12日(日)、東京競馬場の「共同通信杯」、京都競馬場「京都記念」と二つの重賞レースが行われた。
「共同通信杯」では、ディープブリランテで間違いないものと思って観戦するも、一斉にスタートが切られると、内から押し出されるようにディープブリランテが先頭に出て行った・・・。鞍上の岩田康誠騎手は、掛かって行きすぎないようにと懸命に手綱を絞っている。しかし、引っかかるような感じで先頭に立っている。それでも3、4コーナーではやっと落ち着いたのだろうか。
外からコスモオオゾラが追走し、その直後の内から2番人気のゴールドシップがうまく折り合って、ディープブリランテを見ながら追走・・・。
先頭の岩田騎手は、うまくスローに落として最後の直線に向かった。ラチ一杯に懸命に手綱をしごきラストスパートをかけて逃げ込みに入った。後続も長い直線の坂へと詰めてくる・・・。内から2番手に上がったゴールドシップの鞍上内田博幸騎手も最後の追い出しに掛かって、懸命に先頭のディープブリランテに迫る。
坂を上がったところで、内田騎手の右ムチが盛んに飛んでその脚いろはディープブリランテよりいい、ゴールドシップがあっという間に内のディープブリランテを交わしてゴールへ一直線、1馬身4分の3差で、復帰後早くも重賞を手にした内田騎手・・・さすがである。 なお、ゴールドシップの勝ちタイムは、1分48秒3であった
内から、懸命に最後の脚を使ったディープブリランテ、大外からメンバー最速の33秒2の末脚ですっ飛んできたスピルバーグに最後は交わされたかと思われたが、それでもハナ差で2着に踏ん張っていたディープブリランテ・・・。
今回、ゴールドシップに敗れたディープブリランテであるが、久々とプラス体重で気負っていたのだろうか。次走は、キッチリと勝利をものにしてくれるものと思っている。
一方、「京都記念」は、大外からスイートマトルーフがスーッと先手を主張し、番手にリッツィースター、離れた3番手にトレイルブレーザー、4番手に1番人気のダークシャドウ、当方イチオシのウインバリアシオンは最後方から追走。少頭数ながら向正面では細長い隊列となっている。
馬群は3、4コーナーに差しかかり、京都外回りの4コーナーへと下って行くと長い直線が待っているが、早くもトレイルブレーザーは先頭へと進出し、直線に向くと後続を引き離しにかかった。鞍上の武豊騎手の好判断が光る絶好の騎乗ぶりである。
最後方にいたウインバリアシオンも中団へ押し上げ、直線に向くとラストスパートをかけるものと見ていると、安藤勝己騎手の追い方がちょっとおかしいのである
何度も、何度も同馬の後肢を見ながら、追い出しを控えるようなしぐさが、TV画面からも見てとれる・・・れ、れ、れ、どうしたのだろうか。
折角、トレイルブレーザーのアタマが確定かと思われる快走で、ここで大外からウインバリアシオンが末脚を爆発させてやって来るかと思っていたら、あのような事態に何が起きたのか・・・トラブル発生なのかと思った。
結局、2着には1番人気のダークシャドウが入線。同馬はトレイルブレーザーを捉まえようと懸命に追うも、その差を詰めることはできず、2馬身差でゴールイン。なお、トレイルブレーザーの勝ちタイムは、2分12秒4であった
また、武豊騎手の26年連続重賞Vも早々に確定したとのこと。今年の同騎手の騎乗ぶりは、本来の姿に徐々に戻ってきており体調も完全復帰のようである。
東西のメイン競争は、それぞれに見ごたえのあるレースであったが、当方の勝馬投票券に結びつくことはなかったので・・・その点は涙。(夫)
[追 記1]~共同通信杯・レース後コメント~
1着 ゴールドシップ 内田博幸騎手
「ビデオで見て、力はあると思っていました。ゲートが難しい馬ですが、今日は11頭でスローになるのはわかっていたので、何とかゲートを出て、本命馬をマークできる位置に行きたかったです。直線モタモタするので早めに仕掛けていきましたが、追えば追うほど伸びる感じで、並べば交わせると思いました。ここで勝って力を見せられましたし、これから成長すれば楽しみです」
2着 ディープブリランテ 岩田康誠騎手
「今日はテンションが高かったです。また、スタートして押し出されるような形でハナに立ち、他の標的になる一番まずい競馬になってしまいました。気分よく走らせることにしましたが、ガスが抜けず、馬が舞い上がるように3~4コーナーで加速してしまい、あれがなければ押し切れたと思います。体に余裕はありましたが、折り合い次第では33秒ちょうどの脚を使えると思っていましたが……。お父さんと同じ無敗でクラシックへという夢を壊してしまって、本当に申し訳ないです」
