海に吹く風

海の大好きな私
ここで皆さんとお話しましょう

日々思うこと、短歌についても書いていきます

月の歌2

2008-09-15 06:27:37 | 短歌
本当に初めて詠ったに近い歌で月の歌があったのを忘れていた。
お気に入りの歌だったのに。

 海峡の暗き波間に放たれてゆらり流れてゆく月の帯


函館に11月の初め旅行した。
函館山からの夜景に憧れていた。
早く登らないと混むというので、まだ薄暗い頃に登った。

海の反対側の山に夕日が沈むところだった。
それから夜の帳が降りてくるのを待っていると、函館の街の向こうの山から月が昇ってきた。
おりしも満月の夜だった。

津軽海峡にその月の光が映って一本の帯となって波間に揺れていた。
夜の海に映る月の帯なんてはじめて見た!
月も月の帯も黄色味を帯びていた。
ダイヤモンドのように輝く函館の街と月の帯・・素晴らしい景色だった。
一生忘れられない。


こちらも同時期の歌

透き通る月を見てゐる吾もまた蒼き地球の一粒の砂
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2 コメント

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月の帯 (雪香)
2008-09-15 12:26:50
なまめかしいお歌。

きれいな女人が、するすると帯を解いて脱ぎすべしてゆくような、それが光のようにも波のようにも思えます。

この季節、やはり月あかりを詠う作品、増えますね、みなさん。
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確かに (沙羅)
2008-09-15 16:44:33
なまめかしいイメージもありますね。
脱いだ帯が私の前まですべってきて。

暗い海に月の帯のあるあたりだけが波の形が見えました。

地元の人に聞いたのですが、こういう景色が見えるのは年に何回もないそうです。
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