信之・・・・。

 老中酒井忠清も最後には、獅子である戦国最後の武将・信之の知恵には勝てず、遂に右衛門佐を3代目藩主と認めざるを得なくなった。

 冒頭の信之と重臣・正左衛門との会話は、後見人であった信之が病に伏して、後を頼むとの話の一節である。今後も真田家を良しと思っていない幕府に一切のスキを与えないよう、家名を守ってもらいたいとのことであろう。

 この真田騒動以後、幕府も真田家には介入しなかったらしく、信之の願っていたとおり、松代藩主である真田家は、明治維新までの長きにわたり家名が継いでいった・・・。

 これは、正に真田を起こした真田幸隆、昌幸、信之へと繋がったもので、関ヶ原、大坂の陣では、父・昌幸、弟・幸村と袂を別かった信之が、徳川家康こそが平穏な武家社会を築くであろうと見てとった先見の明であったのだろう。

 勿論、父である昌幸あったればこそ、あの戦国の群雄割拠の世の中で生き残ることができたのであり、真田物の面白さがここらあたりにある・・・。

 池波正太郎氏もこの「獅子の眠り」は昭和36年3月に執筆されたとのこと、真田物は、昭和31年の「恩田木工」が最初らしいが、いろいろな短編から、あの真田物の集大成とも思われる大長編「真田太平記」が昭和49年に誕生し、その後、昭和57年までの8年間をかけて執筆されたとのこと・・・。

 真田を題材にした小説は、どの一遍をとっても格別に面白く、時間が過ぎゆくことも忘れさせてくれる。(夫)



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共同通信杯“トキノミノル記念”は・・・

2012-02-09 22:31:44 | スポーツ
 いやぁー、本当に寒い。日本列島が冷凍庫にでも入ったかのような寒さである。この寒さは、今週末まで続きそうとか・・・。

 政界では、素人大臣丸出しの田中防衛相へのクイズ番組もどきの国会中継、大臣になるならもっと普段から勉強しなさいよと言いたい。一方、野党議員もクイズ形式の質問で大切な時間を費やすこともいかがなものかと思われる。

 我が国の国防の責任者のこの体たらくを見れば、日本の防衛力の不甲斐なさを露見しこれを見ている中国や北朝鮮などは、いかにも攻めやすいスキだらけの国と捉えられ、大きなマイナスイメージで情けない・・・との有識者の意見もあったが、全くその通りである。

 さて、競馬の話に・・・。昨日の「NHKスタジオパークからこんにちわ」に出演の柄本佑さんたちが出演する「大地のファンファーレ」が完成し、放送日も近いとか。

 北海道・帯広競馬場で行われている我が国唯一の「ばんえい競馬」の若い騎手の物語らしい。このドラマの話については、昨年の夏ごろだったかロケがはじまったと話題になっており、当方も大いに楽しみにしていたもので、25日(土)”BSプレミアム”(19:00)の放送が待ち遠しい。

 今週の日曜日の東京競馬場、クラシック登竜門と言われている「第46回共同通信杯」(サブタイトル:トキノミノル記念)が開催される。

 10戦10勝でダービーを制覇して、死亡したトキノミノル号を称えるレースとしても有名。このレースを制した名馬たちは、悲運の貴公子・テンポイント、三冠馬ミスターシービー、ナリタブライアン、凱旋門賞2着馬エルコンドルパサーなどがいるとのこと。

 テンポイントの名前が出ると「トウショウボーイ、グリーングラス」との3強時代が思い起こされる・・・。

 そして、今年の「第46回共同通信杯」、ここに当方の追っかけ馬ディープブリランテがやっと、その雄姿を現すとのこと。先週のきさらぎ賞では、同じディープインパクトの仔ワールドエースがクラシック候補の1番手として名乗りを上げている。

 ディープブリランテにとって、ここは絶対負けられない一戦であろう。デビュー戦の圧勝、前走雨中の東京競馬場の不良馬場における力強い勝利などを見ると、ここでも圧勝するものと思っている。同馬もクラシック候補の最右翼として大きく前進するであろう。

