まったり アイマス2

アイドルマスター2 超ライトユーザーのプレイ日記

3156. 微積分の本

2020年09月03日 | 日記

 とある科学シリーズ新書の新刊に、微積分の啓蒙書があります。ふんふんと読んでみましたが、なんだか高校の参考書の感じでした。著者に見覚えがあると思ったら、過去に統計関係の啓蒙書でさんざんお世話になった方で、本年90歳みたいです。
 前半というか、大半が微積分の式の操作の話で、だから高校の感じがしたみたいです。あくまで私の感想では、この部分は英語の構文の授業に似ていて、知らないよりは知っている方が良いとは思うものの、実技の観点からはやや冗長と思います。構文にいきなり入るよりは、不定冠詞、定冠詞、冠詞無しでどのようにニュアンスが異なるだとか、現在分詞と動名詞はどこが違うとか、副詞の位置ははっきり決まっているのか、とかbyとwithはどう使い分けるのか、とか。

 最後の方で待望の微分方程式が出てきて、ちゃんと2階の微分方程式の話になったと思ったら、途切れてしまいました。ここは工学的にはとても重要な部分で、ところが、高校レベルの微積分では歯が立ちそうも無い、と正直に述べられていて、積分表に載っているような公式はほぼ匠の技だとか。ああ、やっぱり、と思うと同時に、ここは需要が大きいので、だったら現場ではどうするのだと。
 もちろん、実用的には計算機の出番です。数式で追いつかないので、実際に数値計算してみる、ということ。もちろん、著者は実技の方なので、その話も出ています。2階の微分方程式ですから、積分器を2機直列接続して、適当にフィードバックします。そう、これで不可思議にも振動解などが出てきます。アナログコンピュータの出力が印象的で、今なら、そうですね、表計算ソフトで逐次計算させてグラフ表示とか。
 それと今なら非線形のソリトン解とかの紹介も必要な気がします。

 それと、この年代の著者に私が求めるのなら、歴史的経緯です。現在の高校~大学初年度の数学教育は、この微積分と線形代数に集約されています。しかし、これは20世紀前半の大量生産時代、電子機器の時代に大量の技術者が必要とされたから、猫でも理解できるレベルの実用数学の整理が必要だったからだと、私は理解しています。
 現状の贅沢と言えるほどの科学・技術世界を見る限り、それは間違いではなかったです。しかし、ここで古典がすっ飛んでしまいました。古典とは何か。ニュートンも、オイラーも、ガウスも、多分ラマヌジャンも、いわゆる無限級数に注目していました。西洋数学の発展の一つは、ここにあると、私は思います。とにかく、その成果は膨大なのです。
 ちなみに、我が国の江戸時代初期の和算でも算木を使うと、直接の目的の連立方程式だけで無く、無限級数が扱えたので、一瞬ですが西洋数学に追いついたというか、一部は追い越したみたいです。その後は何だか難しい幾何学に向かった感じです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3155. スターライトステージ、5周年

2020年09月03日 | 日記

 スマホのリズムゲーム、シンデレラガールズ・スターライトステージが、本日9月3日に5周年だそうです。スマホアプリとして当時は画期的で、スマホでライトなポリゴンが流行したきっかけの一つだと思います。たしか途中で一回、ポリゴンの大改訂が行われたと聞いています。

 さすがに最初の2年ほどの熱狂は無くなりましたが、粘っています。現在も時々新機軸が投入されていて、飽きさせません。ガチャゲーなのはそのとおりで、のめり込むと大変そうです。大抵のPは、私も含めて、それなりに楽しんでいると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする