アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

115系電車はいつもそばに・・

2020-05-07 16:00:00 | 国鉄時代(カラー)

近郊型電車と区分される新型車両は、現在あるのだろうか。首都圏を走る電車は、E231・E233・E235系といった具合に、通勤型とともにどれも同じ形式で統一されてしまった。細かく言えば、番台区分がされているのだろうが、アントンKには識別の色以外みんな同じに見えてしまう。これまた昔の電車を思うと、刺激が無く詰まらなく思えてしまうのだ。

好き嫌いでいうのなら、国鉄電車では晩年まで人気があった583系、そして急行型の165系が今でもお気に入りの電車。そして最も乗車して思い入れがあった電車は、115系電車かもしれない。幼少期に最も身近な国鉄路線が中央線だったためか、スカ色の115系電車が気になり出し、70系とともにクロスシート設備のある車両に憧れた。後に鉄道撮影時に気軽に乗車した近郊型電車だったが、JRとなり今やその区分自体曖昧になったしまったようで心寂しく思える。もっとも急行列車そのものが消滅している現代だから、鉄道そのものが変わってしまったことを受け入れるしかないのだ。詰まらなくなったものだ。

115系電車と言えば、アントンKにとって掲載写真のような編成を真っ先に思い出してしまう。大きな前照灯の非冷房車の編成。電動ユニットのクロスシートを陣取って窓を一番高く開けて、威勢よく出かけた日々の数々が未だに染みついている。マイナーチェンジした300番台や耐寒耐雪強化された1000番台にも当時憧れを抱いたものの、やはり初期車を好んで乗っていたことを思い出す。

夜行列車待ちの南浦和、合間に負けじと飛ばしてくる115系電車。アントンKには、今でもこんなイメージが残っている。

1986-05-17   524M     115系電車    東北本線:南浦和付近