日に日に陽ざしが強くなり、いよいよ春本番の様相となってきた。桜前線に限らず、これからの新緑の季節は、どこか宛もなく出掛けたくなるものだ。今年は何十年か振りに行ってみたい路線がいくつかある。もちろん人の動くGWは避けたいところだが、ある程度時間的余裕も必要になり、いつ実行に移せるのかチャンスを伺っているのである。一方で、現在花粉もピークを迎え、かつ感染症も気にかかる状況の中で、いかに毎日を快適に過ごすかという日常にも頭を抱えている。平穏な日々を送れるのはいったい何時になるのだろうか。
タブレット現役時代の八高線。いよいよそのシステムの廃止が迫り、鉄道ファンによる団体列車が走ったことがある。旧客使用という事だけで、もの好きなアントンKも当時出向いていた。イベント列車だからか、今でも何かと登場のDD51 842号機が当てられ、特別感に拍車がかかる。うららかな春の野山にデーデーのエンジン音が響き渡り、目の前を通過していく。あれから30年余り、平成の御召列車の大役を何度も熟し、未だ現役機であるDD51 842号機。そう思うと凄い機関車だと改めて考えさせられる。
1994-04-17 9235 DD51 842 旧客4両 JR東日本/八高線:竹沢にて