さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
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入院セットお片付け

2008年09月09日 19時47分50秒 | 慢性膵炎と日常生活
4月末に退院してから4ヶ月以上経ちました。
殿こだわりのルボックスとパリエットのおかげで痛みも吐き気も随分マシになり、体調も良くなりました。
退院直後のブログを読み返してると、あの頃は体調悪かったなぁ、元気になったわ、としみじみします。

そこで。
5月中旬にすわ再入院かとなった時からずっと用意していた入院セットを片付けることと致しました。

幸か不幸か、今、私の病院は『入院してもしなくても、どちらでも良い人』を入院させる余裕はありません。
今後、絶対と言い渡されるほど具合が悪くなることもないだろうし。
(多少、希望的観測含みます

入院セットを片付けていたら、ちょっと感慨深かったですね。
去年の秋からホント、よく入院したなぁ。
去年の今日も入院だったし。
来年の今日は今年と同じく入院せずに過ごせていますように。

久しぶりのヅカ詣で

2008年09月09日 19時31分54秒 | 宝塚
先月28日以来のヅカ詣でをして参りました
今日は友人に『二階からでもスパンコールがはっきり見える』双眼鏡を借りて、一階Sで観劇しました。

すごいすごいとは聞いてたけど、実際使ったら凄かった
まるでテレビカメラのようにくっきりはっきり見えるのです。
素晴らしいっ

おかげで、ネロ=水さまの細かい表情までしっかり拝むことができました。
ありがたや~。

そんな双眼鏡を借りてさえも、やはり眠気がやってきました
幕間とか終演後に『今日も睡魔が・・・』とか言ってる人と何度もすれ違いましたよ。
ああ、みんなそうなのね。
正塚先生、水さまにネロを当てていただいたことには大感謝ですが、やはりもうちょっと一般受けする場面も必要だと思います。。。

久しぶりの観劇ではさらにエスコバルとの別れが激しく切なくなっていて感激
水さまは『娘役と並んでナンボの男役』だと思っていたので、こんなに男役どうしのコンビがはまるとは思いませんでした。
それもこれも、二番手が気心しれたゆみこちゃんだからですね。

ビバ、水ゆみ

『カラマーゾフの兄弟』でも丁々発止の二人が見られるかな。
ドラマシティの先行画像もめちゃくちゃワイルドでカッコ良かったし、今から楽しみです。

パンダフルライフ

2008年09月07日 22時06分25秒 | 観劇・鑑賞日記
パンダフルライフを見に行ってきました。

もう・・・もう・・・めちゃくちゃかわいかった!

パンダって、なんであんなに愛くるしいんだろう。
赤ちゃんパンダが5頭一緒にごろんごろんしている姿なんて、たまらない。
ああ、一度でいいからパンダを抱かせてくれっ。

和歌山のアドベンチャーワールドから中国に里帰りした、秋浜くんと隆浜くん。
日本を恋しがって秋浜が泣いたら隆浜が慰めて、いつも二頭並んで寝てとっても仲良しこよしでした。
なのに、成長とともにケンカが激しくなって、別れ別れ。
ほ乳類の雄って悲しいなあ。
1人で生きていかなきゃいけないんだなあ。

と、なんか人生を考えされられるような場面もありつつ・・・(笑)・・・とっても楽しい映画でした。
動物ものって癒されます。

ヤクの思い出

2008年09月06日 21時59分33秒 | 慢性膵炎と日常生活
私がヤクこと医療用麻薬に初めて手を染めたのは重症急性膵炎の時でした。(笑)

あまりに激しい痛みにペンタジンでは効果がなく、塩酸ペチジン(オピスタン)を途中から使用。
しかも。
筋肉注射ではなく、静脈注射
効果はバツグン
・・・では、ありませんでした。
塩酸ペチジンに変えてからも鎮痛効果が2時間ぐらいしか持たなかったので、残り2時間はひたすらうめくうめく。

これが効かなかったので。
ICUに入ってからは、フェンタニルをボーラスで10分おきに自動注入・・・、勿論、静脈注射。
途中からは自動注入ではなくなり、痛い時に自分でボタンを押すというふうに変わりました。

しかし、私はこれが麻薬だなんて知るよしはなく。
だから、遠慮なく平気でバンバンボタンを押してました。

一般病棟に戻ったある日のこと。
その前夜、痛くてフェンタニルを連発していた私に、一旦回診を終わらせたはずの殿が舞い戻ってきて、次のようにおっしゃいました。
どうやら、看護記録で私のフェンタニル使用量を確認して、オイオイと思ったらしい。

『これ麻薬だから。使いすぎたら常用性が出るからだめだよ。括約筋が緩むし。』

へっ!?麻薬!?

