以下、私のやり方の続き。
楽曲に手を入れる前に、まずはボタン操作しないでオートカメラに任せてみます。
オートの撮影はとても良くできていて、下手にいじってもたいてい改悪になります。おそらく、舞台監督のようなスタッフが、このデフォルトのカメラ操作を仕込んでいるのでしょう。毎回同じではなく、近接時の方向とか特殊な遠景カメラとかはランダムに決まるので、再生するたびにわずかに感じが違って見えます。それでも、4~5回も見ればプロのカメラワークの組み立て方が分かると思います。
アイドルの面白い動きなどは、ほぼすべて的確に捉えていますが、まれに特徴的な所作を逃していることがあるので、振り付けをした人とは違うようです。また、なぜか、途中で一瞬、だれることがあります。そのような箇所は、S4Uを使うPの狙い目になります。
なお、オプションのオートアピールは外しておきます。オートアピールはすぐに分かるので、一瞬にして白けるからです。
その次に細部を子細に見る手もあると思いますが、私は他のプロデューサーのPVを10本くらい見ることにしています。うまいPになると、アイドルの一瞬の最高の表情などをばっちり捕らえていたりして、驚くことがあります。また、私などは、カメラの珍しい動き(ボタン操作では出てこないもの有り)が再現されるまで撮り直していて、これは他のPもやっているようで、とっておきのショットが見られたりします。
こうしたアクセントはやり過ぎるとどぎつい印象になって逆効果です。しかし、入れないとなんだか物足りない。狙い目としては、展開の直前、たとえば序盤の終わりあたりに来ると効果的です。
楽曲はたいてい序破急の構成になっています。私の場合、序の部分はたいていはオートに任せて、じっくりと状況説明する感じにします。それでも、我慢できなくて手動にしたり、思い出アピールを入れることはあります。
バーストアピールは最後に取っておくか、破の最後あたりにするかの選択が多いと思います。バーストアピールの前半はアイドルの大写しになり、後半はバーストアピール固有の動きで、最後に決めボーズが来ます。また、歌はずっと歌っています。うまく表情とかが同期すると良いのですが、実は、それよりも次の通常のシーンとの接続の方が大切です。
PVを見ているうちに、同じアイドルが同じ動きなのに、撮影のうまい下手があると気づくと思います。要因はいくつもあると思いますが、手軽にうまい、と思わせる方法は意外に簡単。思い出アピールやバーストアピールを放ったら、その直後のシーンとの接続に注目します。そこでぎこちなさや、だれる感じがしたら失敗です。元に戻って、アピール開始のタイミングを微調整です。時にはかなり微妙で、半拍、つまり八分音符のタイミングのずれを試すこともあります。オデの時のボタンを打つタイミングは一拍毎か2拍毎かなので、それより短い時間です。
やってみると分かりますが、私のようにアピール重視の場合は、一度で完成することは珍しく、何度も撮影します。普通は4~5回で良い絵が出てきますが、10回繰り返しはざらです。一回のステージはほぼ2分ですから、PV完成までに半時間はかかります。
しかし、様子を見ていると、これでもまだお手軽な方のようです。というのは、作り方で分かるでしょう。私のPVのアピールのタイミングは何種類かの使い回しです。それでも、異なるテーマを乗せることができます。これがアイマスの面白いところ。
とっておきのシーンを大切にするプロデューサーは、もっとずっと凝っている感じです。当然、量産はできません。私のペースですと、一日1本を上げるのは容易です。
まあ、実際にはやっつけになることもあります。常時体調が良いわけではありませんから。でも、それは本物のアイドルも同じ。そのときに、粘れるかどうかです。
クラシックの話題で恐縮ですが、有名な大作曲家でも、気軽な曲を書くことがあり、それはそれで軽くて良い感じで、しかも、他の人には作れないような作品になります。あまりにメロディーが良いので、短い小品なのに捨てがたい、といった感じ。
そんなことして、面白いの?、という方には、前々回の記事を思い出してください、と言っておきます。アイドルたちの活動には楽しみ以外に何か意味があるのか。私は大いにある、と思っています。
