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雨予想も降られず、良馬場で開催された弥生賞。
上位3頭の決着なら、妙味のない“勝馬投票券”。
どこかにスキがないかと、予想の方も試行錯誤。
終わってみれば、下馬評通りの固い決着。
3連複が200円をきっていたから・・・。
今週のC.ルメール騎手の勝鞍、土曜日5勝で日曜日4勝と絶好調。
これで42勝、年間250勝ペースの勢い。
一方、M.デムーロ騎手の勝鞍は、土曜日4勝、日曜日1勝。
重賞6連勝は達成できなかったが、2日間ともに際どい2着。
いずれにしても、この2人がJRAをけん引している。
2人の調子のよさに併せるよう、前走究極の末脚で勝利の11番マカヒキと2歳王者10番リオンディーズの一騎打ちだった。
小回りのこのコース。
本番を想定したレースを行ったリオンディーズ。
スタートと共にスーッと先団へ取りついていた。
4番手からの競馬。
4コーナーから直線へ向くと、外から先頭へ躍り出る脚いろ。
後方2、3番手から追走のマカヒキ、マイペースで脚を溜めている。
3、4コーナー半ばから追い出して上がってきた。
残り200、早めに先頭に躍り出たリオンディーズ。
このまま押し切るかと見ていた。
ところが、マカヒキと4番エアスピネルが馬体を併せて、リオンディーズを追いつめる。
4番手以下の後続は一気に引き離された。
マカヒキがエアスピネルを交わして、メンバー最速の33秒6の末脚でリオンディーズをとらえにかかった。
ゴール前、懸命にこらえていたリオンディーズをついに交わしたマカヒキ。
クビ差で2歳王者を抑え込み、デビューから無傷の3連勝で弥生賞を制覇。
4月17日(日)は皐月賞・・・。
小回りのコースも経験したリオンディーズ、M.デムーロ騎手との人馬一体の巻き返しがあるものと信じたい。(夫)
[追 記]~レース後のコメント~
1着 マカヒキ(C.ルメール騎手)
「リオンディーズ、エアスピネルという強い相手に、すごい脚を使ってくれました。素晴らしく強いレースでした。スタートはあまり速くなくて後方からになりましたが、中山ではいいポジションが必要なので、1コーナーで上がっていきました。あとはリラックスして走っていて、直線では素晴らしい伸びでした。皐月賞はどの馬に乗るかわかりませんが、楽しみです」
(友道康夫調教師)
「輸送に対応できて、前走よりも落ち着いていたくらいです。ジョッキーがうまく乗ってくれました。最後は久々に(応援の)声が出ました。本番が楽しみになりました」
2着 リオンディーズ(M.デムーロ騎手)
「少し元気すぎました。1コーナーまでかかって、一旦落ち着きましたが、またかかりました。それでも3~4コーナーはいい手応えで回ってきました。ちょっと早く先頭に立ってしまい、物見をしていました。まだよくなりそうだし、本番で巻き返したいです」
(角居勝彦調教師)
「休み明けのレースで、多少テンションの高いところを見せることは想定の範囲内でした。ああいったレースをしないと本番にはつながりませんからね」
3着 エアスピネル(武豊騎手)
「不思議な感覚です。いいレースができて、馬自身は最後までしっかり走っています。普通なら勝てるレベルの内容で3着でした。今年の馬たちは強いです。本番は巻き返したいです」
(笹田和秀調教師)
「リオンディーズを見ながら折り合って、いい競馬はできました。中山への輸送は問題ありませんでしたし、距離を経験した今日の競馬が次に生きてくると思います。もっと調教で工夫して、立て直せば、もっと差を詰められると思います。次は皐月賞です」
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)
参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋 マカヒキ・・1着)
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