それも衝撃だけど。

括約筋が緩むってなんですかーっ、殿っ!!!

さすがの衝撃にそれからはヤクを使うのを出来るだけ我慢するようになりました。

でも、結局。
あれやこれやあって。(笑)
今もヤクを使っております。
調べたところ、括約筋は緩むのではなく、『緊張』するようなので、どうも聞き間違えたのかな。


でも、この括約筋事件。(爆)

これは、私だけなのでしょうか。
ヤクを就寝前に飲むと、トイレが近くなるのです。
必ず夜中にトイレに行きたくなります。
入院中定時処方でヤクを飲んでいた時など、夜に2~3回トイレに行ってました。
個室だから良かったようなものの、あれが大部屋なら迷惑この上なかったですね。

もしかして、これが括約筋が緊張するってことなのかしら。

って、私は何回「括約筋」と書いたのやら。

ここのところヤクを節約していた私ですが、昨夜は久々に使いました。
そしたら、イタイイタイと思わずに心穏やかに眠れました。
麻薬の怖さよりも、痛みを取り除く必要性を麻酔科のドクターが説く理由がよくわかりました。
痛くて眠れないのはとても辛いことです。

だから。
括約筋が緩んでも(爆)、もうしばらくヤクとはおつきあいしようかと思ってます。

BからPへ

2008年09月05日 17時26分32秒 | 慢性膵炎と日常生活
華麗なる転身

おわかりにならないために、ご説明。
Bとはプーしゃんが作ったプー語。
便秘のことをさします。
Pはそのまんま、Bの対義語です。

以前の記事にもちらりと書いたかと思うのですが、実はヤクが残量少となっております。

予定外に日曜夜から具合が悪くなり、
(予定通りに具合悪くなる人もいないよね
使う量が増えたせいで、このままでは来週金曜日の麻酔科外来まで持たないよ、状態。

そんなわけで節約のためここ3日ほど、ヤクを我慢してボルサポで乗り切っていたところ。

B解消、それどころかP傾向になってしまいました。

どうやら、私のBはヤクの副作用だったらしい。
ルボックスも関係なかったってことかしらん。
あるいは、今の膵臓の調子が便通にも関係しているのか。

おかげで当初ヤク以上に残量を心配していたカマグは余裕で残っております。
頓服の薬の量の調整って難しい。

予約診察日

2008年09月04日 17時50分22秒 | 慢性膵炎の通院
今日は、予約診察日でした。

焼き肉オバケのたたりが続いていて、昨夜も吐き気と鈍痛であまり眠れず。

うーん、点滴して貰おうかなあ。
でも、数値が大したことないかもしれないしなあ。
採血結果見てから殿と相談するっか。

と思ったのが間違いでした。

今日は、というか、今日も病院は激混み。
というのも、周囲の市町村の医療崩壊のあおりを受けて、私の病院ではどんどん患者が増えているのです。

そのせいで。
自動受付機で受付をすませてから、内科受付で名前を呼ばれるまで20分待ち。
採血受付をして、採血をして貰うまでに40分待ち。
採血結果が出るまでに約1時間かかるのですが、激混みのため更に時間がかかったらしく、診察は採血後2時間待ち。

というわけで。
診察まで3時間待ちでした。

ふぅぅぅぅ。
点滴して貰ったら、寝ているうちに検査結果も出るのでラクチンなんだけど。
失敗したわっ。


しかし、今日の殿はとっても愉快だったので、待ち疲れは帳消し。(爆)

あゆ「土日旅行に行って食べ過ぎたみたいです。」
殿「どこに行ったの?」
あゆ「高野山です・・・で、精進料理だったんですけど、日曜日の夜に牛肉のヒレを二切れ食べてしまいました
と正直に告白。

