「少女失跡から40年・・・二人が突き止めた身も凍る真実とは」
世界的なベストセラーを記録したスウェーデン発のミステリー「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」は、まずスウェーデンで映画化され大ヒット。そのリメイク版が、『セブン』『ソーシャル・ネットワーク』の監督デヴィッド・フィンチャーにより、ハリウッドで製作されたものであるとのこと。
いずれにしても、原作がしっかりとしているとのことで、各メディアでも取り上げられていたものであるから上映期間終了間際の先日、映画館に出かけた。平日で上映期間終了も押し詰まっているのか、館内はまばらであった。
当方はこの映画への予備知識もなく、いきなり映画館へ直行したものだから、次々と場面が展開して行くことに最初は戸惑いがあった。
スウェーデンの財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人のもとに「押し花」が送られてくる・・・。これは、一体何を意味するシーンなのか
月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いたジャーナリストのミカエルが、名誉棄損で訴えられて敗訴する。しかしヘンリックの顧問弁護士は、そのミカエルが調査能力に優れているとの裏付けをとったことで、ジャーナリストのミカエルは、ヘンリックから40年前に起きた姪・ハリエット失跡事件の調査依頼を受ける。
ヘンリックの顧問弁護士から頼まれて、ミカエルの身辺調査をしたのが、天才的な資料収集能力の持ち主・リスベットで、背中にドラゴンのタトゥーを彫り込んでいる。
主人公・リスベットの容姿たるや、上から下まで黒一色(黒の革ジャンに鋲打ちのベルト、アンダーシャツも)、バッグも黒、バイクもヘルメットも黒・・・耳は勿論、鼻、唇、眉にピアス。体はしなやかなほど、細身のスタイルでこの映画のタイトルをピッタリと言い表しているように思える。
ミカエルは、大富豪・ヘンリックたち一族の住んでいるスウェーデン北部のヘーデビー島に出向いて、そこに居住し過去の失跡事件などについて調査を開始する。
同時進行で、リスベットの日常生活が別々に展開していくが、ミカエルとリスベットの接点がどのように展開するものか・・・込み入っておりしばらく分からなかった。
ミカエルが調査を進めるにつれて、助手が必要になったところでヘンリックの顧問弁護士から天才的な調査能力を持っているリスベットが紹介され、やっとこの二人がつながってくる・・・なるほど、これで納得。
映画の場面展開につれてバイオレンスあり、際どい性的描写があることなどから、R15指定映画となっていることが頷(うなづ)ける。
ミカエルとリスベットの二人が、ヴァンゲル一族に関わるあらゆる資料を詳細に調べる内に忌まわしい猟奇的な殺人事件へと辿りつく・・・そして、ミカエルに最大なる危機が迫ってくる。
そのジャーナリストのミカエル・プロムクヴィスト役には、“007”の6代目ジェームズ・ボンドを好演しているダニエル・クレイグが演じている。ところが、タフなスーパーヒーローと違って暴力に怯えるジャーナリストをうまく演じており、これはこれでハマっているからいいなぁ・・・と、思いつつ観ていた。
一方、主人公「ドラゴン・タトゥーの女」のリスベット・サランデル役を演じたルーニー・マーラー、あのピアスは実際に穴を開けて演技していたとか、その鬼気迫る演技には・・・脱帽である。
この映画は衝撃の一遍である
上映時間2時間38分、全編に流れる音楽もピッタリと思われた。(夫)
[追 記]~あらすじ~
スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながらも、名誉棄損で敗訴したミカエル・プロムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)。意気消沈の日々を送っていた彼のもとに、ある日、スウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人(クリストファー・プラマー)から家族史編纂の依頼が舞い込む。
しかしそれは表向きで、ヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さずに消えた少女ハリエット。ヴァンゲルは彼女が一族の誰かに殺害されたと信じていた。依頼を受けて調査を開始したミカエルは、成功の裏に隠された一族の血塗られた過去に気づいたものの、手掛かりが掴めずにいた。すると、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主として、ある人物を紹介される。リスベット・サランデル(ルーニー・マーラー)という名の、顔色が悪くガリガリにやせた女だった。小柄なリスベットは、肩口から背中にかけて、異彩を放つ龍の刺青が彫られていた。
そして意外なことに、彼女はこの事件に異様な関心を示す。やがて彼女は、ハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、ロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだが……。
(出典:2011「ドラゴン・タトゥーの女」製作委員会 抜粋)
(出典:2011「ドラゴン・タトゥーの女」製作委員会)
参考資料:「ドラゴン・タトゥーの女」公式HP他