 「初戦、2戦目と体つきは幼かったのですが、今回の放牧から戻ってきたときは随分と大人っぽくなりました。ひと回り大きくなった印象です。精神的にも落ち着きが出て、パワーアップしたのが乗ってすぐに分かりました」と、コメントの安藤助手。

 ステイゴールド産駒のゴールドシップが重賞連続2着でここに臨んできた。鞍上は、先々週に復帰した内田博幸騎手、最終調教では美浦からわざわざ駆けつけたとの気の入れよう・・・これは、油断ならない1頭となる。ところで、復帰後の同騎手は4日間で1着3回、2着4回と好調維持、今週も大いなる活躍が期待される。

 「奥深さがあるような感じ。まだまだ若いけど、能力をうまく出せたら十分通用する馬だと思う」とは、鞍上・内田騎手のコメント。

 最低2着を確保して賞金加算がしておきたいとの2頭、エネアドとコスモオオゾラ、それぞれの陣営も力を入れている・・・と。

 エネアドの最終追いを行った蛯名正義騎手は、「粗削りながら素質はある。前走は馬場も荒れている中で滑っているような感じがあった。切れを生かせるようなレースができれば」とコメント。

 一方、コスモオオゾラを管理する高橋義博師は、「併せたり、追いかける形だと気合の乗る馬。時計は遅くてもかまわないけど、気分を乗せたかった。関西から強い馬が来るし、関東にも良血がいるけど、頑張りたい」とのこと。

 そのほか、藤澤和雄厩舎のスピルバーグも侮れない1頭であろう・・・(夫)


(激戦・・・)

参考資料:サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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今週は第105回京都記念・・・

2012-02-08 22:47:44 | スポーツ
 次週は、今年初のG1レースが開催されるが、当方イチオシのトランセンドも順調に調教が行われている模様、これだと連覇は間違いないであろう。何しろ、当方期待の追っかけ馬なもので好レースを期待している。

 そして、今週は105回となる伝統の「農林水産省賞典 京都記念」が開催されるが、昔は春秋の2回行われていたらしい。現在では、年1回制に固定され距離も芝・外回り2200mの別定戦となっている。

 今年のメンバーは、楽しみな面々が出走するみたいなので、今からちょっと期待も高まる一戦となりそうである。
 中でもあの三冠馬の影になっていた“ウインバリアシオン”が出走するとのこと。前走のJCでは、後方から競馬をしていた同馬、3コーナーで大外から一気に先団に上がり、競馬ファンの度肝を抜いた鞍上の安藤勝己騎手・・・。

 早めの仕掛けから、直線に向くと2番手から先頭を伺う脚いろであった。しかし、直線半ばでは古豪のブエナビスタ、トーセンジョーダンなどに屈したが、それでも0秒5差の5着に渋太く食い下がる健闘ぶりは光っていた。

 十分な休養(放牧でリフレッシュ)で体調もアップしているだろうから、このメンバーであれば、ここでは筆頭格かと思っている。となると、最終追い切りでの動きなどが楽しみである。

 前走の有馬記念では、凱旋門賞などの疲れが残っていたのかも、今回は、時間をかけて調整されたものと思っている“ヒルノダムール”、天皇賞(春)を制した頃が絶好調であったと思われるが、ここらあたりから、調子を上げて行くものと思って応援したい1頭である。

 今回は、別定戦の58キロは実力の証でもあり、鞍上も同馬の癖など知り尽くしており、相手となるウインバリアシオンと好レースを繰り広げるものと思っている。

 この1年間、好レースで連を外していない“ダークシャドウ”、1年ぶり2度目の京都コースとなるが、昨年この京都から調子を上げてそのまま好調維持のゲンのいいところと思われる。
 前走の天皇賞(秋)では、超ハイペースのなか中団の前から追走し、残り400mで外に出し追い出して、外から伸びるトーセンジョウダンに最後まで食らいつく惜しい競馬であった・・・0秒1差2着。