殿、爆笑。
・・・良かった、笑って貰えて

殿「でも、それを食べたいって気になるということは、良くなってるってことだから、いいことだよ」
・・・殿~良いこと言ってくれるね。
そんなこと仰ると武士は図に乗って、今度はすき焼きいっちゃうかもしれませんよ。(爆)

殿は電子カルテに『高野山で・・・』と打ち込み始める。
あゆ「せんせっ、高野山って打つんですか!?」
殿「こうやって打ってたら、精進料理を食べたってわかるでしょ。」
牛肉を二切れ食べたと細かいところまで打たれてしまいました。

精進料理を8割程度食べられたと伝えると、それも打ち込み。
なんでも打ち込んじゃう電子カルテ。

殿「8割食べたってことは、ごま豆腐も食べたの?」
あゆ「はい、食べました
殿「あれはすごい脂入ってるんだよ」

へっ、そうなんですか
殿は、あれは胡麻を摺ってね、練ってね・・・と説明を始める。(爆)
なんでもごま豆腐は大好きで、一度自分で一から作ってみたいらしい。
あゆ「先生、料理詳しいですよね
殿「うん、詳しいの
と楽しそう。

さて。そんなたわけた話はともかく。(笑)
今日の検査結果は以下の通り。

アミラーゼ180(基準値30~120)
ヘマトクリット31.8(基準値34.4~44)
ALP89(基準値115~359)
血糖値103(基準値60~100)
中性脂肪は50で下限値ぎりぎり。
CEA及びCA19-9、免疫グロブリン検査は正常。

「アミラーゼ、高いですね」
と言われました。
ここのところ150ぐらいで落ち着いていたので、久々にちょっと上がった感じです。

触診では、膵頭部あたりが痛かった。
でも、殿によると
「調子悪いとはいっても、今までと比べたら全然へっちゃらって顔してるよ。やっぱりルボックスが効いてるってことだね」
とにやり。
確かに、前のような激痛はありません。

殿拘りのルボックス。
効いてるみたいだからということで1日3錠から4錠に増量されてしまいました。
ルボックスは高いのよね。。。

フオイパンが減ってから吐き気が強くなったような気がするという話をすると、
「フオイパン高いんだよね」と言われつつも、こちらも1日6錠に舞い戻り。
6週間処方しかできないと一部でウワサのパリエットも継続処方

ううっ、薬代嵩むぞっ。

診察後フサンの点滴をして、結局病院に6時間半いました。
たいへーん。

さて、会計のほうは、病院で支払ったのが5450円調剤薬局で支払ったのが13110円
しめて18560円でした。

アイタタタ。
次回は学会があるとかで、5週間後。
なんの学会だ?

薬局では、ジェネリックに変更しませんか?と誘われましたが、以前の記事にも書いたように
「フオイパンはジェネリックにしないほうがいいと聞くので」と断りました。

でも、痛いですぅ。

高野山へ

2008年09月01日 20時54分29秒 | おでかけ
土日に高野山に行ってきました。
この旅が予想外に波瀾万丈で、なかなかおもしろかった。(笑)

我が家は真言宗ではないのですが、高野山は「宗派に関係なく受け入れる」ところなのです。
その寛大さに母性愛のようなものを感じますね。
一方、比叡山のほうは男性的で荒々しい感じ。
両者の対比が興味深いです。

高野山への道中で、とある道の駅に立ち寄りました。
そこで、めっちゃ可愛い子犬を発見
捨て犬?野良犬が子犬を生んだ??
どっちかわからないけど、柴犬の子供みたいにコロコロと可愛くて、しかも人なつっこい。

あ~連れて帰りたい!
弟と私は同じ思いにとらわれる。
ちょうど子犬は二匹。
1匹ずつ??
しかし、行きで子犬を拾ったら困る。
泣く泣く諦め、帰りにいたら拾って帰ろう。。。と言いながら立ち去りました。
結局、帰りにそこに立ち去ることはなく、あの子犬が今も気になって仕方ないです。
死んでなきゃいいけど。

さて。
高野山でまず行ったのが大本山金剛峯寺。

お詣りするとお茶と麩焼きせんべいを出してくださいます。
このおせんべいは10枚入り1000円で、ここでしか買えません。
油を使っていない、とってもヘルシーなお菓子です。

