透き通る月を見てゐる吾もまた蒼き地球の一粒の砂
今宵は満月?
冬の月は冴え冴えと透き通るほど美しい。
この歌はある時短歌が始めてあふれ出たとき詠った5首ほどのうちの一首。
最初の1月ほどは元々美しいイメージを持った言葉に頼ったロマンティック(幼い感傷的な)歌が浮かんできたのだった。
こういうのは表面的な歌になってしまって、本当の短歌でもない。
しかしそんな幼い古い歌をひっぱり出してしまいたくなるほど今宵の月は美しかった。
人は月を眺めて悠久の宇宙を思ったり、自分が地球上のちっぽけな存在なのだと思い切りロマンティックな気分にひたりたい時がたまにはあるものだ。