咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

平清盛・・・2ヶ月経過

2012-03-06 22:38:38 | レビュー
 前評判がいろいろと囁かれながらも、このドラマがスタートして2ヶ月が過ぎている。特異なキャラクターで描かれている主人公・平清盛の突飛な行動が数々見られていたが、徐々に世の中の仕組みや治世が分かるにつけて、自らが目指すべき道も自ずと開眼し始めている。

 清盛が一目ぼれした“明子”は、「平氏よりもかなり格式の低い高階基章(たかしなのもとあき)の娘である」ため、婚姻に際しては様々な困難もあったが、父・忠盛の計らいでめでたく妻に迎えた。その後長男・重盛の誕生に歓喜する・・・。

 先日の放送では、家庭を持ち一人前の武士となって、嫡男を得るなどドラマの一つの転機でもある。しかしこの時代の複雑な人間関係と平氏の棟梁「平清盛 = 悪人」とのイメージ付けが過去からあるためか、一向に視聴率が上がらないらしい。
 この時代から鎌倉幕府隆盛までの源氏を主人公にしたドラマであれば、視聴率も上がっていたであろうが・・・などと思いながらも、当方は面白く見させてもらっている。

 それはともかく、このように跡継ぎとなる息子も生まれ、男としての責任感も徐々に芽生えてきた・・・清盛。その主人公を演じている松山ケンイチさんも、自らの家庭では我が子に会えたばかりでもあり、先日放送(第9回「ふたりのはみだし者」)のなかで赤ん坊を抱き、あやす姿や目の動きには現実とドラマとが重なり合っているようにも見えた・・・やさしい父親としての感慨深いものが。

 ところが、ここに己の姿や生きようが未だ定まらない、勝手気ままな若き「雅仁親王」が登場した・・・のちの後白河天皇。
 今後、平氏の棟梁となって平安末期の武士階級を大きく前進させ、太政大臣にまで上り詰める主人公・清盛、その前に大きく立ちはだかる壁となりそうな予感を漂わせながらの登場である。

 冷徹な面を醸しだしながら、いささかオーバーな雰囲気での登場であるが、このドラマを観るものへのインパクトを十分に与えたと思われる。

 鳥羽上皇を取り巻く陰湿で複雑な人間関係、東国の山中における源義朝などの動静、北面武士でありながらも和歌に長じている佐藤義清の苦悩、藤原摂関家の今後の動向など、徐々にいろいろな登場人物が複雑に絡み合いながら物語が進むから、心して観ていないとなにがどうなっているのか分からなくなりそうである。

 時折、「平清盛」の公式HPを見ることで、“なるほど”とりあえず納得しながら、次に放送される新たな回を楽しみにしている。

 先般、その公式HPで歌舞伎界の女形の大御所「坂東玉三郎」さんが今回の大河ドラマをご覧になって、いろいろと書き綴っていらっしゃる。なるほどな、プロの目から観たこのドラマは本物志向であると・・・。

 「全てが本物、最後まで、見守りたい」

 「これほどのことは映画でもできない」

  とのコメント。プロの役者さんをも唸らせる内容に出来上がっているとのこと

 このドラマをまだ見ていない人も本物志向のこの大河ドラマを一度は観てもらいたいものである・・・ファンの一人として、かように思っている。

 視聴率の高低のみが評価となるTVドラマづくりかもしれないが、本物志向を求める画像づくりを歓迎すべきかと。あの、足掛け3年で放送された「坂の上の雲」も素晴らしい映像美と骨太の内容であった。多くのCGが用いられていたが圧倒的な迫力で迫った日露戦争など最高のドラマと思われたが、決して高視聴率ではなかったとか。

 今の世の中、軽薄短小なドラマとかタレントに危険と隣り合わせの無茶苦茶なことをさせて、そのミスを皆で笑うような番組が相変わらず視聴率を上げている。

 正に我が国の人間教育の低下、モラルの低下が招いたものである・・・これが現実である。(夫)



 参考資料:NHK公式HP他

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