その後、大師教会というところにいって「お授戒」を受けました。
阿闍梨さまから、「菩薩十戒」という、生きていくために必要な10の戒めをお聞きするのです。

菩薩十戒とは。
不殺生(ふせっしょう)・・・むやみに生き物を傷つけない
不偸盗(ふちゅうとう)・・・ものを盗まない
不邪婬(ふじゃいん)・・・・男女の道を乱さない
不妄語(ふもうご)・・・・・うそをつかない
不綺語(ふきご)・・・・・・無意味なおしゃべりをしない
不悪口(ふあっく)・・・・・悪口をいわない
不両舌(ふりょうぜつ)・・・二枚舌を使わない
不慳貪(ふけんどん)・・・・欲深いことをしない
不瞋恚(ふしんに)・・・・・気持ちのままに怒らない
不邪見(ふじゃけん)・・・・まちがった考え方をしない

です。
この中でも、今日は特に不慳貪と不悪口の二つをお持ち帰り下さい、と言われました。

人の欲にはきりがありません。
たとえば美味しいものを食べたいと思うと、いくらでも上があります。
だからこそ、欲しい欲しいと思わずに、今現在与えられているものに感謝し、頂戴するように、というお話でした。

去年、高野山でお授戒を受けた時も感じましたが、ありがたい話で心が洗われます。

お授戒の後、写経体験をしたあと宿坊へ。
高野山には宿坊がたくさんあって、今回はちょっとばかりお金をけちったところ、
古い、掃除してない、食事まずいと三拍子揃った上に、オバケが出ました。
ぎゃぁぁぁぁ
そんなオプションはいりませんっ。

去年の宿坊はオバケとは無縁のところだったのにー。
お寺って元々出やすいところだったのよね。
出かける時は線香とお塩を忘れずに。

宿坊では精進料理が出ます。
その名のとおり、殺生を禁じているので、出るのは畑のものばかり。
今年の精進料理はハズレだったので、去年の精進料理をアップ。
これを作るのは若い修行僧の方です。





慢性膵炎推奨食のような食事で、天ぷら以外は完食しても問題なし。
昔の日本人の食事をしていたら、膵炎にはならないのだろうなあー。

さて。
楽しい(笑)一夜があけ、翌朝は良いお天気でした。
朝から奥の院にお詣り。
ここはとってもありがたい場所です。
奥の院に行く途中には、織田信長だの、伊達政宗だの、加賀前田家だのといった有名人の墓も建ち並んでいます。
高野山で一カ所だけしか行けないのなら、迷わずここをオススメ。

奥の院のお詣りをした後、ごま豆腐のおみやげを買い、高野山をあとにしました。
帰宅途中でピオーネ、桃、梨、海産物とどっさりお買い物。
和歌山というところは海の幸、山の幸に恵まれた素晴らしいところです。

で、旅を締めくくる晩ご飯は何かと言うと。

弟の希望により・・・。
なんと・・・。

焼き肉
きゃっ、すてきっ

勿論、私は基本、見学コース。
大根サラダをつつきながら、野菜を焼いてましたが、ついついヒレ肉を二きれだけ食べてしまいました。

数年ぶりの牛肉を食べながら、家族に
「私がもし倒れても殿には肉は食べたことは内緒にしてよ。『ムース食べたみたいですよ。あれっムースってケーキですか?』と言って」と頼んだことはナイショです。

勿論、食前にフオイパン、セブンイー・P1カプセル、食中にパンクレアチン倍のみ、食後にまたもやパンクレアチン倍のみで臨むという、万全の体勢でした。

食べた後は痛くない。
良い感じ
スイエン治ったかも~
と浮かれたワケですが。

ンなわけはなく。
夜中にしっかりツケを払わされました。

イタ・・・イタタ。
イタタタタ~

殆ど眠れず、痛みを堪えたおかげで、眉間にシワがくっきり。
寝る前にロキソニンを飲んでしまったためにヤクは使えず、我慢して明け方に連続投入。
痛みが少し治まったら今度は吐き気があ。

高野山で学んだ教訓。

宿坊オバケより焼き肉オバケのほうがコワい

みなさん、くれぐれもお肉には注意いたしましょう~。
あーもー、コリゴリですっ。