本日はとある私的な用件で奈良旅行になってしまいました。京都からでは無く、大阪の南から奈良に入るルートです。以前は関西本線と呼ばれていましたが、今もかな。
40年以上も前の記憶で、当時はディーゼルカーでゆっくりと発進したのを思い出します。今のディーゼルカーはどうなっているのか、ものすごい加速なので、その感じとは違いました。今は普通に東海道線のような電車でした。
沿線が激変していて、延々と住宅街が続き、主要駅の周りにはホテルまで建っていましたから、要するに産業が来ている、ということ。
途中で王子駅から北に行き、ここは10年くらい前には2両編成だったのが、今はワンマンカーなのに4両編成です。左右には住宅街が増えていて、大型商業施設まであります。つまり人口が増えました。
単線なのに本数が多く、40年前は手動のポイント切り替えでタブレットと呼ばれる標識で運行を決めていましたが、いまはものすごい早さで切り替えていて、電子制御で無いととても運用は無理だと思います。
万葉歌に歌われた竜田川はその昔は夏には蛍がいっぱいで風情のある川でしたが、今はとても合理的になっています。多分、そうしないと災害に対応できないからでしょう。道路も広くなっていました。
再び、奈良方面に行くと、いやはや、すっかり大きな都会になっています。まだ京都みたいに高速道路が縦横無尽の感じは無いようですが、立体交差はあります。
日本の人口自体はそんなに増えていないでしょうから、都心のアパートなどから郊外に移ったのだと思います。住宅街を増やしてどうするのかなと思っていたら、ここではしっかり新たな都市として発展していました。