 昨年のきさらぎ賞が圧巻であった“トーセンラー”、さすがはディープの仔。京都コース2-0-2-0と好相性なもので、強い世代の4歳馬の一角を担う資格十分な同馬と思っている。
 菊花賞では、三冠馬・オルフェーヴルやウインバリアシオンに後れをとっているが、きさらぎ賞ではオルフェーヴルを抑えたこともあり、成長著しいとの今回は侮れない1頭であろう。

 前々走のJCでは、11番人気を覆す好レースで最後まで渋太く食い下がった“トレイルブレイザー”、鞍上・武豊騎手の積極的な騎乗で、終始3、4番手の内から追走し、直線の残り200mあたりでは先頭を伺う脚いろであった・・・。

 今回の京都コース2-1-0-3、この距離の持ちタイムも上位にあるから、案外いいレースを見せてくれるものかと、大いに期待したい。

 いずれにしても、ウインバリアシオンを中心に相手はこの4頭かと思っているが、頭数も手頃ならもっと絞り込むべきかも・・・。

 一方、東京競馬場の「共同通信杯」では、待ちに待った“ディープブリランテ”が出走するものだから、このレースも大いに楽しめそうである。(夫)



参考資料:サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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スタジオパーク・・・本田博太郎さん

2012-02-08 18:43:10 | レビュー
 今週半ばの8日あたりから、再び冷え込みもきつくなるらしい。そろそろ、春の便りが聞きたくなっているこの頃・・・。

 7日(火)、新聞のTV欄を見ていたら、NHK「スタジオパークからこんにちは」の番組に名脇役の本田博太郎さんが出演とあった。

 早速、チェックを入れておいた。

 何しろ、この役者さんはありとあらゆる役がこなせる貴重な存在の方と思っている。ドスの聞いた悪役(現代劇、時代劇を問わない)、職人気質の刑事、ちょっと風変わりな役回り、もの悲しいサラ―リーマン、目で演技のできる素敵な役者さんである。

 また、渋い抑揚のある声と独特の台詞回し、出ているだけで画面全体が引き締まって見えるから、それは完成された風格からくるのだろう・・・などと勝手に解釈

 ご本人の実像とは、一体どのような方なのだろうか、このようなライブのトーク番組出演は見たことがないので、どのようにしゃべられるものかなど・・・興味深々であった。

 いよいよ、その番組がはじまった。とても気恥ずかしそうに登場され、朴訥に話される・・・。司会者陣が、ご本人を紹介されるが、物凄い数の映画、舞台、TVドラマに出演されている。役者を目指した話では、子供の頃父親に映画館に連れて行かれ、大人の映画を観たのが最初とか・・・観ていて、観客の側よりも映画の中に入ってみたいとの衝動に駆られたとか。

 その気持ちをずーっと持ち続け、高校を卒業後演劇の世界に入られ、その後、「蜷川幸雄演出の舞台『近松心中物語』」で、見事その主役(途中降板の平幹二朗さんの代役)を演じきって世に広く認められたとか。

 それから、映画やドラマで引っ張りだこに・・・。中でも、尊敬し敬愛して止まない岡本喜八監督との出会いに関する話には、思わずこの番組を見ている我が家でも素晴らしい出会いに拍手した。

 人と人の出会いをとても大切にされる役者さんであることが分かった。その出会いの中で「人生の先輩・お師匠さん・師事する偉大な人物・敬愛の人」となった岡本監督の話には、本当に人生最高の出会いであったのだろうと・・・思わず良かったですねと言いたくなった。

 また、若い頃苦労していた時代の話の中で、職人が好きで職人の世界のアルバイトをしていたら、この道に入らないかと誘われたとか。とにかく、職人の生き方が好きだとの話、なるほど、演技の幅が広いわけであり、どのような役回りでもキッチリこなす職人気質を垣間見ることができた。

