アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

東北の立役者ED75

2020-05-15 17:00:00 | 国鉄時代(カラー)

古い画像を見直して、自分の好みの範囲だが優劣を区分けしデータ化して整理する。この単一作業を長年に渡って繰り返している。この拙いブログもその作業を進めるための口実として存続しているものだ。撮影を完全にデジタル化して早15年。それまでのフィルム時代はざっと30年となる。さすがにこれだけの時間が経過すると、画像を見ても思い出せないものも多くあり、少しばかり歯痒い思いになるが、デジタル化をきっかけに再び認知される画像も発掘出来て、気分は良く楽しい作業に感じている。

ED75の魅力を初めて感じた時の東北旅行から1枚。夜行列車で岩手県北福岡まで移動、徒歩で撮影ポイントまでひたすら歩く。当時は、朝駅に到着してから撮影地までの移動時にも、列車本数が現在の比ではなく、次から次へやってきて忙しい。もちろん583系や485系も姿を見せるが、何といってもED75の存在感は凄かった。「ゆうづる」「十和田」「八甲田」などの優等列車はもちろん、ローカル列車や特急貨、解結貨など全てナナゴの独断場であり圧倒されたものだ。ブルトレ「ゆうづる」も、この時代はヘッドマークが無かったが、583系と合わせて7往復走っていた時代であり、ナナゴの全盛期だったことを思い知らされる。

掲載写真は、常磐線経由で北を目指す急行「十和田3号」青森行き。水戸から直通の初期型ナナゴがやってきて嬉しかった想いが蘇ってくる。

1978-08-21  203ㇾ  ED7524     十和田3号   東北本線:一戸-北福岡