アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

ある日の鉄道風景~大宮駅2

2020-05-06 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

前記事の続き、大宮駅でのスナップを懲りずに掲載。

まだ身体半分以上模型鉄だったアントンKも、車両にカメラを向けるという行為が面白くなり、楽しかった思い出が多いが、ちょうどこの頃、録り鉄(録音)にも目覚め、走行音や駅構内の放送などをよく録音していた。上野駅地上ホームや大宮駅には何度も足を運び録音を楽しんだもの。特に大宮駅8番線・9番線ホームにおける午前中の発着の列車の構内放送が好きで、何度も録り直した経験がある。現在のようなほとんど全てが電子音で作られた放送ではなく、真逆のアナログ式の放送で、発車合図はブザーだし、けたたましい切迫感が緊張をそそるのだ。そして何とも流暢な言い回しの列車案内は、誇らしく聞き惚れてしまっていた。もちろんこれは、ある特定の職員さんによる放送だろうが、当時はこの特徴ある放送に興味が沸きマイクを持ったというわけだ。今でもそのカセットテープは大切にしているが、ある意味その時撮影した写真よりも、こういった音声の方が時がリアルに蘇り目頭が熱くなってしまうのだ。その後、ホームビデオが開発され、音に映像が伴うようになったが、あえて映像など無い方が、脳裏の中での美しい映像が再現されるようで好ましく思える。

9番線に東北特急485系電車が停車している脇を、EF58が入替作業をしているシーン。記録には回2541ㇾと記載してあるが本当か。今となっては知る由もない。この後、右に写っている川越線のキハ35に乗って大宮を後にしたことは間違いない。

1978-09-20 回2541ㇾ  EF5872          東北本線:大宮駅