 一方、趣味の話では、書をやっておられるとか、子供の頃から習字をやっていたが、今では我流で思いの丈を書に込められているようであった。

 その書も凄いと思った・・・我流だからと謙遜されていたがプロの域である。これには、びっくりである。職人が好きだとの冒頭の話が頷けるもので、その筆一式(ごく一部)の中身をみて我が家でも・・・何、それは、と思うものであった。

 1時間弱の番組であったが、ちょっと照れながらもゆっくりと分かり易く話される雰囲気、目の輝きに本田博太郎さんという役者さんの実像を見た思いである。

 大河ドラマ「龍馬伝」の小曽根乾堂(こぞね けんどう)役は最高であったと思っている。当方、映画やドラマでキッチリと脇を固める個性派の役者さんが少なくなった中で、本田博太郎さん、石橋蓮司さんなどが出演すると思わず身を乗り出して観て、さらに応援しているので、家内もそのような脇を固める役者さんにも目がいくようになったらしい。

 何でも、2月8日が61歳の誕生日とか・・・これからも、お元気でいい演技を見せて戴きたいものである。(咲・夫)


(出典:Yahoo! 検索画像 抜粋 本田博太郎さん)


(出典:NHK公式HP 抜粋 [スタジオパークの司会の二人] )

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咲の部屋・・・味噌づくり

2012-02-07 22:50:20 | 日記
 昨年から、寒さの強いこの時期に再び味噌づくりを始めた。十数年前までは、毎年姉妹が一緒に自家製の味噌づくりをしていた。作業中はたわいない話をし、よく笑いながら味噌をつくり作業が終わると姉が作ってくれた美味しい食事をしていた事を思いだした。姉妹は本当に嬉しいものだと・・今になると懐かしい想い出。

 最近では、それぞれ姉妹も年齢を重ねたので、そのような手間をかけることもなく、市販されている味噌を買うようになり、揃って手づくり味噌をつくることも遠のいている。

 昨年、我が家では一念発起して久しぶりに味噌をつくってみたところ、娘夫婦や息子夫婦が懐かしさもあってか、「頂戴・・・」と。

 すると、この味噌が随分美味しいと好評である。今年の正月に帰った際にもそれぞれの家庭に持ち帰り、美味しい味噌汁ができたとのこと・・・

 確かに昨年の味噌が、一番美味しくなっていると思われるこの頃です。

 先日、息子宅に行った際にも味噌が美味しいとの話題になったので、今年は多めに自家製味噌をつくることにした。

 主人に手伝を頼みながら、何とか夕食までに作業を終えた。

 今年も子供達に美味しい味噌が送れる・・・数ヶ月後が待たれるね。(咲)


(茹で終わった大豆)


(ミキサーで・・・)


(沢山の麹)


(大豆に麹と塩を入れて・・)


(鷹の爪を入れて密封し、熟成を待つ・・)


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頑張っていたけど・・・フミノイマージン

2012-02-06 22:58:00 | スポーツ
 好天の冬空のなか、東京競馬場で開催された「東京新聞杯」がスタートした。当方イチオシの紅一点“フミノイマージン”は、ソーっとスタートし後方3番手の内から追走。1番人気のダノンシャークは出遅れて最後方からの追走も、向正面で徐々に押し上げて行った。

 前の方では、好スタートを決めたコスモセンサー、ガルボの赤い帽子の2頭が先頭へ、外からブリッツェンも先頭グループへ。ガルボが控える形で3番手から追走し、先手主張はコスモセンサー、番手にブリッツェンの態勢で3コーナーから4コーナーへ・・・。

 スローの流れのなか4コーナーから直線に向くとマイペースのコスモセンサーは、馬群を3馬身離して余力十分で長い直線の坂へ・・・ガルボが内に入ってブリッツェンを交わして2番手に上がってコスモセンサーを追走。

 そのほかの人気どころは、5、6番手からフレールジャック、マイネルラクリマが追走し、サダムパテックは中団から、ダノンシャークは大外の後方から押し上げてきた。
 3、4番手を追走していたミッキードリームは、直線に向くと懸命に前に詰めようとするも思うように伸び切れない。

