海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

月の歌2

2008-09-15 06:27:37 | 短歌
本当に初めて詠ったに近い歌で月の歌があったのを忘れていた。
お気に入りの歌だったのに。

 海峡の暗き波間に放たれてゆらり流れてゆく月の帯


函館に11月の初め旅行した。
函館山からの夜景に憧れていた。
早く登らないと混むというので、まだ薄暗い頃に登った。

海の反対側の山に夕日が沈むところだった。
それから夜の帳が降りてくるのを待っていると、函館の街の向こうの山から月が昇ってきた。
おりしも満月の夜だった。

津軽海峡にその月の光が映って一本の帯となって波間に揺れていた。
夜の海に映る月の帯なんてはじめて見た!
月も月の帯も黄色味を帯びていた。
ダイヤモンドのように輝く函館の街と月の帯・・素晴らしい景色だった。
一生忘れられない。


こちらも同時期の歌

透き通る月を見てゐる吾もまた蒼き地球の一粒の砂
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月の歌

2008-09-14 17:05:41 | 短歌
中秋の名月にちなんで月の歌を探したがあまり多くない。
月を詠うとロマンティックになりすぎたり、案外と難しいのだ。

11月17日に『月の砂漠』のイメージの連作を載せたが、それ以外は初期の作品で今見ると面映い。

でもいくつか載せてみよう。


 昨日見た夢の続きの青色の夜空に浮かぶシャガールの月

 夜ごとに人の哀しみ拾ひつつ青く光れり悠久の月
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今日は中秋の名月

2008-09-14 07:55:32 | 日記
しかし、本当は旧暦なら新暦の10月ごろのはず。
今はまだ暑くて秋の月を愛でるには早すぎる。

でもなんとなく花を飾りお団子を買いたくなる。

ススキは花のセットで買っても古くなっていいものがない。今年は去年見つけた場所へススキを刈りに・
空き地の外側の部分なのでとっても構わないだろう。

リンドウ菊などは買ってきた。
丸い重ねた月見団子も買ってきた。
関西ではお月見団子といえば小芋型のものに胴の部分だけ餡の衣を着ているものが主流。
しかし重ねた団子もいかにもお月見らしい。
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日の岬

2008-09-10 08:02:50 | 日記
昨日和歌山県御坊の日の岬に行ってきた。
初めての所。

日の岬の少し手前にアメリカ村がある。
ここは戦前カナダに移民に人が多く、その人たちは出稼ぎを終えて帰ってきて、西洋風のライフスタイルを取っていて英語が飛び交ったり、戦前では特異な村だった。
それで他の地域からはアメリカ村と呼ばれていた。

日の岬はスケールの大きい岬だった。
最後はつづれ折りの道路を登っていく。
白い灯台のところへ行くと地球が丸いとわかるというキャッチフレーズ通りだった。
紀州の海は九十九里浜の広大さとはまた違った感じ。
雄大な。

済んだ秋空にベールのような雲、飛行機雲が1本長い線を引いて伸びていった。
海燕だろうか、岬の辺りの海にだけ群れをなして乱舞していた。
岬にはトンボの群れ。

ここで食事の予定が・・・国民宿舎の食堂も休み、ほかにある店も休み。。
2時までいる予定をバス1本早めて帰ることにした。
その前に国民宿舎で宿泊客でなくても大浴場に入れたのでちょっと入浴。
赤穂に行くかもしれないとバスタオルを持って行ったのが役に立った。

岬に行くのを昨日躊躇していたのは余り人が少なくては怖いということだった。
幸い同じバスに私と、60代夫婦1組が乗っていた。
ほかに車まで来た老夫婦1組。
その人たちと一緒に灯台へ行った。

駅前でご飯を食べようと思ったら1台早い特急列車の都合ですぐ乗らなければいけなかったので、おにぎりを買って車内で食べたのが昼食だった。

このところ義父母のことで神経を使っているので歌が出来なくて困っていた。
旅に出るともろもろのことから開放される。
車中で歌が数首できた、家に帰っても岬の歌が出来た。

これでスランプが脱せられたら嬉しい、
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秋明菊

2008-09-06 20:40:04 | 短歌
昨日ピンクの一重の秋明菊の苗を買った。
去年は白の一重、ピンクの一重、ピンクの八重と3つ苗を買って植えつけたが白しか育たなかった。

半日陰がいいといってもローズマリーの陰になってしまい、余り日が当たらない場所だったので駄目だったらしい。
ローズマリーから一番遠い白だけが生き残ったようだ。


今日に昨日買った苗を植えつけようとして秋明菊のそばに仮置きしていて今朝見つけました!
白の花が咲いている

結局今年の苗は日当たりが多少ある和室から見える庭に植えた。
ここは秋の花を集めてある。
おみなえし、紫式部の隣に植えた。

白萩も花が咲き始めているのも発見!

そろそろ秋だ
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青き蜻蛉(とんぼう)

2008-09-04 17:56:18 | 短歌
 ちさきものちさき世界に遊びたり梅花藻の上に青き蜻蛉


梅花藻の記事の時にもこの歌を載せた。
昨日友人とまた醒ヶ井に行ってきた。
新幹線も止まったすごい雨の翌日で、ひんやりしっとりとした空気が漂っていて、前行った時とはまた違う風情。

友人は初めてだったので梅花藻と一分もつけていられない冷たい美しい水とそしてこの青い蜻蛉を見せたかった。
メインの川ではなくが発見した穴場に行くと、1匹だけこの蜻蛉がいた!
そのときはなんと言う名前の蜻蛉かわからなかった。

小さい蜻蛉で胴体はとても細く青のネオンのような色、羽根は濃い群青色だった。
検索して多分ハグロトンボかと。
写真では羽根が見たものより黒っぽく、完全な自信がないが胴体の色はそっくり。

どちらにしてもカワトンボの一種であることは間違いない。
流れのゆるやかな水生植物を好んで停まり、産卵は川の中にする、梅花藻が卵のゆりかごとなるのだろう。


この歌の通り私が1年前行った時は青い蜻蛉が小さい梅花藻の花の上に停まっていた。
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