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世界的なベストセラーを記録したスウェーデン発のミステリー「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」は、まずスウェーデンで映画化され大ヒット。そのリメイク版が、『セブン』『ソーシャル・ネットワーク』の監督デヴィッド・フィンチャーにより、ハリウッドで製作されたものであるとのこと。
いずれにしても、原作がしっかりとしているとのことで、各メディアでも取り上げられていたものであるから上映期間終了間際の先日、映画館に出かけた。平日で上映期間終了も押し詰まっているのか、館内はまばらであった。
当方はこの映画への予備知識もなく、いきなり映画館へ直行したものだから、次々と場面が展開して行くことに最初は戸惑いがあった。
スウェーデンの財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人のもとに「押し花」が送られてくる・・・。これは、一体何を意味するシーンなのか
月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いたジャーナリストのミカエルが、名誉棄損で訴えられて敗訴する。しかしヘンリックの顧問弁護士は、そのミカエルが調査能力に優れているとの裏付けをとったことで、ジャーナリストのミカエルは、ヘンリックから40年前に起きた姪・ハリエット失跡事件の調査依頼を受ける。
ヘンリックの顧問弁護士から頼まれて、ミカエルの身辺調査をしたのが、天才的な資料収集能力の持ち主・リスベットで、背中にドラゴンのタトゥーを彫り込んでいる。
主人公・リスベットの容姿たるや、上から下まで黒一色(黒の革ジャンに鋲打ちのベルト、アンダーシャツも)、バッグも黒、バイクもヘルメットも黒・・・耳は勿論、鼻、唇、眉にピアス。体はしなやかなほど、細身のスタイルでこの映画のタイトルをピッタリと言い表しているように思える。
ミカエルは、大富豪・ヘンリックたち一族の住んでいるスウェーデン北部のヘーデビー島に出向いて、そこに居住し過去の失跡事件などについて調査を開始する。
同時進行で、リスベットの日常生活が別々に展開していくが、ミカエルとリスベットの接点がどのように展開するものか・・・込み入っておりしばらく分からなかった。
ミカエルが調査を進めるにつれて、助手が必要になったところでヘンリックの顧問弁護士から天才的な調査能力を持っているリスベットが紹介され、やっとこの二人がつながってくる・・・なるほど、これで納得。
映画の場面展開につれてバイオレンスあり、際どい性的描写があることなどから、R15指定映画となっていることが頷(うなづ)ける。
ミカエルとリスベットの二人が、ヴァンゲル一族に関わるあらゆる資料を詳細に調べる内に忌まわしい猟奇的な殺人事件へと辿りつく・・・そして、ミカエルに最大なる危機が迫ってくる。
そのジャーナリストのミカエル・プロムクヴィスト役には、“007”の6代目ジェームズ・ボンドを好演しているダニエル・クレイグが演じている。ところが、タフなスーパーヒーローと違って暴力に怯えるジャーナリストをうまく演じており、これはこれでハマっているからいいなぁ・・・と、思いつつ観ていた。
一方、主人公「ドラゴン・タトゥーの女」のリスベット・サランデル役を演じたルーニー・マーラー、あのピアスは実際に穴を開けて演技していたとか、その鬼気迫る演技には・・・脱帽である。
この映画は衝撃の一遍である
上映時間2時間38分、全編に流れる音楽もピッタリと思われた。(夫)
[追 記]~あらすじ~
スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながらも、名誉棄損で敗訴したミカエル・プロムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)。意気消沈の日々を送っていた彼のもとに、ある日、スウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人(クリストファー・プラマー)から家族史編纂の依頼が舞い込む。
しかしそれは表向きで、ヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さずに消えた少女ハリエット。ヴァンゲルは彼女が一族の誰かに殺害されたと信じていた。依頼を受けて調査を開始したミカエルは、成功の裏に隠された一族の血塗られた過去に気づいたものの、手掛かりが掴めずにいた。すると、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主として、ある人物を紹介される。リスベット・サランデル(ルーニー・マーラー)という名の、顔色が悪くガリガリにやせた女だった。小柄なリスベットは、肩口から背中にかけて、異彩を放つ龍の刺青が彫られていた。
そして意外なことに、彼女はこの事件に異様な関心を示す。やがて彼女は、ハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、ロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだが……。
(出典:2011「ドラゴン・タトゥーの女」製作委員会 抜粋)
(出典:2011「ドラゴン・タトゥーの女」製作委員会)
参考資料:「ドラゴン・タトゥーの女」公式HP他
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