まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

1304. サイン・コサイン・タンジェント

2015年08月28日 | 日記
 とある日本の知事が、サイン・コサイン・タンジェントより社会の事象(って何? 筆者註)や草や花の名前を覚えた方が良い、と言って新聞記事に。記事では主に男女格差に関する意見で、問題がさらにややこしいことに。ここでは性別に触れる気はありません。
 ところで、芸能はどう思ってらっしゃるのかな?。音楽とか絵画とか、なぜ学校でやるのかな。どんな意見が出て来るのか、ちょっと興味があります。

 sin、cos、tanは三角関数ですから、数値の対応のこと。学校では角度と長さの換算の関数として、最初に紹介されるはずです。つまり、たとえば72度の角度が欲しい時、三角関数表があれば(目盛りのある)定規でその角度が作れる、ということ。日曜大工とか模型の工作などで、知っていれば役立ちます。分度器より格段に精度の良い仕上がりとなります。
 今では表計算ソフトの関数に入っていますし、関数電卓はもれなく三角関数が付いてきて1000円程度で手に入ります。でも、計算機がなかった時代は、三角関数表は国家の威信をかけて作られたものでした。なんでそうなるのか、興味のある方は「階差機関」でググれば分かります。数学って、案外どろどろとした歴史を持ちます。

 で、対する草や花の名前も極めて大切。毒草や毒キノコを識別する唯一で最も強力な手段が、種名を当てること。あたりまえじゃん、と言う前に、よく考えてください、これがいかに特別なことか。豚は豚、猿は猿、当然ですよね…、で、なぜ我々に識別できるのか。なぜ、自信を持って指摘できるのか。
 私は生物学に関連する仕事をしていますから、観察と分類の大切さはあるていど知っていると思っています。とある工学の先生が、解剖学で骨の突起にまで名前が付いていて、それを関係者がほぼ例外なく覚えているのにあきれていましたけど、まさか、機械のネジの位置や長さに意味がないとは言わせません。機能的にも意味がありますし、分類に役立ちます。
 どういうわけか、日本では博物学の位置づけが見過ごされがちと思います。図鑑の独特の絵は、訓練しないと描けないそうです。これをやっておかないと珍妙な絵を描くことになります。

 演技だって、同じじゃないかなー、と私は思いますけど、皆様の賛同が得られますでしょうか。

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