3着 スピルバーグ 北村宏司騎手
「過去2戦出遅れていましたが、今日はスタートがよく、それが大きかったです。前を射程圏に入れていましたが、最後は内の馬に張られて、前の馬と内外離されたのが残念でした」
6着 エネアド 蛯名正義騎手
「この馬にとってはこの枠がよくなかったですね。内枠なら後ろにつけて落ち着かせながら競馬ができたと思うのですが……。気持ちの面で一所懸命すぎるところがありますからね。それでもこのペースで最後はよく来ています」
[追 記2] ~京都記念・レース後コメント~
1着 トレイルブレイザー 武豊騎手
「今日はいいスタートから、思った通りのレースができました。今回2度目でしたが、前回乗ったときよりも強いと感じました。今日は完勝です」
2着 ダークシャドウ 福永祐一騎手
「いいスタートを切ってくれましたし、上手にレースをしてくれました。ただ、休み明けの分か、少し反応が鈍かったですね。それからこの距離でも問題ありませんでした。使われての上積みが期待できます」
3着 ヒルノダムール 藤田伸二騎手
「体はよかったですね。ただ、昨年も今年も外枠で、内に潜り込むことができませんでした。最後も伸びあぐねていましたし、やはり内枠が欲しかったです。次はもっとよくなってくると思います」
4着 トーセンラー C.デムーロ騎手
「ダークシャドウの後ろから行きましたが、ゴーサインを出してからの動きが重かったです。休み明けのせいでしょうか」
5着 ロードオブザリング 池添謙一騎手
「ペースが遅く感じたので、押し上げていきました。このメンバー相手によくがんばっていると思います」
6着 ウインバリアシオン 安藤勝己騎手
「スピードが乗った4コーナー手前で何かに脚をとられるような感じで、手前も替えず、リズムが悪くなってしまいました。ですから、心配でまともに追うこともできませんでした。何もなければいいのですが……」
7着 スイートマトルーフ 浜中俊騎手
「無理なく進められましたし、力は出し切っていると思います」
参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他
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「共同通信杯」では、ディープブリランテで間違いないものと思って観戦するも、一斉にスタートが切られると、内から押し出されるようにディープブリランテが先頭に出て行った・・・。鞍上の岩田康誠騎手は、掛かって行きすぎないようにと懸命に手綱を絞っている。しかし、引っかかるような感じで先頭に立っている。それでも3、4コーナーではやっと落ち着いたのだろうか。
外からコスモオオゾラが追走し、その直後の内から2番人気のゴールドシップがうまく折り合って、ディープブリランテを見ながら追走・・・。
先頭の岩田騎手は、うまくスローに落として最後の直線に向かった。ラチ一杯に懸命に手綱をしごきラストスパートをかけて逃げ込みに入った。後続も長い直線の坂へと詰めてくる・・・。内から2番手に上がったゴールドシップの鞍上内田博幸騎手も最後の追い出しに掛かって、懸命に先頭のディープブリランテに迫る。
坂を上がったところで、内田騎手の右ムチが盛んに飛んでその脚いろはディープブリランテよりいい、ゴールドシップがあっという間に内のディープブリランテを交わしてゴールへ一直線、1馬身4分の3差で、復帰後早くも重賞を手にした内田騎手・・・さすがである。 なお、ゴールドシップの勝ちタイムは、1分48秒3であった
内から、懸命に最後の脚を使ったディープブリランテ、大外からメンバー最速の33秒2の末脚ですっ飛んできたスピルバーグに最後は交わされたかと思われたが、それでもハナ差で2着に踏ん張っていたディープブリランテ・・・。
今回、ゴールドシップに敗れたディープブリランテであるが、久々とプラス体重で気負っていたのだろうか。次走は、キッチリと勝利をものにしてくれるものと思っている。
一方、「京都記念」は、大外からスイートマトルーフがスーッと先手を主張し、番手にリッツィースター、離れた3番手にトレイルブレーザー、4番手に1番人気のダークシャドウ、当方イチオシのウインバリアシオンは最後方から追走。少頭数ながら向正面では細長い隊列となっている。
馬群は3、4コーナーに差しかかり、京都外回りの4コーナーへと下って行くと長い直線が待っているが、早くもトレイルブレーザーは先頭へと進出し、直線に向くと後続を引き離しにかかった。鞍上の武豊騎手の好判断が光る絶好の騎乗ぶりである。
