すぐにプログラミングの意欲が湧く訳でも無く、しばらくは重箱の隅をつつくような検討が続くと思います。いわゆる寝かせる、ということ。細かな問題点が出尽くしたと思って、何らかのきっかけがあればいつでも開始です。
本日は普通の勤務日で、昼休みの職場近所の量販店の雰囲気も特に変わらず。海外からの観光客の姿は1年前比で増えている感じがします。PS5もPS4もPS-VR2も普通に売られていました。ゲーコーナーは普通に人がいます。
最近、とある科学啓蒙雑誌と科学啓蒙書で解析学、つまり微積分の話題が出ていて、どちらにもε-δ論法が出ています。どうやらこの分野の金科玉条みたいで、これをもって厳密と称するみたいです。内容は多分、連続の定義の一つ、コーシー列の議論と同様と思います。
この初等的(?)な微積分の威力は甚大です。現在の産業界を支える柱の一つと言って良いと思います。数学者からは高校数学みたいだ、とやや引いた意見が出てくるようですが、それだけに原理に近くて、肝心なのは技術分野でものすごく有用なことです。身の回りの工業製品を見れば、その威力が実感できるはずです。
無限という時、無限大が強調されがちですが、微積分では無限小の方が主題となります。本当に無限小で、いくら累積しても有限には成りません。もう一つの解析学の功績としては、計量の考え方があると思います。これによって、単なる点が少し広がって長さや面積を獲得します。こちらは軽く触れられているだけのような気がしました。
そう、いつもの私のフィーリング理解によると、肝心なのはある点の近傍はその点と同じように振る舞って欲しい、という期待というか願望というか要請というか。
現実は厳しくて、バタフライ効果とかカオスとかになっています。パイこね変換は数学の言葉だと思います。これによると、(力学的?)操作をすると近傍は指数関数的に離れて行き、逆に全く関係なさそうな遠方が指数関数的に近づいてきます。激しい混合と言って良いでしょう。指数関数なので、サイコロほどの大きさの物があっという間にプランク長の小ささや宇宙の地平線の大きさに達してしまいます。
こうした話題は都合が悪いのか、数十年前には話題になっていたのに、現在の解析学の話題ではちっとも触れられなくなりました。少しはこうした事情は言っておいた方が良いと私は思います。