 馬群が大きく広がったなか、残り400mの標識のあたりでフミノイマージンがラストスパートをかけて内から先団へ詰めようとする。ところが、内に進路をとって追いだすも、前にミッキードリームいるため突っ込めない。ちょっと態勢を立て直す、明らかなロスがあった・・・これはまずいな。

 外目に出してブリッツェンとフレールジャックの間から何とか抜け出すも既に2馬身以上先で、叩き合いのコスモセンサーとガルボには届きそうもない。

 大外から出遅れた1番人気のダノンシャークが一気に前に詰めるも、その内からヒットジャポットも伸びてくる。サダムパテック、フレールジャック、マイネルラクリマは、まったく伸びない・・・。

 ゴール手前で叩き合いをしていたガルボが遂にコスモセンサーを捉えて、そのまま一気にゴールイン・・・勝ちタイムは1分32秒8。シンザン記念以来2年ぶりの勝利が2度目の重賞制覇となったが、この時期は動くね。

 牝馬ながら果敢にここに挑戦したフミノイマージンは、メンバー最速の33秒3の末脚を繰り出すも直線で追いだす際に前が塞がり、立て直したものの万事休すであった。また、牝馬ながら56キロの斤量も響いたのであろうか・・・残念。何しろ当方、馬券の相手にガルボを抑えていただけに、マイネルラクリマでも一気にやってくればとの期待もあったが。

 それにしても、フミノイマージンはこのコースでよく頑張っているので次走に期待だね。(夫)

[追 記]~コメント集~
 <東京新聞杯>◇5日=東京◇G3◇芝1600メートル◇4歳上◇出走16頭
 <ガルボ=1着>石橋脩騎手は「あの馬が相手だと思った。チャンスをいただいて勝てたのでうれしかったですね」と振り返った。
 <コスモセンサー=2着>蛯名騎手 (逃げた形になったが)目標があった方が良かった。それでもよく走った。冬場はいいね。
 <ヒットジャポット=3着>後藤騎手 前の2頭とは決定的な差があった。最後はよく脚を使ってくれた。
 <フミノイマージン=4着>太宰騎手 前の馬にふらつかれて追い出しが遅れたが、マイルでもめどが立った。
 <ダノンシャーク=5着>内田騎手 スタートで出なかったのが大きい。外々を回る感じになった。

 <ミッキードリーム=6着>和田騎手 手応えよりは踏ん張った走りだった。
 <フレールジャック=7着>福永騎手 距離はいいと思うが、あまり伸びなかった。
 <マイネルラクリマ=8着>柴田大騎手 スムーズな競馬だったけれど…。流れが向かなかったのかな。
 <ブリッツェン=9着>柴田善騎手 最後止まってしまった。いい感じではなかったね。
 <アスカクリチャン=10着>田中勝騎手 それなりに脚は使っているが、抜けた脚は使えなかった。

 <ゴールスキー=11着>北村宏騎手 向正面で勝った馬に入られ、力んで走ってしまった。
 <キングストリート=12着>三浦騎手 休み明けでも頑張って走っていた。
 <サダムパテック=13着>岩田騎手 全然駄目。攻め馬も返し馬も感じが良かったけれど…。
 <セイカアレグロ=14着>武士沢騎手 年齢の割には走っているが…。
 <アドマイヤロイヤル=15着>田辺騎手 トップスピードになった時、ついていけなかった。
 <スマイルジャック=16着>小桧山師 見ての通り。私の口からは何も言うことはない。
 (出典:JRA-VAN NEXT抜粋)



 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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第62回東京新聞杯・・・この一頭

2012-02-05 15:00:00 | スポーツ
 冬場の乾燥肌で手指がカサカサして、アカギレとなっているので・・・家内は「水使いもしないのにどうしたものかね」と、笑っている。