最後方にいたウインバリアシオンも中団へ押し上げ、直線に向くとラストスパートをかけるものと見ていると、安藤勝己騎手の追い方がちょっとおかしいのである
何度も、何度も同馬の後肢を見ながら、追い出しを控えるようなしぐさが、TV画面からも見てとれる・・・れ、れ、れ、どうしたのだろうか。
折角、トレイルブレーザーのアタマが確定かと思われる快走で、ここで大外からウインバリアシオンが末脚を爆発させてやって来るかと思っていたら、あのような事態に何が起きたのか・・・トラブル発生なのかと思った。
結局、2着には1番人気のダークシャドウが入線。同馬はトレイルブレーザーを捉まえようと懸命に追うも、その差を詰めることはできず、2馬身差でゴールイン。なお、トレイルブレーザーの勝ちタイムは、2分12秒4であった
また、武豊騎手の26年連続重賞Vも早々に確定したとのこと。今年の同騎手の騎乗ぶりは、本来の姿に徐々に戻ってきており体調も完全復帰のようである。
東西のメイン競争は、それぞれに見ごたえのあるレースであったが、当方の勝馬投票券に結びつくことはなかったので・・・その点は涙。(夫)
[追 記1]~共同通信杯・レース後コメント~
1着 ゴールドシップ 内田博幸騎手
「ビデオで見て、力はあると思っていました。ゲートが難しい馬ですが、今日は11頭でスローになるのはわかっていたので、何とかゲートを出て、本命馬をマークできる位置に行きたかったです。直線モタモタするので早めに仕掛けていきましたが、追えば追うほど伸びる感じで、並べば交わせると思いました。ここで勝って力を見せられましたし、これから成長すれば楽しみです」
2着 ディープブリランテ 岩田康誠騎手
「今日はテンションが高かったです。また、スタートして押し出されるような形でハナに立ち、他の標的になる一番まずい競馬になってしまいました。気分よく走らせることにしましたが、ガスが抜けず、馬が舞い上がるように3~4コーナーで加速してしまい、あれがなければ押し切れたと思います。体に余裕はありましたが、折り合い次第では33秒ちょうどの脚を使えると思っていましたが……。お父さんと同じ無敗でクラシックへという夢を壊してしまって、本当に申し訳ないです」
3着 スピルバーグ 北村宏司騎手
「過去2戦出遅れていましたが、今日はスタートがよく、それが大きかったです。前を射程圏に入れていましたが、最後は内の馬に張られて、前の馬と内外離されたのが残念でした」
6着 エネアド 蛯名正義騎手
「この馬にとってはこの枠がよくなかったですね。内枠なら後ろにつけて落ち着かせながら競馬ができたと思うのですが……。気持ちの面で一所懸命すぎるところがありますからね。それでもこのペースで最後はよく来ています」
[追 記2] ~京都記念・レース後コメント~
1着 トレイルブレイザー 武豊騎手
「今日はいいスタートから、思った通りのレースができました。今回2度目でしたが、前回乗ったときよりも強いと感じました。今日は完勝です」
2着 ダークシャドウ 福永祐一騎手
「いいスタートを切ってくれましたし、上手にレースをしてくれました。ただ、休み明けの分か、少し反応が鈍かったですね。それからこの距離でも問題ありませんでした。使われての上積みが期待できます」
3着 ヒルノダムール 藤田伸二騎手
「体はよかったですね。ただ、昨年も今年も外枠で、内に潜り込むことができませんでした。最後も伸びあぐねていましたし、やはり内枠が欲しかったです。次はもっとよくなってくると思います」
4着 トーセンラー C.デムーロ騎手
「ダークシャドウの後ろから行きましたが、ゴーサインを出してからの動きが重かったです。休み明けのせいでしょうか」
5着 ロードオブザリング 池添謙一騎手
「ペースが遅く感じたので、押し上げていきました。このメンバー相手によくがんばっていると思います」
6着 ウインバリアシオン 安藤勝己騎手
「スピードが乗った4コーナー手前で何かに脚をとられるような感じで、手前も替えず、リズムが悪くなってしまいました。ですから、心配でまともに追うこともできませんでした。何もなければいいのですが……」
7着 スイートマトルーフ 浜中俊騎手
「無理なく進められましたし、力は出し切っていると思います」
参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他
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