毎度蘊蓄風になってしまうのはご容赦を。
とあるサイトでフロッピーディスクの写真を見ました。8インチと5インチと3.5インチと。今は昔の計算機の可搬型記憶媒体。
薄っぺらいカートリッジみたいな3.5インチフロッピーディスクは覚えておられる方が多いと思います。一世を風靡したMSXと呼ばれるゲーム指向の8ビット機の(後期の)標準媒体でした。その後のいわゆるノートパソコンでも普通に付いていました。
商用では初期のPC-9801の5インチフロッピーが有名でしょう。たしかPCの元祖であるIBM PCの初期の媒体。その後IBM PC系は3.5インチに移行。知らない方多数でしょうけど、初期には窓を手動で開けるシステムで、競合規格に3インチディスクというのがありました。
フロッピーはぺらぺらの意味で、5インチまではその通りの感じ。実は8インチの前があって、IBMは音声記録用の裸のソノシート(死語)のような磁気円盤を売っていたようです。つまり最初の規格では直接手で触っても平気。テープレコーダー(死語)と同様でアナログです。そういえばソニーが一時期アナログ記憶の専用フロッピー媒体のカメラを売っていたような(マビカ)。ちなみにレーザーディスク(LD)と呼ばれる初期の動画光ディスク(直径30cm)もアナログ。
8インチは私はIBMの中型機(プログラムは大型機と同じで比較的安価なもの、それでも個人ではとても買えない価格)で、スイッチON直後にマイクロプログラムというのを導入する装置として覚えています。その中型機、派手な長さのバスみたいなのがあって、よく動作するものと感嘆したことを覚えています。もちろん量産型ですから当時の米国の技術はずば抜けていた、ということ。外部記憶装置に一昔前の映画で良く見られる磁気テープ装置があって、知っている人は知っている大型機の画面(IBM 3270系)があって。今のホームページと若干似ています。技術者がCOBOLと呼ばれる計算機言語の画面を見て、あれやこれや議論していたのを思い出します。
今はゲーム機ですらハードディスクとインターネットの組み合わせ。外部記憶はSDカードかUSBメモリか。パッケージのゲームはBDまたは半導体のカートリッジ。雑誌に付くとしたらCD-ROMまたはDVD-ROM。フロッピーはいつの間にか消えてしまいました。
ちなみにアイマスは光ディスク時代から。PCのマルチメディア化の恩恵の一つでしょう。
日本ではDOS/Vが登場した直後にCD-ROMドライブとFM音源(サウンドブラスター)、少し遅れて普及型の3Dアクセラレーター(voodoo bansheeなど)。そして真打ちWindows 3.1。この時点で方向が決まったと思います。
最新の画像[もっと見る]
- 4145. 楕円関数、複素平面、上級編 1年前
- 4145. 楕円関数、複素平面、上級編 1年前
- 4145. 楕円関数、複素平面、上級編 1年前
- 4145. 楕円関数、複素平面、上級編 1年前
- 4145. 楕円関数、複素平面、上級編 1年前
- 4145. 楕円関数、複素平面、上級編 1年前
- 4136. 楕円関数、複素平面編 1年前
- 4136. 楕円関数、複素平面編 1年前
- 4136. 楕円関数、複素平面編 1年前
- 4120. 楕円関数、実数編、続き^4 1年前