 手洗いなどの後で、保湿剤入りのクリームを塗ればいいが、パソコンのキーボードが脂ぎるので我慢していた。ところが、先日購入した“アロエ エキス”入りの天然植物保湿剤クリームがとてもいい・・・清流四万十水使用とある。手指にしっかりとなじみ、肌がツルツルするけどパソコンのキーボードが思ったほどテカテカしないのがよかった。

 本日は、東西で重賞レースが組まれている。京都競馬「きさらぎ賞」では、昨日1100勝を達成した安藤勝己騎手が騎乗する4番枠のヒストリカルをイチオシで狙いたい。 相手には、アルキメデス、ワールドエース、ベールドインパクト、プレミアムブルー、ジャスタウェイあたりかと思っている。特にアルキメデスとの折り返しを厚めに勝負してみたい・・・。

 一方、東京競馬の「東京新聞杯」では、上位拮抗の荒れ模様の様相が漂っており、多くの競馬ファンや競馬評論家諸氏もかなり迷っているようである。

 ここは、思い切って紅一点で果敢に挑戦してきた④フミノイマージンを軸馬に大抜擢して攻めてみたくなった。

 常に33秒台から34秒台前半の末脚が武器であり、東京のマイル戦では二千を走り抜く力が重要な要素でもあり、長い直線でここ一番の末脚を引き出すには絶好の条件と思われる。牡馬を相手でも十分にやれるものと期待しながら応援してみるか・・・斤量がちょっと引っかかるけど。

 「変わりなく順調にきている。動きも良かったし、東京や千六も大丈夫。終いでしっかり伸びるし、決め手ではヒケを取らないはず」と、コメントの古川助手。

 相手筆頭は、京都金杯で好レースの勝利であった⑮マイネルラクリマ、最終追いも満足であったとのこと。初騎乗の柴田大知騎手は、97年ラジオたんぱ賞(G3)以来の平地重賞勝利がかかるとのこと。

 「思い通りに調整できたし、今週の動きも良かった。前走が強い勝ち方だったし、徐々に切れ味が出てきている。東京も問題ないので、好勝負を期待」とは、上原博之師のコメント。

 マイル戦1-3-1-4、東京コース1-2-1-3の⑤ガルボ、3走前のマイル戦では渋太く伸びて2着を確保している。さらに前走は外枠が堪えたとのことながら、0秒5差の2着と侮れない1頭である。

 「大外枠でもいい位置で運べたが、最後は枠順の差が出た感じ。寒い時期はいいタイプだし、ジョッキーも東京のマイルにはいいイメージを持っている」と、コメントの清水英克師。

 マイル得意の⑫ダノンシャーク、鞍上は先週から復帰し昨日もメインの特別戦をキッチリものにした内田博幸騎手。その日の最終レースは、大外から一気に追い込んでゴール前交わしたかと思われたが、惜しくもハナ差2着であった内田博幸騎手・・・同騎手らしい豪快な追い込みが見られ、調子も完全に戻っている。

 前走の京都金杯、最後の直線で大外から一気に追い上げて2着は確保した同馬、今回は内田騎手がどのようなパフォーマンスを見せてくれるものかと・・・。

 4走前のラジオNIKKEI賞では、マイネルラクリマを抑えている⑩フレールジャック、神戸新聞杯ではオルフェーヴルの3着と力を見せている。また、初の4週連続重賞制覇が掛かっている福永祐一騎手。

 前走も1番人気であったが、出遅れたうえに掛かってしまった⑭サダムパテック、昨日は4勝と得意の固め勝ちの鞍上・岩田康誠騎手。

 「東京は2歳時に強い勝ち方をしているコースだし、今週も併せ馬でしっかり追い切っている。スムーズなら変わってもいいだろう」とは、西園正都師のコメント。


(雨の競馬場・・・)

予想レース


 東京 11 R ④⑤⑮   ④ ― ⑫⑩⑭   ウマレン6点。
     

 結果やいかに・・・・・・・・?  (夫)


参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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