半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『アルプススタンドのはしの方』を観ました。

2023-11-02 21:30:00 | えいがかんしょうの部屋
 高校野球・夏の甲子園一回戦。夢の舞台でスポットライトを浴びている選手たちを観客席の端っこで見つめる冴えない4人。
最初から「しょうがない」と最初から勝負を諦めていた演劇部の安田と田宮、ベンチウォーマーの矢野を馬鹿にする元野球部の藤野、エースの園田に密かな想いを寄せる宮下の4人だったが、それぞれの想いが交差し、先の読めない試合展開と共にいつしか熱を帯びていく・・・。
(公式サイトより)
 「アルプススタンド」って、甲子園の外野の端っこ という意味かと思ってました。
この作品は、「甲子園」までは行ってない、県大会の1回戦みたいですね。両校の応援団以外は人はまばら・・・閑散としたスタンドでした。
そのスタンドの更に端っこ、多分、外野のポール間際のところあたりかな そこに、応援に来ている学生4人の会話から始まりました。
一応、それぞれの「背景」があって「物語」があります。
誰が誰に想いを寄せてたり、嫉妬していたり、自分自身の立場に苦悩しちゃってたり・・・と・・・
「何でも話会える親友」って感じではない、微妙に距離をとっている彼らなんで、それぞれ遠慮がちなところが、ストレートになれない、難しい関係なんでしょうね。
・・・なーんて物語のほうは・・・眠くなりました
で、この作品は、「超楽しかった」ところが別にありました
それは、やはり、この作品のタイトルである「アルプススタンドのはしの方」にいる彼ら、そのものでしたね
正直、(特に女子は?)あまり野球に興味が無い、なんなら、ルールも良く知らない・・・のに、応援に来なければならないという状況。
一緒にいる男子も、野球に精通しているようで、何言ってるか分からない・・・序盤の「スイングの違い」を熱く語る彼、最高に笑いました
そんな彼らに、「声を出して応援しろ」とハッパをかける先生・・・
吹奏楽部も、敵高校のほうが音が大きいと指摘され、こちらも頑張れ・・・とハッパをかけられる。
・・・俺も高校時代に、1~2回戦、野球部の応援に行った(行かされた?)事がありますが、完全に「あるある」ですもん
そんなモンですよ。全員が全員、熱心に野球に興味を持って、母校に興味を持って応援しているワケじゃない・・・そういった状況をとっても良く描いてくれてました。
ちゅうことで、キャストの人達、殆ど知らない人ばかりだったのも、楽しかったかな・・・55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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