楽曲に手を入れる前に、まずはボタン操作しないでオートカメラに任せてみます。
オートの撮影はとても良くできていて、下手にいじってもたいてい改悪になります。おそらく、舞台監督のようなスタッフが、このデフォルトのカメラ操作を仕込んでいるのでしょう。毎回同じではなく、近接時の方向とか特殊な遠景カメラとかはランダムに決まるので、再生するたびにわずかに感じが違って見えます。それでも、4~5回も見ればプロのカメラワークの組み立て方が分かると思います。
アイドルの面白い動きなどは、ほぼすべて的確に捉えていますが、まれに特徴的な所作を逃していることがあるので、振り付けをした人とは違うようです。また、なぜか、途中で一瞬、だれることがあります。そのような箇所は、S4Uを使うPの狙い目になります。
なお、オプションのオートアピールは外しておきます。オートアピールはすぐに分かるので、一瞬にして白けるからです。
その次に細部を子細に見る手もあると思いますが、私は他のプロデューサーのPVを10本くらい見ることにしています。うまいPになると、アイドルの一瞬の最高の表情などをばっちり捕らえていたりして、驚くことがあります。また、私などは、カメラの珍しい動き(ボタン操作では出てこないもの有り)が再現されるまで撮り直していて、これは他のPもやっているようで、とっておきのショットが見られたりします。
こうしたアクセントはやり過ぎるとどぎつい印象になって逆効果です。しかし、入れないとなんだか物足りない。狙い目としては、展開の直前、たとえば序盤の終わりあたりに来ると効果的です。
楽曲はたいてい序破急の構成になっています。私の場合、序の部分はたいていはオートに任せて、じっくりと状況説明する感じにします。それでも、我慢できなくて手動にしたり、思い出アピールを入れることはあります。
バーストアピールは最後に取っておくか、破の最後あたりにするかの選択が多いと思います。バーストアピールの前半はアイドルの大写しになり、後半はバーストアピール固有の動きで、最後に決めボーズが来ます。また、歌はずっと歌っています。うまく表情とかが同期すると良いのですが、実は、それよりも次の通常のシーンとの接続の方が大切です。
PVを見ているうちに、同じアイドルが同じ動きなのに、撮影のうまい下手があると気づくと思います。要因はいくつもあると思いますが、手軽にうまい、と思わせる方法は意外に簡単。思い出アピールやバーストアピールを放ったら、その直後のシーンとの接続に注目します。そこでぎこちなさや、だれる感じがしたら失敗です。元に戻って、アピール開始のタイミングを微調整です。時にはかなり微妙で、半拍、つまり八分音符のタイミングのずれを試すこともあります。オデの時のボタンを打つタイミングは一拍毎か2拍毎かなので、それより短い時間です。
やってみると分かりますが、私のようにアピール重視の場合は、一度で完成することは珍しく、何度も撮影します。普通は4~5回で良い絵が出てきますが、10回繰り返しはざらです。一回のステージはほぼ2分ですから、PV完成までに半時間はかかります。
しかし、様子を見ていると、これでもまだお手軽な方のようです。というのは、作り方で分かるでしょう。私のPVのアピールのタイミングは何種類かの使い回しです。それでも、異なるテーマを乗せることができます。これがアイマスの面白いところ。
とっておきのシーンを大切にするプロデューサーは、もっとずっと凝っている感じです。当然、量産はできません。私のペースですと、一日1本を上げるのは容易です。
まあ、実際にはやっつけになることもあります。常時体調が良いわけではありませんから。でも、それは本物のアイドルも同じ。そのときに、粘れるかどうかです。
クラシックの話題で恐縮ですが、有名な大作曲家でも、気軽な曲を書くことがあり、それはそれで軽くて良い感じで、しかも、他の人には作れないような作品になります。あまりにメロディーが良いので、短い小品なのに捨てがたい、といった感じ。
そんなことして、面白いの?、という方には、前々回の記事を思い出してください、と言っておきます。アイドルたちの活動には楽しみ以外に何か意味があるのか。私は大いにある、と思っています。